茹でた茶そばを熱した瓦の上に載せ、温かい汁で食べる山口の郷土料理の瓦そば。
うどん、蕎麦、パスタ等々・・・麺類が好きなのでぜひ一度は食べてみたいと思っていた。
茶そばの上に錦糸卵と牛肉、そしてその上に海苔と輪切り檸檬ともみじおろし。私にとっては見た事のない色の組み合わせだ。がっつり食べるというより、程よい量だ。。
「瓦が熱いから気をつけて」と注意されたにも関わらず、本当に熱いかどうかちょっと確認してしまう。
確かに瓦の端の熱い部分に接した茶そばはパリパリの食感になっていた。そして瓦に接していない部分はごく普通のそばの食感。ちょっとした偶然が作る食感の違いも楽しい。
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エンディングのダンスが有名だった逃げ恥でも、みくり平匡コンビが少しずつお互いを分かりあう過程で仲良く作っている場面が描かれていた。私は熱心にドラマを見てはいなかったのだけれど、それでも、逃げ恥で@瓦そばが出てきた場面は憶えているし、同僚たちも、「瓦そばってあのドラマで出てきた料理ですよね。」と皆知っているようだった。
なかなか山口の料理を食べるチャンスはない。会社のそばでその山口料理を食べられるのなら、麺類好きとしては一度はチャレンジしないとと思っていた。
同僚から、「ランチは若鶏の唐揚げや若鶏の塩焼きが主力メニューだ。瓦そばは限定十食らしい」という情報を事前に仕入れて、お店に向かう。
奥まったドアを開けようとすると、お店の人が気配を感じてすぐに外に出てきてくれたのだが、私は「瓦そばはまだありますか?」とかなり食い気味に質問。勿論鶏料理もいいのだが、今日は絶対に瓦そばを食べたい。売り切れなら改めて別の日にしようと思っていたので、お店の人もびっくりする位の勢いで問いただしてしまった。ちょっと驚かれたかもしれない。