BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アルドノア・ゼロ 第4話 『追撃の騎士 -Point of No Return-』

2014-07-29 13:52:23 | Weblog
いやー、これはいいね。
いろいろと凝っていて素直に見応えがある。
絵も音楽もクオリティが高いし。

通常兵器しかないけど、知略を駆使して、圧倒的な敵兵器を駆逐するところは、ギアスっぽいけど、その実、キャラの配置やさしあたっての敵味方の色分けを見ると、むしろ正統派のガンダムのような感じ。それに、アセイラム姫、伊奈帆、スレインの三人はSEEDの三人のようにも見えるし。

要するに、いろいろな過去の作品のよい点をそれとわからないようにうまーくブレンドした感じの作品。

でも、物語自体が、きっちりと描かれているから、そんな過去作の寄せ集め感など視聴中は微塵も感じさせないところがいい。

うん、このまま行けば、とても面白い作品になると思う。

副題のPoint of No Returnの通り、今回は伊奈帆が「もう戻れない臨界点」を越えてしまったわけで。

それにしても、物語を彩るキャラ、世界観、各種設定のバランスがとてもいい。

火星 vs 地球
古代火星人(宇宙人?)のオーバーテクノロジー
火星の内紛
テロ対象(アセイラム)とテロ関係者(ライエ)の共存。間に立つ伊奈帆
アルドノアの謎
15年前のヘブンズ・フォールの謎
・・・
などなど

もちろん、圧倒的な戦力差を知略で切り抜けるところは、今風のゲーム感覚に通じるし。
火星人にしても、3世代ほど遡ればただの地球人なわけだから、物語の途中で、相手のテクノロジーを奪取しさえすれば、兵装の差はなくなるのだろうし。

さしあたっては、アセイラムのバレとライエのバレが控えていて、当然、伊奈帆の学友たちとの衝突が起こることも必定だろうし。そのために、伊奈帆の仲間が増えているのだろうな、と思うしね。様々な思いを火星人たちに向けて爆発させるためには、キャラは多いほうが緊張感はますわけで。

あと、やっぱり、きっちり動ける大人が存在する、というのはいいな、と思う。鞠戸とダルザナの関係も気になるところだし。

もっとも、そうやって子供に範を示すような大人として軍人があてがわれているのは、なんというか、アニメの限界なのかもしれないけれどね。遠からず、政治家も出てくるのだろうし。

ともかく、時間軸としては、

現在
15年前
アルドノア発見時(ヴァース帝国発祥時)

の動きが少しずつ絡みあうのだろうな。あ、スレインがヴァースに拾われた5年前のエピソードもあるのだろうけど。

スタートしたばかりだけど、期待は大。

特に、1-3話の序章の出来は最高。

オリジナル作品はこういうふうに展開しないとね、という典型。
次回もの楽しみ。

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