私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

愛の不時着 第5,6話

2019-12-30 20:47:15 | 愛の不時着 韓国ドラマ

夜の市場で婦人会メンバーを見失ったソリを探すためにアロマキャンドルを掲げるジョンヒョクの事を、彼女がなかなかの駆け引き上手と誤解するのも良く分かる。婚約者はロシアにいるから大丈夫と言いながらも彼女が彼の家の前に立っているのだから尚更だ。ジョンヒョクが借りた叔父の車を取りに来たという婚約者を平壌まで送り届けることになるジョンヒョク。(婚約して7年の彼女との仲はなんとも微妙なもの・・・少なくともジョンヒョクは愛情の欠片もない)

本物の婚約者が出現したことで婦人会メンバーは色めき立つ。一瞬にして浮気者の男性の被害者となったセリ。彼女としては彼の評判が落ちてしまって自分が帰れなくなることは困ること。彼女たちには通じないロミオとジュリエットの話を引用しつつ親に理解されない悲恋話と突然作り、婦人会メンバーの同情を買うことになり、一気に彼女たちの仲間になってしまう。

平壌に戻った際に両親を訪ね、父親の地位を生かしてセリを国際スポーツチームの補欠要員として海外に行けるようにと交渉してきたジョンヒョク。渡航先のヨーロッパで行方不明となり、帰国するという算段なのだが、セリの心配通りジョンヒョクへの影響は必至だ。それを隠し彼女が帰国できるようにするジョンヒョク。

ジョンヒョクを敵対視するチョは特殊要員ではないセリの身許を探るためにジョンヒョク部隊のメンバーを呼び出すも、彼の部隊の結束は厚い。翌週の渡航に合わせて平壌へパスポート用の写真を撮りに向かうことになるジョンヒョクとセリ。(事故死したジョンヒョクの兄の時計は、どうやら盗聴部員の手によって質屋に預け入れられていることが分かる。時計の存在をジョンヒョクに語るセリだが、彼女のおしゃべりに付き合いきれないジョンヒョクは残念な事にそれをスルー・・・兄の事故の秘密を知るまでにはもう少し時間がかかりそうだ・・・)

どうやらパスポート写真は国家指定の写真館で撮影するという規定がある様子。列車に乗り平壌へ移動するのは一大イベントのようで、車内販売は販売員の生歌付きで、さらには途中の野原で10時間以上の一時停車だ。暖房の無い列車で一晩明かすより、外に出て火を囲んで一晩過ごした方が温かいといういつの時代の話かというような大掛かりな移動なのだ。

そんな思いをして到着した平壌のホテルで、横領の罪で北に逃げてきたスンジュンと再会するセリ。セリの兄のお金をだまし取った罪で追われるスンジュン。南の犯罪者を匿うことをビジネスにしている北のシステムに乗っかって北までやって来たスンジュンだが、そんな彼を探し出そうと躍起のセリの兄は、彼が出した金の10倍を出す事で彼を見つけ出そうとするのだ。やろうと思えば完璧な北訛りの言葉を話せる根っからの詐欺師体質であるスンジュンがその計画に気づかないはずはない。

10倍のお金を出してスンジュンを見つけ出そうとしたのは、セリの兄。セリの異母兄弟たちは、彼女をお払い箱にするためにセリとスンジュンを結婚させ韓国から追い出そうとし、スンジュンはそんなセリの兄のお金を持ち出して姿をくらましたのだ。セリの兄がセリの様子をはっきり口にしない事を訝しがるスンジュンは、セリとの会話を携帯電話で兄にこっそりと聞かせ、セリが生きている事を信じさせるのだが、セリを快く思わない兄と彼の妻は、当然彼女が帰国することを望まないのだ。

スンジュンが自分と一緒にセリを匿ってほしいとチョに依頼したことから、チョの中でジョンヒョクの謎の行動の数々が繋がってしまうのだ。

セリを飛行機に乗せる日時は盗聴の内容から簡単に割り出せる。

何も知らないセリは最後の時間をジョンヒョク部隊のメンバーと川岸で過ごし、翌日彼の部下に送られて飛行場に向かうのだが、そんな車を追跡するのはチョの部下だ。何もない一本道でのカーチェイスで絶体絶命かと思いきや、そこに現れたのは、武器を準備しバイクに乗って様子をうかがっていたジョンヒョクだ。エリート軍人ジョンヒョクだが、相手も本気だ。やっぱり絶体絶命の場面がやってくる。

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ジョンヒョク部隊のメンバーとセリとのやり取り。真面目なジョンヒョクとのやり取りとはまた違った面白さだ。

追記:

ジョンヒョク部隊のメンバーが思い出作りに向かった川岸は、忠清北道の忠州市のピネ島で撮影されたとの事。ピネ島と検索すると、キャンプをする沢山の人の写真や動画がアップされている。秋のススキが綺麗なその場所は、韓国でも人気のレジャースポットなのだろう。南漢江のそばには仰城炭酸温泉(앙성탄산온천)などの温泉施設も沢山あるらしい・・・