私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

大望

2007-03-15 22:56:27 | 韓国ドラマ・映画
血の繋がらない親子でありながら、父の教えをすべて吸収して父の分身として育ち、世の中の損得を瞬時に判断し、使えるものはなんでも使って世の中を渡っていこうとする兄。
血の繋がった息子でありながら、損得でなく、自分が大事と思うものを信じて世の中を生きていこうとする父親とは違った道を選択する弟。
兄弟の葛藤を軸に、語られる歴史ドラマ。

商人の世界で生き抜こうとする兄弟の父。武術の道に生きる弟の恩人、兄が恩師と慕う中国人の男性。更には一人の女性をめぐる兄弟の葛藤。

脇役たちも豪華だ。弟を愛する男装の麗人をソン・イェジン、王位継承者をチョ・ヒョンジェ、そして弟の命の恩人をチョ・インソンが演じているのだが、26話という長めのストーリーのため、それぞれキチンと見せ場があるので、見逃せない感じだ。
(特にチョ・ヒョンジェ これが出世作への足がかりになるのもうなづける適役だ。)

主人公のチャン・ヒョクも適役だが、なんと言っても敵役の兄を演じるハン・ジェソクがいい。地獄に落ちろ!といいたくなる展開がずっと続くにも関わらず、なぜか彼の行動からも目が離せない。彼がなぜそんな風にしか生きられなかったのかを、ぐいぐい押す感じで演じているせいだろう。
物語がだれそうになると出てくるワイヤーアクション満載のシーンも、なかなか楽しめた。
ドラマの結末はやや歯切れが悪い感じもするが、全体的には苦手な歴史物のわりには面白く鑑賞。


大望 DVD-BOX 1

レントラックジャパン

このアイテムの詳細を見る