れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

クサボケ

2008-03-21 06:31:33 | 野の花日記
クサボケ
(草木瓜)
里の日当たりのよい南斜面に見つけた。
まだ芽生えたばかりの青草の中に埋まったように、
橙色の花を隠して咲かせていた。

この土手はきちんと整備されているので、
草刈も野焼きも終わったあと、新緑の草で覆われていた。

蓬や野蒜やまだ枯れた芝草の中で、
ひっそりと咲いていました。
初夏、緑色の硬い球形の果実をつけ、黄色に熟す。
とてもいい匂いがする。

「俳句歳時記」より
木瓜の花

   木瓜の花土手に喰ひ入る夕日かな  内藤鳴雪
   
   木瓜紅く田舎の午後のつづくなる  橋本多佳子

   赤き木瓜揺れをはり我揺れゐたり  加藤楸邨

   
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アマナ

2008-03-20 06:30:23 | 野の花日記
<アマナ>
里山の土手の斜面に、群生して咲く。
葉は線形で、広い鐘形の白い花を一つ咲かせる。
花の裏側に、暗紫色のすじがあります。

この土手に、イチリンソウを見つけたのが最初の出会いでした。
探してみたけれど、今回は葉っぱも見つかりませんでした。
まだ時期が早いのかもしれません。

今は、つくしやたんぽぽ、すみれが咲いています。
よく探せば、橙色の花の草木瓜も見つかります。

土手の斜面では、蓬を摘む人がよく見られます。
もう、蝶も天道虫も蜂も
花の匂いをかぎつけてやってきていました。


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ツクシ

2008-03-19 07:05:08 | 野の花日記
久しぶりに里山にでかけた。
ツクシがもう生えているかと、土手を探して歩いた。

あたたかくて、
紋白蝶や紋黄蝶も飛んでいた。

土手の斜面には、蓬も萌え出していて、
暫くしたら、草摘みをする人もでてきた。

スミレも蒲公英も咲いている。
ツクシは、なかなか見つからなかった。

いつもなら、もっと群れて出ている場所なのだけれど。

やっと
数本見つけたら、その近くにまだまだ頭だけしか覗かせてない
ツクシの子がたくさんいた。

今年も会えてよかった。

「俳句歳時記」より
 
 せせらぎや駆けだしさうに土筆生ふ 秋元不死夫
 
 まゝ事の飯もおさいも土筆かな   星野立子

 土ふかき音もたつなる土筆つむ   皆吉爽雨

 土筆の子末黒汚れの袴穿き     後藤比奈夫

 鉄橋の影を怖るる土筆摘      鷹羽狩行
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ナワシログミ

2008-03-18 05:59:46 | 野の花日記
<ナワシログミ>
苗代茱萸
苗代を作る頃、実がなるので名前がつけられたそうだ。
私がたまに出かけるクローバーの公園に植えてある。

5月ごろ、真っ赤な実になると・・
いつも一粒残らず誰かが摘み取ってしまう。
ただ赤い実になっても、
葉の裏に隠れているので、見つけ難い。

「俳句歳時記」では、
苗代茱萸の花(又は、たはらぐみの花)は、春の季語だが、
苗代茱萸は、夏の季語になっている。
 
  <春>  宵闇や苗代茱萸の咲きそめし   宮野小提灯

  <夏>  苗代茱萸たちまちに葬終わりたり 上野さち子
  
  

   




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アセビ

2008-03-17 05:40:57 | 野の花日記
アセビ(馬酔木)
万葉植物の一つ。
有毒で、白い花が垂れ下がって無数に咲く。
乾燥した山の中では、結構高木になって群生していたりする。

「俳句歳時記」より

馬酔木咲く丘は野となり丘となる  山口波津女

花あかり顕ちて夕べのあしび咲く  中村将晴
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コブシ

2008-03-16 05:42:35 | 野の花日記
コブシ(辛夷)
モクレン属

これが実は難解・・。
花の下に一個の若葉がつくとあるので・・
もしかしたら?
これはシデコブシなのかも???

似たものに、タムシバがあるがこちらは
花が少ないのでなんとなく違うと解かる。
シデコブシは、
たぶん花びらの数が多い?
ハクモクレンは、きりっと咲く♪

春を告げる木の花の代表。
できれば、春の山の中で出会いたいものです。

「俳句歳時記」より

        曇りぐせいつよりつきし辛夷かな  安住敦

        辛夷咲いて我の生まるるまへの母  森澄雄

        そのひまの空はまぼろし辛夷咲く  井沢正江
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トサミズキ

2008-03-15 06:06:48 | 野の花日記
トサミズキ(土佐水木)
<マンサク科の落葉低木>

他に、ヒュウガミズキ・コウヤミズキなどがある。

淡黄色の小さな花が穂状に垂れる。

私には春を告げる木の一つに思えます。

トサミズキは公園などに植えられてあったりする。

お買い物や用事のあるときに必ずデジカメを持参して
出会えれば、しめたものと言う感じの日々です。

ずっと水につけておくと、
綺麗な軟らかそうな若葉が出てきてそれは綺麗です。


「俳句歳時記」より
土佐水木(蝋弁花)

  例句
   土佐水木仰ぎて星の息と合ふ  古賀まり子
   
   鐘一つ撞いて札所の土佐水木  宮川貴子

   
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オオカンザクラ

2008-03-14 04:26:25 | 野の花日記
オオカンザクラ<大寒桜>
カンザクラの園芸品種

桜並木通りを行ったら、まだまだソメイヨシノは
硬い蕾だったが、
一本だけ咲いている桜の木があった。

札には「オオカンザクラ」とあった。
私の図鑑では、花の時期が遅いと書いてあるのだが・・。
寒い時期に咲くからカンザクラなのだろうと思うのだが、
明確な事は、解からない。

道に
花がたくさん落ちていた。
鳥の仕業だろうか・・。

私事だが、桜なら山桜が一番好きだ。

「俳句歳時記」より
(例句)
    山の鳥来てさわぎゐる桜かな      山口青邨

    雪嶺と吾との間さくら満つ       細見綾子

    さきみちてさくらあおざめゐたるかな  野澤節子





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シキミの花

2008-03-13 08:01:54 | 野の花日記
シキミ
モクレン科
常緑小高木・とある?
まぁ、年がたつて古くなれば高木にもなるか。

葉を切ると抹香臭いにおいがするから?
お墓などによく植えられてある。

我が家のお墓の脇に、植えてあったのを写したものです。
春彼岸の頃、ちょうど咲くからかしら。
仏前に供える花で、仏前草とも言うそうだ。

秋の茶色い星型の実は、有毒だそうです。

「俳句歳時記」には、
(樒の花)
花樒・かうしばの花・樒売

 樒咲くこの谷を出ず風と婆  山上樹実雄

 村人の見ざる樒の花を見る  相生垣瓜人  
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ツワブキの花後

2008-03-12 04:41:37 | 野の花日記
ツワブキの綿毛の枯れ姿もいいものです。

秋の終わり頃、鮮やかな黄色の花を咲かせるので
好んで詠われる事も多い。
野蕗より葉が厚くてテカテカと光って艶があるから?
この名がついたそうだ。

「俳句歳時記」では(石蕗の花)で冬の季語。

  ありたけのひかりあつめて石蕗黄なり  細木芒角星
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