クサボケ
(草木瓜)
里の日当たりのよい南斜面に見つけた。
まだ芽生えたばかりの青草の中に埋まったように、
橙色の花を隠して咲かせていた。
この土手はきちんと整備されているので、
草刈も野焼きも終わったあと、新緑の草で覆われていた。
蓬や野蒜やまだ枯れた芝草の中で、
ひっそりと咲いていました。
初夏、緑色の硬い球形の果実をつけ、黄色に熟す。
とてもいい匂いがする。
「俳句歳時記」より
木瓜の花
木瓜の花土手に喰ひ入る夕日かな 内藤鳴雪
木瓜紅く田舎の午後のつづくなる 橋本多佳子
赤き木瓜揺れをはり我揺れゐたり 加藤楸邨
(草木瓜)
里の日当たりのよい南斜面に見つけた。
まだ芽生えたばかりの青草の中に埋まったように、
橙色の花を隠して咲かせていた。
この土手はきちんと整備されているので、
草刈も野焼きも終わったあと、新緑の草で覆われていた。
蓬や野蒜やまだ枯れた芝草の中で、
ひっそりと咲いていました。
初夏、緑色の硬い球形の果実をつけ、黄色に熟す。
とてもいい匂いがする。
「俳句歳時記」より
木瓜の花
木瓜の花土手に喰ひ入る夕日かな 内藤鳴雪
木瓜紅く田舎の午後のつづくなる 橋本多佳子
赤き木瓜揺れをはり我揺れゐたり 加藤楸邨