富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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2006年05月23日 | 建国殿

春の日差しを受けても鮮やかさを増してきました。
といっても天葉は生育が盛んになる前のためか
まだ少しを含んだままです。

気に掛けていたが動き出しました。
これだけでも嬉しいのですが
次は柄があるのか無いのか気になります。
何度も手に取って眺める日が続きそうです。
まだ二つ芽があるのですがこれは花芽かな?

ところでこの木は建国殿縞から出世して
紺覆輪中透けで固定したものです。
それで一応、建国殿羆と言っていたのですが
これが屋上屋を重ねるような名前でどうにも不自然。
前回、羆錦のところで述べた建国殿縞も同様です。

また、最近誰が言い出したのか本羆なんていう名前も
それ以外は偽物と言わんばかりの魂胆が透けて見え
なんともやりきれなくなってしまいます。

いろいろなタイプがあっても紺覆輪中透け芸になったら
なんでも羆と呼んで良いのではと思うのですが・・・。
区別したかったら五十鈴川と言う由緒ある名前が昔からありますし。

いずれ放っておきますとゴヂャゴヂャになって
分けがわからなくなるのが世の常ですが、
看板品種ですから、他の分野から入ってこられる方のためにも
すっきり分かりやすく整理してあげたいところです。

つまり、紺覆輪中透けになったら羆、狭い中斑は長寿楽
三光中斑は八千代、縞は羆錦、覆輪は建国殿縞からのも羆覆輪といった具合です。
(まさか羆錦羆という人はいないと思うし、羆錦から出た覆輪は羆覆輪ですね。)

問題は、現在の羆錦と八千代の処遇ですが別に良い銘を起こすしかないと思います。
なかなか意見の一致はむずかしいと思いますが・・・。

(この考えはとっくの昔にsuzukaさんがマニア園芸誌に寄稿されていますが
私も大いに賛同するものです。


コメント (5)
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