富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

水苔の話・・その1

2009年06月05日 | 作について
・・とはいっても大風呂敷を広げるつもりは無く
単に植え込み材料としてのミズゴケのお話です。

今でこそ、富貴蘭はミズゴケで植え込むものと相場は決まっていますが
ニュージーランドから輸入される以前は良質のものが入手難で、
その頃は山ゴケ、シュロ皮、モクメン、木炭など
身近にある実にいろいろなものを利用して風蘭を栽培していたようです。
そんな先人の工夫、苦労を踏まえつつ
もし、ミズゴケの供給が途絶えても困らないよう、ちょっと考えてみました。
まずはミズゴケ植えのメリット、デメリットからです。

メリットとしては
①入手が比較的容易で、その気になればいつでも買うことができる。
②鉢に植えて置き枠や吊枠に入れ、棚にきれいに並べることが出来る。
③きれいに植え替えると見栄えが良く、展示する場合などは必須。
④水持ちが良いので水遣りの間隔を空けることが出来る。
⑤ミズゴケは根離れが良いので植え替えの際、根を傷めることがない。
⑥乾くと軽くなるので移動が楽。
⑦土と違って逆さにしてもこぼれることが無い。
⑧発送の際、荷造りがしやすい。
⑨都会のマンションのベランダ栽培などでも古いミズゴケの処理に困らない。
などが考えられます。他に何かあるかな?
反対にデメリットとしては次が考えられますが
長くなりますので以下次回のお楽しみです。

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鉢洗いの日々

2008年09月01日 | 作について
早くも、9月。
例年ですと生育は下火に向かいつつあるのですが
今年はまだ暖かいせいか好調を維持しています。

それにしても雨が続くと鉢が乾かず汚れるスピードの速いこと。
それほど神経質になることはないと思いつつ
気付いたものはマメに換えるようにしています。

で、換えた後の汚れた鉢はたらいに直行です。
愛用しているたらいの大きさは直径68cm、深さが32cm。
ホームセンターで確か980円ぐらいで買った記憶があります。
長年使用していますが引きずったせいで底に穴が開き
まともな方を上に重ねて使っています。

さて、ここからが本題。
鉢は重ねると数多く入りますが
接触面積が多いと漂白剤が行き渡らないのか
汚れが残ってしまいます。
さりとて、ばらばらにすれば少ししか入りません。
そこで接触面積を最小に、かつ数多く詰め込める並べ方を考えてみました。


画像のように1段目はこんな感じに並べ
順次2段目、3段目と重ねていきます。
横から見たほうが分かりやすいかも?


これで130個くらい入りました。
ハイター代も馬鹿になりませんからね。
でも、鉢を落っことして割っちゃうとその節約分も水の泡です~。
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冬の置き場Ⅱ

2008年02月08日 | 作について
引き続き、枯れネタ。
ついでにあの時の発泡スチロールの蓋を開けてみました。

蘭小屋の木より皺は進んでないし元気そうとよく見たら
あれこれそれやまたこれなど痛みがちらほら。

蘭小屋のほうの痛みが全体の0,1%でこちらが数%だとすれば
これは大変な違いです。

生育期の作場はなんとかするとして、
冬はこの箱に鉢から抜いて突っ込むことを当て込んで
今年のテーマは株分けと決めていましたが早々に方針転換です。

そういえばこんな風に枯らすのがいやで
冬の蘭小屋の環境に工夫を凝らしてきたのですが
何事もないとそれが普通になって昔の失敗は忘れてしまうんですね。
何事もない普通というのは実は凄いことなのかもしれません。

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冬の置き場

2007年12月19日 | 作について

家の棚は外の作場と蘭小屋でスペースが違いますから
夏作で置けるだけ存分に鉢数を増やすと
冬、蘭小屋から溢れ出るといった困ったことになります。

実際、今年は困っていたのですが
たまたまホームセンターで見つけたのが
発泡スチロールの大きな箱。
昔使ったのはもっと小さな箱ですが
こんなのに入れて冬越ししたことを思い出し
6個買ってみました。

1個1,980円でも蘭小屋増築と比べたら安いものです。
1箱に鉢ごと30鉢以上入りますから全部で200鉢弱。
昨年よりこれだけ増えたことに・・・。

積み重ねておけばそれほどスペースはとりませんから
来年、また買い足せば(箱を)なんて考えていると
際限がなくなってしまいます。

カラカラに乾燥させて入れたのですが
蓋を開けてみたら程よく湿気が戻っていて
それほど皺も進んでおらず良い感じで冬は越してくれそうです。

自然と野生ラン1月号に更に詳しく載っていました。
大変参考になります。
確かに鉢から抜いて詰め込めばこの倍は入りそうですね。
あな、おそろしや~
でもそうしたら必ず植え替えたくなりますから~
ものぐさですから鉢ごと詰め込んだわけです。

