熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

バラ苗イングリッシュローズ、バビロンを買う

2018年03月09日 | ガーデニング
   ばらの栽培と言うと大袈裟だが、もう、20年近くも、身近にばらを植えながら、ガーデニングを楽しんでいる。
   椿は、枯らさなければ、植えれば毎年花を咲かせてくれるのだが、ばらは、それなりに一生懸命世話をしないと、思うように咲いてはくれない。
   今、何本かの庭植えを除けば、15鉢くらいの鉢植えのばらを維持している勘定である。
   鎌倉への移転と同時に、大分、菩提寺の庭に移植したりはしたが、随分枯らしていて、10年以上持ちこたえられているばらは、ほんの数株しかない。

   鎌倉の庭は、結構広いのだが、既に沢山花木が植わっている上に、この数年で、所かまわずに、椿やボタン、シャクヤク、アジサイ、桜や梅、紅葉等々、植え続けたので、バラを植える余地もなければ、第一、一歳の孫娘が居るので、娘から、バラは絶対にダメだと申し渡されており、植木の陰で、細々と育てている。

   こんな状態でありながら、性懲りもなく、今回、バラ苗を8株買ってしまった。
   デイビッド・オースティン・ロージズから、イングリッシュローズを4株、京成バラ園からバビロンなど4株である。
   尤も、最近、同じ鎌倉に住んでいる長女が、花に興味を持ち始めて、庭に花を植えるのを楽しみにしているので、何株かは、そこへ移植することにはしている。
   
   私のバラ栽培だが、
   最初は、近くに、京成バラ園があったので、そこで、数株気に入ったバラ苗を買ってきて、庭に植えてみたら、綺麗に咲いたので、栽培するようになったのである。
   その時は、全くの初心者だったので、料理のレシペを読むような気持で、解説書を一字一句漏ららずに読んで、その通りにしたのが実ったのであろうと思う。
   その後、長女に孫息子が生まれたので、庭植えのバラは全部切り倒して、数株の鉢植えを維持しながら、すこしずつ、鉢数を増やしていった。

   その間に、イングリッシュローズに興味を持って、精力的に栽培し始めた。
   オールドローズとHTやフロリバンダのモダンローズとの交配で生み出されたカップ咲きやロゼット咲きの豪華で華麗なイングリッシュローズの魅力に魅かれたと言うこともあるが、やはり、イギリスで5年間暮らして永住権も持っていたと言うイギリスへの思い入れもあった。
   しかし、イングリッシュローズは、デイビッドの作出なので、歴史が浅くて、イギリスに私が居た頃には、まだ、萌芽期で、私は知らなかった。

   いずれにしろ、私の印象では、真剣に取り組まなければ、イングリッシュローズの栽培は難しいと思っている。
   今回買ったのは、オリビア・ローズ・オースチン(Olivia Rose Austin 口絵写真がこのバラ) 、ザ・ポエッツ・ワイフ(The Poet's Wife)、ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten)、モリニュー(Molineux)の4株、6号鉢である。

   京成バラ園からは、バビロン系統の花に興味を持って、ストラボ バビロン、プリンセス バビロン、アメジスト バビロンの大苗(4.5号角鉢)を一鉢ずつ買った。
   オランダのインタープランツ社作出の一重のばらで、例えば、ムーンライト バビロン だと、「アイボリーイエローにふちがピンクで、花弁の中心にペルシカ特有のレッドのブロッチが入る、平咲きのバラ」と言うわけだが、バラらしくないバラなので、一度、栽培してみようと思ったのである。
   もう一本は、古い黄色の花で、ミダスタッチ(マイダスタッチと言う名前で売られているが、手で触れたものが総て金に変わったと言うミダス王のはなしであるから、ミダスタッチ。同じく、イングリッシュローズの フォールスタッフも、シェイクスピアの登場人物だから、ファルスタッフである筈)。
   先のザ・ポエッツ・ワイフもモリニューも黄色だが、快挙で失敗しているので、もう一度、黄色いバラを育ててみようと思ったのである。

   イングリッシュローズは、鉢上げしてまだ日が浅いフレッシュポットであり、6号鉢なので、デイビッド・オースチンのガイドでは、一番花が咲いた後で、植え替えるのが良いと書いてあるので、そうすることにした。

   一方、バビロンなど京成バラ園から買ったバラは、4.5号鉢なので、あくまで、仮植えであるから、すぐに移植しなければならない。
   昨秋に鉢上げしたのであろうか、かなり、根が回っていてしっかりしており、新芽もでているので、そのまま、大きな鉢に移植すればよいのであろうが、タイミングを合わすために、空いていた同じディビッド・オースチンの6号鉢があったので、それに移植した。

