れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

サラシナショウマ(晒菜升麻)

2018-11-10 06:15:58 | 野の花日記

サラシナショウマ(晒菜升麻)
<キンポウゲ科サラシナショウマ属>
山地の林内や林縁で白い花の穂が目立つ。
草丈は60~120センチになり、
葉は2~3回分かれる複葉。

花は両性花と雄花があり、
多数穂状につきブラシのように見える。



5~10ミリの花柄があることでイヌショウマと見分けられる。
高尾山では、もう花が終わっているものが多く、
1センチほどの袋状になった果実がよく見られた。

サラシナ(晒菜)とは、
若菜を茹でて水に晒して食べる、ま
たは茹でる前に冷水に1日くらい晒してアクを抜くと言う意味で、
ショウマ(升麻)とは漢方薬の生薬の名前。

もう、殆ど花が散った状態でした。







 

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カラハナソウ(唐花草)

2018-11-09 06:27:50 | 野の花日記

カラハナソウ(唐花草)
<クワ科カラハナソウ属>
1番目の枯れたカラハナソウは、
北軽井沢でであったものだ。
(手元に以前に撮ったものがあったのでそれを使用します)

山地にはえる多年草のつる草。
茎に下向きの棘がある。
葉は対生し、長い柄のある卵円形で、
先端は普通3裂し、桑の葉に似ている。
雌雄異株。

 

 

 

果穂はかさかさした卵球形となり垂れ下がる。
和名の唐花草は、果穂の様子を唐花模様にたとえたもの。

母種はビールのホップ。

上はカラハナソウの花。
8月頃。






 

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ヌカキビ(糠黍)

2018-11-08 06:27:05 | 野の花日記

ヌカキビ(糠黍)
<イネ科キビ属>
やや湿った草地や林の縁に生える1年草。
キビに姿が似ていて小穂が小さくまばらにつくことから、
糠黍と言う。


茎は下部で枝分かれし、
直立して高さ30~120センチになる。

葉は薄くやわらかい。

花序は茎の上に部に円錐状につき、
長さ幅とも15~30センチ。
花序の枝は細くよく枝分かれし、
先端に長さ2ミリほどの楕円形の小穂をつける。

緑の葉の(水仙?)の手前のポソポソの細い穂が
ヌカキビです。
林の縁や草原で出会えるといいですね。

 

 

 

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アマチヤヅル(甘茶蔓)の実

2018-11-07 05:21:30 | 野の花日記

アマチヤヅル(甘茶蔓)の実
<ウリ科アマチヤヅル属>
葉に甘みがあるので、この名がある。
私が初めてアマチャズルに出会った時、
ヤブガラシの葉になぜ黒緑色の実がなっているのだろうと
不思議に思った事です。
藪の中で見つけたので、葉っぱも緑が濃かったからかも
と、思った事です。



何と言っても、この黒緑色の実が美しい。

葉は私にはやわらかめのヤブガラシの葉に見える。
狭卵楕円形か狭卵形で、両面にまばらに白毛がはえる。
通常は5小葉だが、3~7の事もある。


お見苦しい画像ですいません。
雌雄異株。

果実は8ミリほど。

自分のための記録なので・
画像の乱れは失礼いたしております。(__)

 


 

 

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リンドウ(竜胆)とツルリンドウ(蔓竜胆)の実

2018-11-06 08:20:48 | 野の花日記

リンドウ(竜胆)とツルリンドウ(蔓竜胆)の実
<リンドウ科リンドウ属>
花は鐘形で、長さ4~5センチ。
秋の野に日を浴びて開く青紫の花。

花冠の先が5つに裂け、
裂けめの部分に少し尖ったような「副片」がある。



花の内側には、褐色の斑点模様がある。

山の草地に生え、草丈は20~100センチほど。
立ち上がらないで地面を這う事もある。

上は浅間牧場にて。
葉が紅葉して、もう花も終わりに近かった。

「竜胆」は苦い根を乾燥させて作られた生薬の事で、
リュウタンと読み、それがなまったのが名前の由来らしい。

花が開くと雄しべから花粉が放出される。
雄しべが萎れると、雌しべが開く。
自家受粉を避けるため時間差で雌雄が変化する。

ツルリンドウ(蔓竜胆)の実
<リンドウ科ツルリンドウ属>
竜胆が咲いていた道の斜面に、ツルリンドウの実を見つけた。

果実は細長い球形で、赤い実は鮮やかで目立つ。
食べたことは無いのだが、
美味しくは無いがすっぱくて、わずかに甘いそうだ。
食べられる果肉は少なく種子が大きいのだそうです。

 

 

 


 

 


 

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ネナシカズラ(根無葛・菟糸)

