ニワトコの花
<スイカズラ科・ニワトコ属>
各地の山地にふつうに生える落葉低木。
若い枝は淡緑色~淡褐色で、
古い枝は樹皮が縦に裂けて落ち灰褐色になる。
枝や幹の黒焼は骨折、打ち身などの薬になるといわれ、
接骨木とも言う。
春、若葉と同時に本年度の枝の先に円錐花序をだし、
淡黄白色の小さな花を多数つける。
果実は、卵球形で赤く熟し中に種子が3~5個ある。
若芽を山菜として食すが、
青酸などを含むので要注意。
(俳句歳時記)
接骨木の花(にはとこのはな)
<たづの花>
接骨木の花よ故郷はつとに過ぎ 長島 武治
接骨木の花噴きあぐる立石寺 大坪 景章
法医学者にわとこの花を見て興ず 成瀬桜桃子
接骨木の赤さまざまな葬祭あり 鈴木八駿郎