私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~

2014-09-15 20:04:43 | 映画鑑賞
1990年代の中国。恋人を追って大学に入学した女子大生は、彼が自分に何も告げずに留学してしまっていたことに深く傷つく。しかし4人一緒の相部屋であっても大学生活は刺激も多い。男子学生とも仲良くなり大学生活を楽しむ彼女にも若者らしい新しい恋がやって来る。
「とにかく好きなの」と自分の気持ちを押し付ける彼女の様子に最初は驚く。相手の気持ちをおもんばかるということなどないのだ。
とにかく遠慮などしていたら、多くの学生の中に埋もれてしまう。何かを言いたければ、とにかく声を大にして前に前に出ていかなければならないのだ。
その様子にとにかく驚くが、話が進むうちに違うところばかり取り上げて「分からない」と言っていても仕方のない事に気づく。

1990年当時の中国の大学生がどんな思いで勉強していたのか。なんとなく1990年代の高揚感と一緒に、作り手側にもあの当時をとても懐かしむ思いがあることは分かるが、私にはその懐かしさは分からないもの。
ただ、若いときを懐かしく思う気持ちは私にもある。
とにかく遠慮などなく、ただただ自分の気持ちを相手にぶつけるだけの彼女にも、その若い時代を懐かしむ時がやってくるのだ。

その時の思いは、時代も国も関係なく、誰にでも訪れる思いなのだろう。

それは伝わってきた。


王菲-致青春(《致我??将逝去的青春》主?曲)官方正式MV

巣鴨散策・・・・

2014-09-15 19:34:04 | なんということはない日常
父は3年前の秋に道で転倒し骨折したことがきっかけでどんどん具合が悪くなり、昨年の6月に亡くなったのだが、そんな父は転んでしまう前、何度も何度も「巣鴨に行こう。とげぬき地蔵に行こう。」と言っていた。
「美味しいカレーうどんがあるんだよ。それを食べさせてあげたいんだ。」といい、思いつくといつもその話をするようになっていた。
朝突然「今日は会社を休めないかな?天気がいいから一緒に巣鴨に行きたいんだ。」という日もあった。
今思えば、一日位会社を休んで一緒に行けばよかったと思う。
たとえ突然でも1日位はなんとかなったはずだった。でもそうしてあげることは出来なかった。

平日は仕事が中心になるのでどうしても週末はたまった家事を片づけることになる。
土曜日か日曜日のうちの一日潰して父と出かけるとなると、どうしても疲れるな~などと思ってしまい、ついつい「今度三連休の時にね・・・」先延ばしにしていた。
実際3年前の9月は敬老の日と秋分の日がそれぞれ週末を挟んで三連休になっており、父と一緒に出掛けるにはちょうどいいというカレンダーになっていたのだ。
ただ、翌週に二つの三連休を控えたある日、父は道で転び近所の救急病院に担ぎ込まれた。
父と一緒に巣鴨に行くことは叶わなかった。

病院で寂しかったのだろう。巣鴨にこっそり出かけたのだが、それを皆にとがめられて迎えに来られて大騒ぎになるという夢をよく見ていたようだった。
「巣鴨にこっそり言ったんだけれど、皆は巣鴨になんか行っていないって信じてくれない。」と悲しそうに教えてくれるので、そのたびに「私が迎えにいったから帰ってこれたんだよね。二人で一緒に帰ってきたから大丈夫。」というと、本当にうれしそうにしていた。

「今日はカレーうどんを食べなかったから、今度は一緒に食べよう」ともよく言っていた。

巣鴨に行くといってから3年も経ってしまったが、昨日初めて巣鴨のとげぬき地蔵を見てきた。

昨日は天気もよく、元気そうなおばあちゃんたちがたくさんいた。









取りあえず昨日はお団子だけを食べて帰ってきた。

父が一緒に食べたがったカレーうどんはまた今度行った時にしようと思う。




とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (講談社文庫)
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