   どのような花が咲くのか楽しみだが、日向において、水やりに注意しておれば、まず、間違いなく、5月には、一番花が、咲くのであろうと思っている。
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ミニトマトを二本仕立てで育てる

2017年05月05日 | ガーデニング
   トマトは、次から次へと、葉の付け根から脇芽が出てくるのだが、これを摘み取って、主柱の一本だけ伸ばして栽培するのが普通で、テキストなどにも、このように書かれている。
   しかし、私は、少し前から、二本仕立てで、ミニトマトを栽培している。
   主柱を二本にして、育てるのである。
   理屈から言えば、木に負担がかからねば、二倍のミニトマトが採れることになるのだが、そううまくは行かなくても、1・5倍くらいの増取にはなるであろう。
   尤も、私の場合は、増取を目的にするのではなく、トマト苗は、一本仕立てだと、苗によっては、2メートル以上になって、扱いに困るので、これを避けたいのである。
   二本仕立てだと、両方とも、第5花房程度で摘心すれば、2メートルくらいで止まる。

   やり方は、至って簡単。
   原則的には、第一花房のすぐ下の葉から伸びる脇芽を、そのまま伸ばして第二支柱として残して、その後は、一本仕立てと同じ手法で栽培を続ければよいのである。
   脇芽が沢山出るのだが、第一花房下の脇芽が一番勢いがあって元気だと言うことである。
   尤も、苗によっては、第一花房下の脇芽が貧弱である場合もあるので、その時は、残しておいた脇芽のうち、一番勢力の強い脇芽を、第二主柱にして残せばよい。
   

   私の場合には、プランター栽培であるので、比較的場所もセイブできるので、この二本仕立てで、重宝している。
   中玉トマトでも、今年は挑戦してみようと思っている。
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例年通り、トマトをプランターに植える

2017年04月17日 | ガーデニング
  毎年、庭にプランターを並べて、トマトを栽培している。
  以前は、このブログで栽培記録を書いていたが、毎年のことで、新鮮な話題があるわけでもなく、昨年から止めた。
  今年は、まず、通販でトマト苗を手配して、4月苗を送ってもらい、植え始めることにした。
  これまで、随分いろいろなトマトを植えて来たが、大玉トマトは、結構難しいので、途中で止めてしまい、最近は、ミニトマトが主体である。

  買ったトマト苗は、 
  ミニトマトは、アイコのレッドとイエロー、イエローシュガー、クリスタルキャンディ、ゴールデンスイートの計21本、
   中玉トマトは、フルティカRP、華ロマン、華小町Rの4本、しめて、25株である。
   今までに、植えた経験のあるのは、レッドとイエローのアイコ、そして、フルティカであろうか。
   他のトマトは、別に特別な趣向があるわけではなく、ネットカタログで適当に選んだ。
   5月に入れば、また、新しいトマト苗が欲しくなって買い増すので、庭中、トマトプランターだらけになって、家族の顰蹙を買いそうである。

   これまでは、タキイやサントリートマトを栽培することが多かったのだが、代わり映えせず新鮮さに欠けるし、ケーヨーデイツーの店頭で買ったのは、当たり外れが多くて信頼性に欠けるし、デルモンテも色々試みたが特別にどうと言うこともないし・・・
   今回は、他の花木などでも通販で使っていて、オリジナルブランドがあるわけではなく、どこの作出トマトでも売っている国華園の通販で、接木苗ばかりを買った。
   選り取り商品と言うことで、注文数が増えると適当な値引きのある商品だが、総てF1接木苗で、均せば、単価320円ほどで、まずまずの値段であろうか。

   プランター植えと言っても、新しく買うのは、トマト苗と培養土だけで、プランターや支柱などは、これまでのを使えばよいので、コストは、たいしたことはないのだが、考え方によったら、トマトを、直接、スーパーで買った方が安いかも知れない。
   しかし、そこが、趣味たる由縁で、上手くいけば、庭での完熟トマトは、けた違いに甘くて美味しい。

   糖度はまずまずなのだが、楕円形のやや大ぶりのアイコトマトは、気に入っていて、最初から、毎年、定番として必ず植えているのだが、可笑しな話だけれど、通販通の私でありながら、作出社のサカタからは、今までに、苗木を一本も買ったことはない。
   このアイコだが、何故か、同じ種である筈でありながら、買った店によって、育ててみると、味や植生などにばらつきがあって、その違いに驚いている。

