私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

イカゲーム 第5話

2021-10-14 21:41:48 | イカゲーム 韓国ドラマ

あの老人の知識、サンウの判断力、そして先頭に立ったギフンらの活躍により、パワーでは劣るものの無事に勝ち抜く事が出来た10人。しかし、あのヤクザを長に据えた10人も勝ち残っているのだ。消灯後の乱闘が危険な事には変わりない。いざという時のためにバリケードを築くギフン達をあざ笑うヤクザだが「一番強いお前がやられる」とギフンに指摘され、急にトーンダウンだ。百戦錬磨のヤクザのはずなのに、ギフンに諭されるとは・・・

交代で寝ずの番をすることにするギフン達だが、同じ頃、臓器売買の手伝いをする替わりにゲームの内容を教えて貰っていた医師は、スタッフからせかされていくつもの遺体から臓器を取り出す作業に追われているのだ。臓器を取り出すスタッフ、秘密の作業を隠蔽するスタッフ、そして取り出した臓器を島にやってくる船に売り渡すスタッフ。奇妙な連携プレーだ。

しかし、もともと常軌を逸した連携プレーなのだ。プレーが破綻するのも一瞬だ。

医師は寝る間も惜しんで臓器を取り出したにも関わらず、ゲームの内容を教えて貰えない事に腹をたて、スタッフにナイフを向ける。サバイバルゲームをし、臓器を取り出し、そして何も見返りがない・・・暴走する医師を止める手立てはない。そしてとうとう悪だくみは、一人違ったマスクを被ったリーダーの知るところとなる。当然関係者に待っているのは抹殺だ。

「臓器売買で小銭を稼ぐのは勝手だ。私が許せないのは、彼らにやり直すチャンスをあげたいと、平等な立場で生死を賭けているゲームを主催しようとしているのに、その平等性を汚した事が許せない」なんだか立派な台詞で彼らを断罪するマスクの男。

そんな中、兄を探す為、スタッフとして潜入していた警察官は、一歩ずつゲームのシステムの秘密に近づいていく。

VIPが秘密裏に通る通路、立派な照明と皮張りの椅子が用意された部屋、そして歴代参加者のリストが保管されている秘密の部屋。

あれだけシステマチックにゲームは進行されているのに、参加者リストがすべて紙媒体で保管されているはずはないと思うのだが、大量のファイルの中から自分の兄の資料を見つけだす警察官・・・

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今回はゲームの無い代わりに参加者の人生が垣間見れる。長年勤めた会社をリストラされた事が転落の始まりだったギフン。自分に交通費を出してくれたサンウを信用する外国人労働者のアリ。そして自分に腎臓をくれた兄を探す警察官・・・

イカゲームの裏に参加者一人一人の人生ありだ。