あれから1作。
なるべく株分けせずにと心掛けていますが
さすがにこれは分けざるをえなくなりました。
四方に仔が出て順次増えていく分には画像にも収まり易いのですが
一方に出た仔に更に仔がとなるとバランスが悪いったらありゃしません。
全体的には落ち着いた柄ですが
派手目な柄が混じってくれればもっと華やかさが増すのでしょう。
一方こちらの木はまだ寄せ植えのままです。
最上柄は派手な棒縞に、まずまずの柄はコートメに
派手目な柄は更にハデにと一時も安定していない感じです。
こうして見ると派手柄混じりもあまり芳しくはないですね。
それだからこそ最上柄との出会いが嬉しく感じられるのでしょう。
高価な時だったらハイリスクの塊みたいなものですが
そうえいば安くなってから買った覚えもありませんです。
あれから半作。
二年続けて豪勢に花を楽しませていただきましたが
それで機嫌が悪くなると思いきや
逆に親木の芯痛のところから仔が出てきました。
しめたという感じで
これを3作もしたら、また違和感無く株立ちのままで楽しめそうです。
来年からはまた花芽を摘んだりしてご機嫌を取らなくては。
こちらは実生でアントシアニンが少ないタイプです。
さわやかな雰囲気と共に強健でよく増えるところに好感が持てます。
こちらもセルフ実生苗ですが、木炭植えですくすく育っています。
昔の木は作が下手だったこととあいまって仔出しはおろか
葉を持たせるのさえ難しかったのですが実生苗がそれを払拭してくれました。
そのおかげでタダみたいな値段になってしまったのは難点ですが。
あれから2作。
こうして以前の画像と見比べますと
夏作以外は新しく作った蘭舎に置いている成果が十分に感じられます。
とにかく無芸の仔が元気で、ちょっと羅紗がかった親木の背丈を追い越しました。
それに引き換え完全羅紗の仔は未だに小さいままです。
豆葉+羅紗のりっぱな二芸品で昔だったら興奮ものの芸ですが
今は、良くある豆葉と良くある羅紗が組み合わさっても~といった感じ。
でも、こんな有りそうで無いものにマニア心が反応してしまいます。
まあ、無さそうで実はたくさん有るものにも反応して失敗をやらかしますが
あれから一作。
一目で見えるよう、また全部寄せ植えしました。
4本立ちで入手して4作、今は15、6本になっています。
最初は派手柄がぼろぼろ焼け落ちるし
どうしたものかと考えあぐねていましたが
結局、全部が地味柄になって無事に育っています。
焼ける心配がなくなれば日に当てて締めて作れますし
直線的な葉姿はなかなか絵になります。
でも、また白柄がいきなり出てくるのでしょうね。
これは天賜宝の変わりというのでしょうか。
油断のならない面白い品種です。
あれから1年。
木勢は更に持ち直し、黄ばんだ葉は目立たなくなりました。
でも、それに伴いちょっと伸びた葉が出てしまいました。
やはり両方上手く、しかも長い間は続かないものです。
こちらは別株。
間延びしていたのですが上と同じ所に置いていた為か
締って同じような姿に近づきつつあります。
こちらも別株。
更にヒョロヒョロ、スカスカな株でしたが
うまい具合に空間が仔で埋まりだいぶ賑やかになりました。
また3鉢並べてみました。
株分けして一本ずつ植え込もうとすると気は滅入りますが
このまま育てる分には楽チンです。
これからは根腐れさせてバラバラ事件にならないよう気を付けるのみです。
あれから1年。
株はややスリムになりましたが
その分スッキリして雰囲気はよくなりました。
なかなかのボリューム感で月輪と肩を並べると言ったら言い過ぎ・・・かも?
締った姿になっていますが、これはもう少しふんわりと作ったほうが良さそう。
ただ、派手仔が出て増殖効率は悪そうです。
こちらは縞の大隅錦。
柄の継続は良さそうですが棒縞はあまり好みでありません。
覆輪になって魅力を発揮する品種でしょう。
あれから4ヶ月。
年に3枚の葉繰りでしたが親木は花芽が3個。
差し引きで空き家はゼロ、満室と相成りました。
それでも仔のほうから一本仔が出ましたのでまずまずの成果です。
秋はいつもよりやや日を弱くしましたので柄の冴えがイマイチ。
いや、柄が有りさえすれば冴えは二の次でいいんです。
仔にも柄が続いてまずはよさげな系統です。
建国殿は株立ちで鑑賞する品種ではありませんから
これが見納めの3本立ちでしょう。
早くも12月。
今年ももう終わろうとしています。
初雪が降り結構積もって冬らしくなりました。
蘭舎の風蘭は水を控えめにしていましたので良く乾いています。
これからは最低温度を3℃くらいに設定し
水をやらずに2月下旬まで過ごさせます。
こちらは冬の間、湿度が高いため水遣りは却って禁物なのですが
よく乾く所では調整が難しいのでしょうね。
今年ももう終わろうとしています。
初雪が降り結構積もって冬らしくなりました。
蘭舎の風蘭は水を控えめにしていましたので良く乾いています。
これからは最低温度を3℃くらいに設定し
水をやらずに2月下旬まで過ごさせます。
こちらは冬の間、湿度が高いため水遣りは却って禁物なのですが
よく乾く所では調整が難しいのでしょうね。
さて、司光殿の縞はあれから一作。
全般的に株立ちにしてしまうとその後、仔は出てくれないものですが
このように素立ちにすると直ぐ結果に現れるのが風蘭の面白いところです。
やはり増やすには株分けして1本にし、刺激を与えるのがよいのでしょう。
と、ここまでは思惑通りでしたが意のままにならないのが柄。
三本の仔は目を皿のようにしてみても柄がありません。
ついでに親木の天葉まで柄が抜けてしまいました。
こりゃ縁が無かったかと花芽を見たら何やら白く輝いています。
そんなぁ~、ここまで嫌わなくても良いのに~。