死んでしまった女性を助けようとする一人の捜査官。
よく時間は繋がっているというが、この映画では4日前と現在が平行して流れ、そして交錯するのだ。
捜査官が助けようとする女性を演じるポーラ・パットン。女性を助けようと4日前の映像を見続ける捜査官が段々と彼女に親近感を感じる様子が非常に分かりやすく伝わってくる。見ていると自然に二人の出会いを期待し、二人を応援したい気持ちになっていくのだ。そんな気持ちになると、4日前という時間を離れた場所で体験するストーリーにも違和感を感じなくなっている。
アクションシーンが満載の映画でありながら、何故かラブストーリーを見たかのような気持ちになる。それに物足りなさを感じる人もいれば、逆にそこを面白いと感じる人もいるだろう。その辺りの匙加減がプロデューサー@ジェリー・ブラッカイマーの腕の見せ所か。
ニューオーリンズの街が舞台になっているせいだろうか。爆破シーンや炎上シーンが多くとも、ちょっとクラシックな雰囲気も感じたり出来る。それもこの映画の面白いところか。
私はデンゼル・ワシントンのファンなので、かなり面白く見る。
復元装置はどうかと思うが、衛星をつかった監視映像は「ありそうだな」と思わせるものあり。アクションとラブストーリーでうっかりしてしまったが、冷静に考えるとこのシステムの存在が一番怖かったりする。
ジェリー・ブラッカイマーとデンゼル・ワシントンのコンビというと、やはりクリムゾン・タイドが一番有名か。