れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

センボンヤリ(千本槍)

2018-11-20 06:01:31 | 野の花日記

センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
春の花はタンポポを小さくしたような、
舌花状の花は裏が紫色で、葉の裏面に白い毛が密着する。

上と下は春の花で、
春と秋に花を咲かせる。

秋には30~60センチの花柄を伸ばし閉鎖花からなる頭花を1個つける。

頭状花だけの集まりで開かず、
成熟すると淡褐色の綿毛が開いて球状になる。

名前の由来は伸びた姿が槍を何本も立てたようだから、
また、開いた綿毛が大名行列の毛槍に見える事からだそうです。



秋の閉鎖花は、種子をたくさんつけ高く伸び綿毛をつける。
触れるとちょっと堅めのふかふかした毛。
さらに乾くと風に乗って飛んでいく。


 



 


 

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センダン(栴檀)の実

2018-11-19 05:44:36 | 野の花日記

センダン(栴檀)の実
<センダン科センダン属>
今はまだ青い実でした。
暖地の海岸近くに自生する落葉高木。
街路樹や公園などによく植えられている。

樹皮は紫黒褐色で縦に裂ける。
枝は四方に広がる。



葉は大形の奇数2~3回羽状複葉で互生する。

果実は核果で楕円形。
もう少し経つと黄色に熟し、
葉が落ちた後も長く枝に残る。

果実は薬用にし、核は数珠玉に使われる。
樹皮は苦楝皮と言って駆虫剤にするそうだ。

上は春の花で淡紫色の小さな花を多数開く。
よく「栴檀は双葉より芳し」と言われるが、
この栴檀は、白檀の事でよく間違えられます。


 

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アワコガネギク(泡黄金菊)

2018-11-18 09:34:08 | 野の花日記

アワコガネギク(泡黄金菊)
<キク科キク属>
別名キクタニギク
山地の谷間のやや乾いた崖や山麓の土手などに生える多年草。

全体が小ぶりで愛らしい。
高さ1~1,5メートルになり、さかんに枝分かれする。
高く伸びると言うより、横に這ってたくさんの花を咲かせる。

花をつけている時は見ごたえがあります。



葉は互生し長卵形で5深裂し、質はうすい。

両面に細い毛があり、多少黄色みのある緑色で、
つやはない。



茎の先に多数の頭花をつける。
舌状花は短く多数で、中心の筒状花も多い。
そう果には冠毛が無い。

 

 

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タコノアシ(蛸足)

2018-11-17 04:43:33 | 野の花日記

タコノアシ(蛸足)
<ベンケイソウ科タコノアシ属>
沼、河原、水田跡などの湿地に生える多年草。
茎は直立し高さ30~85センチ。

通常、淡紅色を帯びると、植物図鑑にあったが、
下は9月ごろの画像

葉は互生し狭披針形。
茎の先や葉のわきから花序の枝を数本分け、
片側に黄白色の小さな花を多数つける。



今はタコノアシ(蛸足)のように、
赤く染まっている。


ここでは保護されて群生していた。
(東久留米の落合川周辺にて)

今は絶滅危惧種になっているそうです。


 

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ムクロジ(無患子)の実

2018-11-16 05:05:05 | 木の実

ムクロジ(無患子)の実
<ムクロジ科ムクロジ属>
木の実の中では大好きな実の一つです。
以前知り合いになった方の畑に、よく無患子の実がなっていて、
いつも高枝挟で、透明になったこの実を戴いて帰ったものです。
今はもうその方も逝かれて、伐採されてありません。

もう少したつと、
実が透明になって中の黒い種が透けて見えます。

山地に生える落葉高木。
葉は偶数羽状で互生します。
黄葉して実だけが枝に残ります。

6月頃、枝先に大形の円錐花序をだし、
淡緑色の地味な花を多数開きます。

ここはお寺だったので、
大きな木になっていて実もたくさんつけていました。
果実は直径約2センチの球形で、
中に1個の黒い種子があります。
この実は羽根つきの球になります。

 

 

 

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タラヨウ(多羅葉)の実

2018-11-15 04:30:18 | 木の実

タラヨウ(多羅葉)の実
<モチノキ科モチノキ属>
暖地の山地に生え、庭や寺院などに
よく植えられている常緑高木。
このタラヨウも、お寺でであったものだ。



樹皮は灰黒色で浅く裂ける。
葉は互生して長さ10~18センチの長楕円形で
質は厚く、表面に光沢がある。


4~5月、
葉腋に淡黄緑色の小さな花を密につける。
花弁と萼片は4個、雄しべは4個あり、
雌花は退化して小さい。
雌雄異株。

果実は直径6~8ミリの球形で、
多数集まって付き、赤く熟す。




 

