リムジンの配車会社を経営しようとしていたアイルランド出身の夫は、あっという間に病気で亡くなってしまった。
そして残された妻のもとに届く亡くなった夫からの手紙。
自分の30歳の誕生日も一緒に迎えらず、一人残された妻の悲しみはどんどん見ている方に伝わってくる。
更に彼女の周りの人々の「早く元気になって。現実を見つめて。」という気持ちもよく分かる。
母親の厳しい言葉に、「現実的なことばかり言わないで、たまには気休めも言って」と涙する妻の気持ちも分かる。時間が経てば少しずつ悲しみは癒されると分かってはいても、それでも一日一日を過ごす辛い気持ちが変わることはないのだ。
映画として面白いのは、あっという間に亡くなってしまった夫のエピソードが少しずつ語られ、亡くなってしまった夫がどんな人だったのか、少しずつ分かっていることだ。
少しずつ立ち直らなければならない彼女の気持ちと、だんだんと分かっている亡くなった夫の人柄。
前に進む時間と、過去へ遡る時間が平行して語られる。こんな風に時間が交錯することは小説でもあることだろうけれど、二人が出会ったアイルランドの景色がスクリーンに広がった瞬間、二人が出会った経緯を色々と言葉で語るよりも何倍も説得力があるような気がした。こういう所は映画としての特徴を最大限活かしたところだと思う。
亡くなってしまった夫は、とっても素敵な男性だった。
二人が出会ったアイルランドも、風が強そうなのが気になったが素朴な場所として心に残る。
秋の昼下がりに似合う映画だった。
そして残された妻のもとに届く亡くなった夫からの手紙。
自分の30歳の誕生日も一緒に迎えらず、一人残された妻の悲しみはどんどん見ている方に伝わってくる。
更に彼女の周りの人々の「早く元気になって。現実を見つめて。」という気持ちもよく分かる。
母親の厳しい言葉に、「現実的なことばかり言わないで、たまには気休めも言って」と涙する妻の気持ちも分かる。時間が経てば少しずつ悲しみは癒されると分かってはいても、それでも一日一日を過ごす辛い気持ちが変わることはないのだ。
映画として面白いのは、あっという間に亡くなってしまった夫のエピソードが少しずつ語られ、亡くなってしまった夫がどんな人だったのか、少しずつ分かっていることだ。
少しずつ立ち直らなければならない彼女の気持ちと、だんだんと分かっている亡くなった夫の人柄。
前に進む時間と、過去へ遡る時間が平行して語られる。こんな風に時間が交錯することは小説でもあることだろうけれど、二人が出会ったアイルランドの景色がスクリーンに広がった瞬間、二人が出会った経緯を色々と言葉で語るよりも何倍も説得力があるような気がした。こういう所は映画としての特徴を最大限活かしたところだと思う。
亡くなってしまった夫は、とっても素敵な男性だった。
二人が出会ったアイルランドも、風が強そうなのが気になったが素朴な場所として心に残る。
秋の昼下がりに似合う映画だった。
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