   今回は、国華園の接木苗であり、タキイ同様に、花木や草花や野菜苗などでは、信用している通販なので、まずまず、それなりのトマトが収穫できるだろうと期待をしている。
   気候が異変を起こすと、8月頃で打ち切らざるを得なくなるが、どこまでやれるか、疫病にやられないことを祈って、栽培を続けたいと思っている。
   
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つばきの苗木を、庭に移植する

2016年10月09日 | ガーデニング
   しばらく、鉢植えで肥培していた椿の苗木を、数本、鉢から庭に移した。
   6月頃に蕾が付き始めて、花芽がはっきりと表れて、少しずつ大きくなってきている。

   千葉に居た頃には、庭植えと鉢植えを合わせば、50種類をはるかに超える椿を栽培していたのだが、大きくなった椿など、相当、立派な庭木になっていたけれど、移植もままならず、結局、気に入った鉢植えを少し持ってきて、庭に植えただけで、殆ど諦めてきた。
   ここで移植した椿も、3年弱経っているので、それなりに、庭に落ち着いてきて、花を咲かせ始めている。

   その後、タキイの通販や園芸店などで、気に入った椿の苗木を買って、しばらく、鉢植えで肥培して、庭植えにしている。
   鉢植えにしておくと、水切れなどで、枯らすことがあるので、しっかり、苗が落ち着くと、極力庭に移植している。
   いずれにしろ、それなりに、立派に成形された庭のある家に移ってきたので、庭の雰囲気を壊さずに、私好みの庭に代えて行くのには工夫がいるし、まず、自由に椿を植える空間を探すのが大変である。

   私の場合、最初は、ピンクの乙女椿に魅せられた。
   千葉に家を建てて、最初に、何の気なしに植えた花木の一本がこの乙女椿で、その後すぐにヨーロッパに転勤となり、8年後に帰って来た翌春、庭に咲いた綺麗な乙椿の匂うようなピンクの花の美しさ造形の妙に感激したのである。
   それから、どんどん、椿の苗木を買って、庭に植え、鉢花で育てた。

   いつの間にか、40坪あった庭も、椿の花で、春になると咲き乱れて、壮観であった。
   ところが、ヨーロッパ生活の影響もあるのであろうか、手に取る椿が、少しずつ洋椿の比重が増し始めてきた。
   並行して、ばらにも手を出して沢山栽培し始めたのだが、やはり、結構、興味を持って集めて育てていた日本の侘助あたりなど一重でシンプルな椿から、ばらのように華やかな洋椿に、関心が移って行った。

   ところが、不思議なもので、今回、新しく買った椿の苗なのだが、これまでに植えていた薩摩紅、花富貴、荒獅子、桃太郎、大冠、卜伴など日本の椿を、懐かしくなって、また、買ってしまって植えている。

   今日は、少し前に、タキイから買ったシュプリーム・シャンパンとシュプリーム・エレガンスが、かなり、大きくなってしっかりしてきたので、玄関正面の花壇と、裏庭に面した半坪庭に、咲くとよく目立つところに植え変えた。
   今年の春にも奇麗な花を咲かせてくれたし、10年くらいでも1メートルくらいの低木だというので、丁度、好都合である。
   古社寺や公園などの大木の椿の落ち椿には、雰囲気があって良いのだが、個々の花には目が行かず、背の低い木で、一輪二輪、綺麗に咲くと、美しさが際立って感動的なのである。

   坪庭の背後の垣根の手前、竹の間に、マーガレット・デイビスと菊冬至が植わっている。
   この庭には、今、斑入りツワブキが蕾をつけてスタンドバイしていて、紅葉を待って、小さなもみじが葉を広げている。
   今年は、一寸、この庭も整備したので、大分雰囲気が良くなってきている。

   近所の住人たちは、結構、こまめに庭仕事に精を出して、綺麗な庭を維持しているが、私の場合には、やることが多い所為か不精なのか、注意が散漫でもあり、庭の手入れが行き届かないので、焦ったりもする。
   知人友人たちには、庭仕事が苦痛になって、一戸建てからマンションに移り住んだのが何人かいる。

   とにかく、前に居たイギリスなどと比べて、温帯とは言え、モンスーン気候帯の日本の夏の雑草の生え方は、半端ではなくて、最近では、歯が回転する電動式芝刈り機があるので助かっているが、雑草の処理が大変なのである。
   しかし、花木や草花は、正直なもので、過保護は駄目としても、それなりに、雑草を処理して肥料を施し、環境を整備してやらないと、綺麗な花を咲かせて応えてくれない。