 

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ボントクタデ(凡篤蓼)とアキノウナギツカミ(秋鰻掴)

2018-11-14 06:06:01 | 野の花日記

ボントクタデ(凡篤蓼)
<タデ科イヌタデ属>
薬味で食べると言う、ヤナギタデとよく似るが、
葉が辛くないのでポンツク(愚鈍者)の意味で、
薬味として間が抜けているのが名前の由来というが、
私としてはヤナギタデがよく解らない。(-"-)



水辺に生え、花がまばらにつく。
花序が垂れ下がる。
花は外側は紅色で内側は白い。

草丈は70~100センチ。
葉に八の字形の黒斑があることが多い。



ボントクタデの葉は食べても苦くなく、
葉には細かくて伏せた毛が生えている。



タデ科も色々あり、
覚えたら愉しいかもしれません。

ついでに、
写真が上手く撮れなかったけれど、
アキノウナギツカミ(秋鰻掴)
<タデ科イヌタデ属>


茎に下向きの短い棘がたくさんあり、葉は細長く基部を抱く。
花は十数個の小花が集まってつく。





花は小花が集まってつく。



茎に棘があること、葉が茎を抱くこと。


 


 

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ツルギキョウ(蔓桔梗)の実

2018-11-13 04:47:16 | 野の花日記

ツルギキョウ(蔓桔梗)の実
<キキョウ科ツルギキョウ属>
実は・ずっと名前が解らなくて、
「不明のフアイル」に入れていたものが、ツルギキョウの実だと言う事が解った。
いつもだと、「教えてgoo」に写真を投稿して教えて頂くのだが、
花ではなく実らしかったので(それさえ不確かだったこともあり)
ほっておいたものだ。
たまたま、高尾山の古い平成2年版の「花と木の図鑑」を見ていたら、
ツルギキョウの実だと言う事が解った。



まれにみられるつる性の多年草とあった。
(これは去年の10月の24日)

高尾山でも稀だと書いてある。
葉は卵状心臓形で長さ3~5センチ。
裏面は粉白色を帯びる。


花冠は広い鐘形で、先端は鋭く5裂して、その裂片は反り返る。
花の時期に是非出会いたいものだと思った。


上手く写ってはいないが・・

花の頃、出会いたいものだと思った事です。


 

 

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コミカンソウ(小蜜柑草)

2018-11-12 04:51:04 | 野の花日記

コミカンソウ(小蜜柑草)
<ミカンソウ科コミカンソウ属>

朝の犬とのお散歩で、コミカンソウに実がなっているのを見つけた。
他の場所ではまだ花が咲いて青い実だったりしていた。
上から見てもなかなか見つからない。
茎は直立して10~40センチになり、
幾つもの枝を出す。


葉の下に並ぶ、ミカンのような果実は、
直径2,5ミリほどでとても小さい。
赤橙色で表面にぶつぶつした小突起がある。
食べられないそうです。

葉は枝の両側に規則正しく並んでいます。
葉は長楕円形で互生しています。

上は同じ日に、近くに群生していたものですが、
これから赤い実がなるようです。

花は枝先に雄花、基部よりの葉腋には、
6枚の花弁をもつ雌花を下向きにつける。

畑や道端に自生する。

 


 

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ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

2018-11-11 07:16:39 | 野の花日記

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)
<バラ科キイチゴ属>
高尾山にて、ミヤマフユイチゴに出会う。
フユイチゴは掲載したことがあるのだが、
どう違うのか?
感じでは・・ミヤマフユイチゴの方が、
全体的に小さな気がしたが。
いまだによく解らない。


ミヤマフユイチゴの方が葉の先が鋭いようだ。
茎には毛が少ない事で見分けるようです。

山中の樹下に生える常緑小低木。
茎はつる状に伸び、花をつける枝は8~25センチ。



果実は苺になって食べられる。

フユイチゴの方が葉の先が丸い。
茎には棘が無く短毛が密生するとある。

下はフユイチゴです。
葉の先が丸いかもしれませんね。
茎に短毛が密生していますね。


 


 

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