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実生苗

2007年05月28日 | 作について
先日落札した実生苗を植えました。

これは乾かしすぎると作落ちしますので
水苔を固く絞って芯にし、根を跨がせて更に水苔で巻きます。

それを5本ぐらいまとめて鉢に押し込んでも良かったのですが
真ん中と外側では乾きが違うかもとこんな風に植えてみました。
鉢の真ん中が一応煙突風になっています。

調子よく育つかどうかは分かりませんが
何でもやってみて知恵の引き出しの増殖にも期待です。

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今年を振り返りつつ・・・

2006年12月29日 | 作について


10月末に蘭小屋に搬入し、その時一度水をやったきりです。
今の所こちらも暖冬気味に推移していますから
葉に皺を引くのも速いペースかなと感じています。

これから先、まだ水遣りまで3ヶ月近くありますが
何とか耐えてほしいものです。

考えてみると数十年の間に同じ気候、同じ環境で同じ管理が
出来る年というのは一度も無いわけです
それでいつも手探り状態なのですが、
その方が新鮮な気持ちでいられて良いのかもしれません。

とまれ、毎年冬の間に一鉢も枯らさないという大目標を立てているのですが
今まで成功したためしがありません。
失敗しない為には根を良く作る、
枯れそうな木は買わない(当たり前ですが・・)のがコツかと思いますが
さて、今年の冬はどうなのかちょっぴり楽しみです。

画像は羅因の光。
紺地深く鮮やかな黄縞とのコントラストに目を奪われますが
なかなか上柄で揃った株になってくれません。
ハデ仔は今年の冬で寿命かも
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搬入終了(^-^;

2006年10月30日 | 作について

明け方、気温が5℃を切るようになり
もう生育はほぼ止まってしまいました。
(まだ根の止まらないのも居てますが
霜などで余計な心配をするのもなんですから
今日は蘭小屋に全鉢お引越しです。

今年は寄せ植えや放出などで250鉢ほど減らしましたから
昨年と違って棚が一段で済みました。
やはりこちらのほうがすっきり見渡せてよい感じです。
それとスッキリしているのがもう一つ。
それは鉢と水苔がきれいなことです。
今年は努力の甲斐がありました。

棚下の木が枯れるなんていうこともなくなりますから
来年は更に調子よくなりそうです。
それにしてももう一鉢も置くスペースはありませんが。
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煙突植え+竹炭

2006年07月21日 | 作について
展示会も無事に盛況のうちに終わりようやく棚にも静けさが戻ってきました。
そういえば今年の作ももう折り返し地点を過ぎてしまった様な気がします。

さて、30年ぐらい前はそれまで主流だった
棒状の炭を芯に使った植え方もまだ見受けられましたが
水持ちが良すぎたのか炭が入手難になったのか
その後は空洞植えに取って代わられてしまいました。

それでも長い間使い続けられたからには
炭にも何らかの効用があったはずです。

そこでまた使えないものかと目に留めたのがこの竹炭
植え替えの途中で気が付いたので春から出来なかったのが残念ですが
それでも半分ぐらいに使用してみて
コツが飲み込めて来ましたのでちょっと紹介。

建国殿ですが根が長くなると
隣の鉢に入り込んでしまいますので植え替えてみます。
まず、アンコを作る際に使う棒に竹炭を2,3枚セットし、それを水苔で覆い、やや硬めに絞ります。
これでも上を開ける煙突植えにこだわっています

その後は根をまたがせて上ゴケを巻くという今までのパターンと同じですが
鉢に植え込んでみるとアラ不思議(でもないか
丸棒状の炭と違って空洞が上まで確保されています。

内と外から多孔質にサンドイッチされているようなものですから水の切れもバツグン。
鉢に中はいつもヒンヤリとしていますし半生乾きの状態が長く続いてから
スッと乾くという好ましい環境です。
特に大株や寄せ植えの大鉢などは乾きのペースが他に合わせやすく
根傷みも少ないのではないかと考えています。

汚れた鉢から抜いて新しいのに換える際も硬い芯のおかげで
アンコが潰れることもなく好都合でした。

まあ、棚の環境によっては返って不都合があったり
面倒が増えるだけということも当然あることと思います。

ところで使った後の竹炭はどうしましょう?
バーべキューに再使用ではとても焼肉のほうの上作は期待できないかも?
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痛んだ~。

2006年03月09日 | 作について
週末までは天気が良さそうで
今日、先月に続き二度目の水遣りです。
さすがに日差しは力強さを増し
蘭小屋もそこそこ暖かくなりますので
今度はたっぷり目にやりました。

