私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

名前について

2022-03-08 20:50:37 | なんということはない日常

久しく見る事のなかった月9ドラマを、最近は時々見るようになった。

『ミステリと言う勿れ』の主人公「久能整」は、初対面の人に自分の名前を「久しく能わず、整理整頓の整におくり仮名はなし」と説明する。

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初めての人の出会う度に名前の説明をするのはかなりストレスのかかる事だと思う。
名字なら仕方がないとも思うが、両親のつけた名前の説明が毎回必要な場合は、更にストレスが増すのではないのではないかと思う。

私の名字は、順位にすると300番台あるいは400番台位なのでそこまで珍しくはないのだが、名字の専門家の方曰く「特定の地域に非常に多い名前」ということで、当時は読み方は全国区ではないようだった。ランドセルを背負っていた頃は、クラス替えの度に「これはなんと読めばいいのかしら?これは濁点が付くのかしら?付かないのかしら?」と毎回担任の先生に確認された。
子ども心に「先生同士引継はしないのだろうか?」と思ったのだが、そんな事を言ったら、学期初めから「なかなか生意気な・・・」と思われてしまうと思い、黙って先生に読み方を申告した。
あいうえお順で早い名前なら、クラスメートも興味を持って聞いてくれるが、男子、女子と続き、あいうえおで数えても最後の方となると、クラスメートは皆すっかり飽きてしまい、よそ見をしたりしている。先生ももうあと少しという事で、かなり疲れてきているのが伝わってくる。皆が飽き飽きしているなかで、「○○と読みます」と自ら説明するのはあまり楽しい事ではなかった。

名字とは違い、名前はごくごく普通のありふれたのだったので、勿論読み方を確認されたことはない。そもそも昭和40年代に名前の読み方を確認なければならない人はそんなに沢山いなかったはずだ。

私はドラマを時々みているだけで、原作は未読だ。彼の名前がストーリーにどんな影響を与えているのかどうかも分からないのだが、彼が名前の説明をする場面を見る度に、ストレスを感じているのではないだろうか・・・と思ってしまう。いらぬ心配だったらいいのだが・・・

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大人になり名字をどのように読むのかを説明する事は殆どなくなった。私と同じ名字のタレントの人が活躍するようになり、一気に認知度が増した事が原因だ・・・・