私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ボイス4(原題)<ハイライト>

2021-10-19 21:35:54 | ソン・スンホン(宋承憲)

【日本初放送】ボイス4(原題)<ハイライト> #KNTV #KNTV801

10月からKNTVで放送しているボイス4。

ボイスはシリーズ物だから「シリーズとして好き」という人もいれば、part1からpart4の内「私はpart1派」「私はpart4派」と自分好みのpart推しの人もいるだろう。

そういう意味では私はpart1とpart4推しだ。

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ボイスシリーズは、誰もが見られる地上波では出来ない刺激の強い映像と内容を、加入者が見るというケーブルテレビという特性を生かして追及した先駆者的なドラマだと思う。

韓国語を教えてくれているSさんは以前「日本に来て初めて2時間ドラマを見た時驚きました。昔は毎日2時間ドラマを放送していましたよね?毎日簡単に誰か殺されて、犯人捜しが始まるじゃないですか。韓国のテレビドラマでは人が殺される事が殆どないので本当に驚きました。」と言っていた。

Sさんが来日したのは、日韓ワールドカップの後だ。当時は韓国でもケーブルテレビ局の数は少なく、地上波で殺人や暴力事件が取り上げられる事は殆どなく、それらの内容は映画の中だけで描かれる事が多かったのだという。

今はすっかり様変わりし、韓国のケーブルテレビは、日本では考えられない位挑戦的なドラマが増えてきている。(勇み足が感じられるケースもあるが)とにかく売れるドラマを作ろうという気概と気迫を感じるドラマが多い。

ただ、復讐劇や兄弟や姉妹を病院で取り違えただの、登場人物が皆なんらかの関係があるだとか、何か困った事があると必ず交通事故が起こり記憶喪失になってしまうという、昔ながら(日本人なら懐かしの大映ドラマを思い出す展開)のドラマが消えてしまったわけではなく、それはそれで地上波で形を変えて生き残っている。

いわゆる棲み分けが進み、観る人に合わせた特化されたドラマ作りが行われているのだ。好き嫌いはあるだろうし、「売れればなんでもいいのか?」という意見もあるだろうが、やる気があるところにお金が集まるという勢いは日本にないものだ。

このボイスシリーズもそんなドラマの中の一つだと思う。