小屋の中の南側の窓辺だけはが良く入ります。
80鉢分くらいのスペースですが
陽だまりが春を感じさせてくれますし
いくぶん早く動き出しますから見るのが楽しみです。

それはそうとこの十二単
毎年、何鉢か痛むのが出るのですが
今年はこれに当ってしまいました。
原因はアレかな~、これかな~?と考えてみるのですが
決定版が思い当たらずちょっと不気味です。

大聖海も痛んでしまいましたが
こちらは昨年柄を出しすぎたかなと思っています。
原因が想像できれば痛めてもちょっと安心ですね。
全体の1%痛んでしまったら相当悩まなければなりませんが
数鉢ぐらいならまあ、しょうがないともいえます。

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2006年03月05日 | 作について
ここ、2,3日は良いお天気。
冬の訪れが早かった分、春も前倒しで来ているのかも?
陽気に誘われて何鉢か植え替えをしてみました。

見たくはなかったけれども見なければと白雲閣
ルビーさんのとはえらい違いです。
ここまでこじらせてしまっては回復に相当時間が掛かりそう
とりあえず植え替えて様子を見ることにしてみます。

例の煙突植え貴牡丹は根がとても良く出来ていました
一本の痛みもありません。(再度解説はこちら)
2年間植え替えませんでしたがそこそこ仔も出ていますし
まだ植え替えなくても大丈夫な感じでした。
3年に一度で済むなら三分の一の植え替えで回りますから
ユックリ出来そうな気がします。
水苔代もバカになりませんし・・・。
でも、鉢換えが忙しいのでそんなにユックリもできないか

そうそう、水をやって10日くらいになりますが
あの時建国殿羆など早くもシャキッとなりました。
すごい生命力でまさにカップラーメン並です(ちょっと例えが違うかな?)
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越冬小屋・・その3

2005年11月23日 | 作について
この小屋を建てたのは昭和53年。
当時は100鉢も持っていませんでしたから
がらんとしたスペースにパラパラと置かれたのを見て
果たしてここが一杯に満たされる日が来るのだろうかと
夢のまた夢のような気がしてため息が出たものでした。

なにしろその頃の富貴蘭は自分の給料と比べても
ものすごく高価なものだったのです。
まさかここが溢れ返って、さてどうしようとため息が出るとは
夢にも思いませんでした。

ただ有るのはもう人気がなく忘れ去られたような品種が大半。
今のところ植え替えもままならず置いてあるだけですが
姿の良い株立ちにすればきらりと光る魅力を持っていますので
いつか場所が拡張できたらていねいに作り込みたいものと思っています。

なんか画像がないと寂しいので九州産の縞。
一昨年だったかな?ヤフオクで入手しました。
ハデで育つかなと思っていましたが
ちょっと後暗みの柄が良かったみたいです。



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越冬小屋・・その2

2005年11月15日 | 作について


ここに入れると、もう春まで水遣りも含めて手間要らず。
というのも仕事で泊まりもあるし
小屋が雪に埋もれて何日か行けないこともあるからです。
それでサーモで換気扇も回るし温度も入るようにしています。

水は春までやりませんが棚下にこんな容器を置いて
熱帯魚用のヒーターとブクブクをセットしています。
これで暖も取れるし湿度も高めになって一石二鳥。
ヒーターを一晩作動させてもぬるま湯になる程度ですが
それで小屋の中は凍らないくらいの保温になっています。
水苔はカリカリにならずしんなりした感じにとどまっていますので
風蘭はそんなにひどく皺を引かずに冬を越します。

天井には攪拌扇を設置してみましたがこれがなかなかの優れもの。
柔らかい風がゆっくり上から降りてきます。
ただそれでも始終くまなく回していたのでは木が疲れますから
自動タイマーで何分おきに何分という具合に回したり止めたりしています。
首振りの扇風機は春に水をやった後、葉の水を早く飛ばす為のものです。

水苔の空洞植えというのは冬眠したい虫たちの絶好の棲家のようで
ナメクジは元よりダンゴ虫、ヤスデ、ムカデなどよく入り込むもの。
ダンゴ虫は集団で住み着き水苔や根をボロボロにされたことがありました。

棚の足の部分に水を貯めているのはその対策。
これで虫は一匹も上がってこなくなりました。

手が掛からないから退屈というわけでもなく
じっくり手に取って眺めながら今年の反省と
来年はああしようこうしようと考えるのもなかなか楽しいものです。
なにしろ春まで時間はたっぷりあります。

