れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

テイカカズラ(定家葛)の実

2018-07-21 04:47:18 | 木の実

テイカカズラ(定家葛)の実
<キョウチクトウ科テイカカズラ属>
林内に生える常緑つる性。
茎は長く延び、付着根を出して木や岩を這い上る。

普通、花はいい匂いがするし、
よく垣根に生えているのを見るのだが、
なかなか実になっているものには、私は出会っていなかった。


このテイカカズラの木の実は、
なぜか・二つの実の鞘が繋がって円形になっているのが、
とても不思議な気がした。



まだ、鞘は弾けていない。
普通は、実は弓状になって
二個ずつ吊り下がる。


暫くすると、鞘はねじれて弾け、
中から白い絹状の冠毛の付いた種子を風に乗って飛ばします。



ガガイモやキョウチクトウの実と同じだ。

上は花で、はじめは白色で後に淡黄色になる。
花冠は長さ7~8センチの筒状で、
上半部が膨れて5裂し、スクリューのようにねじれて

平開する。


雄しべは5個で花冠の中部につく。


 

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アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴懸)の実

2018-07-20 06:05:21 | 木の実

アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴懸)の実
<スズカケノキ科スズカケノキ属>
明治末期に渡来。
街路樹としてよく植えられている落葉高木。


樹皮は暗褐色で、縦に割れ目が入るが、
大きくはがれて落ちることはない。



葉は7~20センチ、幅8~22センチ
の広卵形で掌状に3~5浅裂し、
中央裂片が折れ曲がる。
托葉のふちには鋸歯がある。

そう果が多数集まった集合果は直径約3センチの
球形で果柄に1個ずつつく。
そう果の先の棘はあまり尖らない。

画像は、まだ若い実です。

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ガガイモ(羅摩)

2018-07-19 06:07:10 | 野の花日記

ガガイモ(羅摩)
<キョウチクトウ科ガガイモ属>
以前は里山に行くと、よく見かけたものだが、
この頃は滅多に見なくなった。
まぁ・私が里山に出かける回数が少なくなったこともあるかな・



河原や山野の草地に生える多年生のつる植物。
草木に絡むが、丈の低い植物に絡むことが多い。



葉は長いハート形で、長さ5~10センチ。
葉のつけ根から枝を出して小さな星形の花をつける。



花色は淡紅紫色~白色で、
直径1センチ程度。
花弁の内側には細かい毛が密生している。



秋の果実。



裂けると中から多数の種子がでてくる。



種子には絹糸のような細く長い毛が生え、
風に乗って行く風情は素敵です!





 

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オニグルミ(鬼胡桃)

2018-07-18 05:11:59 | 木の実

オニグルミ(鬼胡桃)
<クルミ科クルミ属>
山野の川沿いに生える落葉高木。
老木の樹皮は暗褐色で縦に裂ける。

若枝には黄褐色の軟毛が密生する。



葉は大形の奇数羽状複葉。
小葉は4~10対あり、長さ7~12センチの
卵状長楕円形で、星状毛が多い。



5~6月に開花。
雌雄同株。

核果は径3センチで毛が多く、核の中の種子は
食べられる。



下は
5月のオニグルミの花で、雌花の花柱は紅色。


 

 

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アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)

2018-07-17 08:35:09 | 野の花日記

アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)
<キク科オオハンゴンソウ属>
北アメリカ原産の帰化植物。
二年草草本。

茎はまばらに分岐して高さ90センチほどになり、
葉とともに粗い剛毛が密生する。


葉は長楕円形。
基部のものは長い柄があり、
上部のものは無柄で互生する。



夏から秋にかけて、
直径7センチほどの頭状花を長い花茎の上につける。
舌状花は黄色で14枚前後。
筒状花は暗紫色で円錐形のの花床につく。


別名、キヌガサギク。


 

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キクイモモドキ(菊芋擬)

2018-07-16 05:24:36 | 野の花日記

キクイモモドキ(菊芋擬)
<キク科キク属>
北アメリカ原産で観賞用に栽培される多年生草本。
短い地下茎から茎をそう性して、
株立ちとなり、まばらに分岐して高さ1,2メートルほどになる。



葉は先の尖った卵形で縁には鋭鋸歯があり、
濃緑色でやや光沢がある。



茎の先端に径7センチほどの頭状花を多数つける。
舌状花は黄色で15枚前後、
筒状花も黄色で、中心部はやや盛り上がる。



似たものに、キクイモ、イヌキクイモ、ヒメヒマワリ
などがあり、ややこしい~。




 

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ソバ(蕎麦)の花

2018-07-15 05:10:46 | 野の花日記

ソバ(蕎麦)の花
<タデ科ソバ属>
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)
を出し、花径6ミリくらいの白、又はピンクの
小さな花をたくさんつける。

花弁のように見えるのは萼片で、
雄しべは8本。
雌しべの花柱は1本で、先が3つに裂ける。



短花柱花(花柱が雄しべより短い花)と、
長花柱花(花柱が雄しべより長い花)がある。
茎は直立し、上部で枝分かれする。



葉は三角形ないし心形で、互い違いに生える。(互生)
葉には長い柄がある。


花の後にできる実は三角錘状のそう果
(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)
で黒褐色ないし銀灰色に熟する。

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キハギ(木萩)

2018-07-14 05:41:08 | 野の花

キハギ(木萩)
<マメ科ハギ属>
山野に生え、高さ2~3メートルになる落葉低木。


葉は3出複葉で、
小葉は長さ2~4センチの長卵形または長楕円形で、
裏面に絹毛がある。


托葉は細くて長い。



7~9月、
葉のわきから総状花序をだし、
長さ1センチの蝶形花をつける。



花は淡紫白色で、時に黄色を帯びる。
萼は4裂し、萼片は卵形で先が尖る。


豆果は長さ1~1,5センチの扁平な長楕円形で、
先は急に尖り、まばらに伏毛がある。




 

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クマヤナギ(熊柳)の実

2018-07-13 07:29:17 | 木の実

クマヤナギ(熊柳)
<クロウメモドキ科クマヤナギ属>
山地のやぶに絡むつる性の落葉樹。
花は淡黄緑色で目立たない(まだ見たことがありません)

果実は1年かけて熟すので、
ほぼ年中見かけることができるそうだ。
果実は、核果で長さ5~7ミリの長楕円形、
冬を越して翌春~夏に成長して、緑、黄、赤、黒に熟す。




始めは、イヌザクラの実と見間違えたが、
実の色は鮮やかな赤で、つる性であることを知ることができた。
始めは黄緑色でその後赤くなり、
最後は黒く熟す。




山地のやぶに絡み、
若枝は緑色で右巻きに絡みついて数センチの太い幹になる。
葉は、柄があり互生、卵形から楕円の卵形、
長さ4~6センチ、幅2~4センチ、葉脈は無く、質は革質。




つる性なので木に絡みついて伸びる。


 

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シロネ(白根)

2018-07-12 05:11:24 | 野の花日記

シロネ(白根)
<シソ科シロネ属>
地下茎が白くて太い事から、白根(しろね)の名がある。



水辺に好んで生える1メートルほどの多年草。



葉は対生し、広披針形で、
長さ8~15センチ、幅1,5~4センチ。
光沢があり、ふちに鋸歯がある。

葉のわきに白色で小形の唇形花をつける。



花冠は長さ葯5センチ。
萼は長さ4~5ミリで5中裂し、萼片は細く先端は鋭く尖る。


他にヒメシロネ、コシロネ、エゾシロネなどがある。

 






 

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