「彼が自分に飽きて離れていくかもしれない」漠然とした、しかしどうすることも出来ない不安から、整形手術をして新しい顔を手に入れる女性。そうとは知らずに整形した彼女を愛するようになる男性。
原題は「時間」
(原題もいいが、絶対の愛という邦題も凄くいい邦題だと思う。)
時間は残酷なものだ。絶対に変わらないものなどなく、いつまでも愛すると思った心も、いつの間にか消えてしまったりする。又愛は残っても、愛の形が狂おしいものから、落ち着いたものに変わっていったりするのだ。それは努力ではどうすることも出来ない。努力することで人は満足しようとするが、努力は努力でしかない。時間が流れれば人は変わる。その事実は変えることが出来ないのだ。
マスクをかけ、お面をかぶった姿は奇異だ。しかし本当は見えるものが奇異なのではなく、絶対の愛を追いかけようとする人の心が一番奇異なのかもしれない。喫茶店でお面をかぶった姿は、哀れであり、おかしくもあり、そしてその真剣さに胸が詰まる。
キム・ギドク
彼の作品はいつも時間をかけないで、撮影されるだという。
撮影にかけた時間と作品の面白さとはなんの関係もないということがよくわかる。
↓台詞が殆どないうつせみと比べると、この映画は饒舌と言ってもいいかもしれない。けれどいくら顔を変えてみても、いくら愛について語ってみても、絶対の愛などどこにもないのだ。
原題は「時間」
(原題もいいが、絶対の愛という邦題も凄くいい邦題だと思う。)
時間は残酷なものだ。絶対に変わらないものなどなく、いつまでも愛すると思った心も、いつの間にか消えてしまったりする。又愛は残っても、愛の形が狂おしいものから、落ち着いたものに変わっていったりするのだ。それは努力ではどうすることも出来ない。努力することで人は満足しようとするが、努力は努力でしかない。時間が流れれば人は変わる。その事実は変えることが出来ないのだ。
マスクをかけ、お面をかぶった姿は奇異だ。しかし本当は見えるものが奇異なのではなく、絶対の愛を追いかけようとする人の心が一番奇異なのかもしれない。喫茶店でお面をかぶった姿は、哀れであり、おかしくもあり、そしてその真剣さに胸が詰まる。
キム・ギドク
彼の作品はいつも時間をかけないで、撮影されるだという。
撮影にかけた時間と作品の面白さとはなんの関係もないということがよくわかる。
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