いずれ夏は枯れることが滅多になくても
冬の間に何鉢か痛めてしまいますので万全を期したいものですね。

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越冬小屋・・その1

2005年11月12日 | 作について


越冬小屋に収納し今年の栽培も一段落
二、三年前まで棚は一段でしたがやむにやまれず二段に・・・。
上の段には280鉢並べられますが
それもあっという間に一杯になってしまいました

以前はここで通年育てていたのですが午前中しか日が当たらず
それでだめという訳ではありませんが育つ感じは良く見る普通の姿。
まあ、知らないうちはそんなものかと思っていたのですが
目覚めて夏作用の外棚を作ってからはここで育てる気がしなくなりました

栽培地の条件として秋田は劣悪な部類に入ると思うのですが
それでも良く繁ってくれるもので
横から見ると鉢が見えないほどになっています。

他の植物ならここで手入れをしないと全滅の憂き目に会いそうなものですが
そこは風蘭、一鉢に1本でも30本でも同じスペースに収まりますから
生命力が強いというか、やはりたいしたものです。

(次号に続く・・・かな)
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煙突植え・・再度解説。

2005年09月23日 | 作について
文章だけでは植え方が判りづらいと思いますので
写真を撮ってみました。

まず、後に空洞にするため木の棒を用意します。
私は直径3,5cm位のを使っています。
ホームセンターで買ったのを適当な長さに切りました。
これは代用として塩ビのパイプや
ドリンクの空き瓶などでも良いと思います。

それに台にする水苔を巻きつけますが
絞る前はこれぐらいの量
手のひら一杯ですから結構多いですね。

それをぎゅっと握って
3号鉢に入るくらいの大きさにします。
それなりに力が要りますが
やはり硬めにしないと穴が崩れてしまうものです。

蘭の根が行儀悪いときは
少し棒を引いてスペースを作ると収まりが良くなって
植え込みやすい感じです。

そして根をまたがせ長い水苔を順に掛けていき
棒を引き抜いて鉢に納め植え込み完成です。
表面的には普通に植わっているように見えますが
鉢底から植え込んだが見えますね。
こちら別の株です。

昔の本の写真を見るとちょっと株を浮かして植えているのが多いようで
これはやはり蒸れ防止の為だったのかもしれません。

でもこれでカリカリに乾かしたのでは仔の芽が潰れてしまうということで
深植えにして埋もれ芽に湿度を与え
発芽を促すようにしたのが今の植え方かと思います。

大抵はこれで十分なのですが水苔の表面や鉢の汚れが早く
根も苔に沿って伸びてはくれないので
煙突植えではどうかなと思った次第です。

観察には2,3年の期間が必要ですし
私の棚だけでは心もとないので
皆さんのご協力もぜひお願いしたいと思います。

果たして両方の良いとこ取りのアイデアなのか
虻蜂取らずに終わるのか楽しみなところではあります。


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煙突植え・・・。

2005年09月22日 | 作について
仕事の都合で植え替えが頻繁に出来なくなります。
痛んで汚れた水苔を見ていると
植え替えしなきゃ~と返ってストレスが溜まりますから
2,3年水苔が良い状態で風蘭のほうも機嫌よく出来る方法はないかと
真剣に考えるようになりました。

で、何かヒントはないものかと見ていましたら
手元に良いサンプルがありました。

貴牡丹ですが妙に水苔の状態が良く(表面はそれなりに汚れていますが)
新根の苔への食いつきも良く
古根も傷まないので二年間植え替えずそのままにしていたものです。

貴牡丹は今の時期ぐらいからまたが冴え出し、なかなか綺麗なものです。
作落ちせず今年の仔出しもまずまずなのですが
これなら更に嬉しいかもです。

ところで何でかなと考えましたが思い当たることは一つ。
それは植え方で、台苔の上部を水苔で塞がずに煙突状にして
根を跨がせ上苔を軽く巻いていました。
鉢底の穴から覗くと木漏れ日のように光が射しています。

微妙な違いですから、これで作が上がる訳ではありませんが
鉢の上から下まで空気が良く通う結果、
水苔を痛める嫌気性の微生物の繁殖が抑えられたのかもしれません。

そういえば今まではあまり考えもせずというか
お気に入りは綺麗に、数こなす時は雑にやるという具合に
植え方もまちまちで乾く時期も案外ばらばらでした。
水遣りは一緒ですから乾きの悪い鉢にはやはり酷なことです。

もし水苔が数年持つとすれば結構画期的なことなので
今後、台苔は空洞が崩れないしっかりとした硬さにして
株元から穴の中に光が差し込む程度に上苔を巻くというふうに
その心積もりで一鉢一鉢丁寧に植え替えしなければと思っています。
でも植え替えがサボれるとまた更に鉢数が増えそう
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