富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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鈴虫

2014年10月30日 | 鈴虫
10月も残り僅かとなりました。
近くの山の紅葉が進み冬も間近に迫っています。

蘭舎の温度は最低10℃くらいまで下がるようになりました。
まだしぶとく新根を伸ばしている木もありますがそろそろ店じまいでしょう。

今年から500鉢ほどピートモス植えに切り替えていますが
結果には自分でも興味深々です。

まあ、生育の遅い風蘭ですから劇的に変わるというほどではありませんし
いろいろな植え方やいろいろな鉢で試していますから全部が良くなったというわけではなさそう。
しかし、これはイケテると感じたパターンが見つかりましたから
来春は全部この植え方で押してみたいと思っています。
要は全体的にバランスの良い組み合わせが肝要のようです。

それにしても作については私なんかより上手な方がたくさんいらっしゃいます。
そしてちょっといいなと思ってもそのちょっとの差に追いつくまで
軽く10年はかかるといった塩梅でなかなか先が見えないものです。

言葉では表現しづらい感覚の世界になってしまいますからそんな地味な話より
わかり易い新品種のことや儲けた、損したの話がうけるのも当然といえば当然です。

しかしそれだけなら富貴蘭も一時の流行で終わってしまいますが相当長く続いていますから
そのものの魅力と作の奥深さも両輪となっているのでしょう。
こっちの寿命が尽きるまで果たして極められるかどうかといったところですが
残念ながら跡継ぎはいませんです。












さて鈴虫はあれから1年と4ヶ月。
こちらも今年からピートモス植えにしてみました。
何かと比べてみたわけじゃありませんから
それが影響しているかどうかは不明ながら
葉は一回り大きくなったような感じです。
根もたくさん出てくれました。
鉢の中も根でごちゃごちゃになっているようです。

外に伸び出した新根は気になりますが
これは冬眠中にでも株の間に仕舞い込んで姿を整えたいと思っています。
切っちゃう方もいるそうですがさすがにそこまでは・・・。

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