2018-11-05 07:27:36 | 野の花日記

ネナシカズラ(根無葛・菟糸)
<ヒルガオ科ネナシカズラ属>

日当たりのよい野や山の草や低木に巻き付く1年生の寄生植物。
茎は太く約1,5ミリで黄色を帯び、
褐色の斑がある。



葉は小さな鱗片となる。
花は見られなかったが、穂状に多数つき、
鐘形で先は5裂する。
白い花に出会ってみたいと思った。

蒴果は卵形で長さ4ミリ、先端に花柱が1個付き、
始め花冠がかぶさっていて、やがて頭を出し、
上部の蓋が取れて少数の種子を散らすそうだ。

寄生根によって、
宿主から養分を吸収して根はなくなる。

 


 


 

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クロマメノキ(黒豆木)とシラタマノキ(白玉木)とコケモモ(苔桃)の実

2018-11-04 09:44:52 | 木の実

<クロマメノキ(黒豆木)とシラタマノキ(白玉木)とコケモモ(苔桃)の実>

クロマメノキ(黒豆木)の実
<ツツジ属スノキ属>
別名にアサマブドウの名がある。


高山に生えよく分岐する落葉低木。



葉は長さ1,5~2センチの倒卵形。
裏面は粉白緑色で網状の脈が目立つ。

前年枝の先に紅色を帯びた緑白色の壺状の花を1~2個つける。
液果は直径6~8ミリの球形で藍黒色に熟し、
白粉をかぶる。
甘酸っぱく美味しい。
今は葉が紅葉して綺麗です。

シラタマノキ(白玉木)
<ツツジ科シラタマノキ属>
高山の岩石地などに群生する常緑小低木。


地下茎で、枝は斜上する。
葉は長楕円形または楕円形で先は丸い。

果実は蒴果で液質の萼に包まれ、
つぶすとサロメチールに似た匂りがする。

コケモモ(苔桃)
<ツツジ科スノキ属>
葉は蜜に互生し、長楕円形または倒卵形。
厚い革質で表面は光沢がある。


6~7月に枝先に短い総状花序をだし、
紅色を帯びた白色の花を3~8個、
鐘形の花を下向きにつける。



液果は直径7~10ミリの球形で紅色に熟し、甘酸っぱい。
生食の他、果実酒やジャムにする。

画像が見づらく申し訳ない。

 


 

 

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ツルウメモドキ(蔓梅擬)

2018-11-03 06:43:19 | 木の実

ツルウメモドキ(蔓梅擬)
<ニシキギ科ツルウメモドキ属>
山野に生える落葉つる性。
つるは褐色または灰褐色で、物に絡みつく。

葉は互生し、長さ5~10センチの倒卵形または楕円形で、
先は尖りふちには鋭い鋸歯がある。

5~6月、
葉脈から短い集散花序をだし、
黄緑色の小さな花を10数個開く。
雌雄異株。
花弁は5個あり、長さ4ミリの卵状長楕円形。
萼は5裂し萼片は球形。

雄花には花糸の長さ約3ミリの雄しべが5個あり、
雌しべは目立たない。
雌花には退化した短い雄しべが5個と柱頭が3裂した雄しべが1個ある。

蒴果は直径7~8ミリで、
秋に黄色に熟すと3つに裂け、
中から黄赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。



 


 

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チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)の実

2018-11-02 07:30:38 | 野の花日記

チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)の実
<モクレン科マツブサ属>
やや寒冷な山地に生える落葉つる性。
つるは右巻き。

樹皮は褐色で薄くはがれる。
葉は長さ3~10センチ楕円形または倒卵形で厚い膜質。
先は尖り、ふちに5~10対の歯牙がある。
表面の主脈はへこむ。

6~7月、
直径1センチの淡黄白色の花が垂れ下がって咲く。
雌雄異株。
花弁と萼片は長楕円形で6~12個。
雄花の雄しべは6個。

私はまだ花を見たことが無い。
チョウセンゴミシも、見たことがあるのかもしれないが、
実際にこれがチョウセンゴミシと認識したのは初めての事です。

 

花後の雌花は花床が伸びて、
直径約7ミリの球形の赤い果実をつける。

 

 

 

 





 

 


 

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シオデ(牛尾菜)の実

2018-11-01 07:46:02 | 野の花日記

シオデ(牛尾菜)の実
<サルトリイバラ科サルトリイバラ属>
山野に生えるつる植物で、
巻き髭を出して他のものに絡みつき伸びる。



葉は卵状楕円形で、裏面は淡緑色。

葉の長さは5~15センチで、
5~7本の脈がある。

花は淡黄緑色で小さく、
花序は球のような形になる。

下は花で、雌雄異株なので、
たぶん、雌花と思われます。

名前の由来は、アイヌ語の「シュウオンテ」が転じたものと言われる。



果実は黒色で直径約1センチ、
球状に集まる。


 

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