   今日、他に庭に移植した椿は、鴇の羽重と花富貴。
   まだ、タマアメリカーナやジュリア・フランスやハイ・フレグランスなど10鉢ほどが、スタンドバイしているのだが、何処へ植えようか。
   今年の春よりも、わが庭には、大分、椿が増えたので、来春の開花が楽しみである。

   
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挿し木したアジサイが、子株に成長

2016年09月26日 | ガーデニング
   明月院の明月院ブルーのアジサイが、あまりにも有名なので、鎌倉は、アジサイの名所のように思われている。
   確かに、鎌倉の古社寺には、アジサイが咲き乱れて、美しい花を楽しめるスポットが多いし、街路に沿っても、アジサイが植えられていて、梅雨シーズンには、アジサイで華やかになる。

   このわが庭のある鎌倉山の麓から西鎌倉の住宅街にかけても、アジサイが、山にも公園にも街路にも、一面に咲き乱れるのだが、かなり、庭の広い住宅街の個人の住宅の庭にも、思い思いのアジサイが植わっていて、楽しませてくれる。
   私の庭にも3株アジサイが植わっているのだが、何となく見劣りがするので、今年は、近所でアジサイを美しく咲かせている人に頼んで、剪定時の廃却枝を貰って、挿し木することにした。
   園芸店で気に入った苗を買えばよいのだが、近所に咲いているアジサイだと、咲いている花を見て、選べるので、多少手間暇がかかるが、この方が、好きな花を咲かせられるので、ベターである。

   アジサイは、剪定せずに放置しておく方が、良い花が咲くと言われているようだが、個人の住宅のアジサイとなると、年々、株が大きくなって困るので、毎年剪定せざるを得ず、これを挿し木すると言うのは、廃物利用以上の値打ちがある。
   
   どのような枝が良いか、どのように挿し木すればよいかなど、解説本などに書いてあるが、そんなに大層に難しく考えなくても、剪定した枝を、ここから葉や芽が出てくるので、適当に花芽や葉芽のある部分を残して、適当な長さに切って、挿せば良いのである。
   勿論、根がついても、成長や花が咲く時期などには、かなり、差がでるのだが、精々1~2年の違いであろう。
   下手な鉄砲数打ちゃ当たるので、沢山差し穂して、良い苗を選べばよいのである。

   大切なことは、挿し木する前に、差し穂を、メネデール(何のことはない、芽根出るをハイカラにネーミングしただけ)の希釈液に、1日くらいつけておいて挿し木することで、水やりを忘れずに、日陰においておけば、1ヵ月くらい経てば、余程のことがないかぎり、確実に根がつく。
   
   冬になって、アジサイの葉が落ちた頃に、庭植えにしようと思っているので、まだ、当分は肥培できそうである。
   裏庭の垣根の外、小川との境界線の間に、狭いながらも空地があるので、ここに、列植すれば、道行く人に楽しんでもらえると思っている。
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ミニトマトの経済的なプランター栽培

2016年06月08日 | ガーデニング
   今年も、例年通り、ミニトマトをプランターで栽培している。
   4月中旬からなので、最初の実が色づき始めている。
   今年は、これまで栽培していた大玉や中玉、それに、ブランドトマトを止めて、アイコなど極普通のミニトマトばかりを植えている。
   最近のトマトは、かなり品質が良くなって、それ程、種類によって甲乙つけるほど、差があるわけではなく、特別な売り出し中とか、能書きだけが先行するトマトなどは、かなり、バラツキがあって、栽培が難しい場合がある。
   

   もう一つ、変えたのは、殆どのミニトマトを、二本仕立てで栽培することにしたことである。
   特に難しいわけではなく、時には、実が多少貧弱になるような気はするが、収穫量は、かなり、増える。

   一本仕立てで、プランター植えした場合、大体、いくらうまく育てても、5ないし6花房くらいまでで、芯を切って成長を止める。
   二本仕立てにすると、第二支柱に、第一花房が出ない時もあるが、少なくとも、4花房くらいは可能である。
   したがって、一本のミニトマトで、場所をそれ程、広げることなくコンパクトに、10くらいの花房のトマトを収穫できることとなる。
   上手くいけば、何も、一本仕立てに拘ることなく、手間暇は、同じなのだし、
   場所を多少取る程度で、収穫量が増えるのなら、これに越したことはない。

   二本仕立てには、色々なやり方があるようだが、私の手法は次の通り。
   苗を植えてしばらく経つと、わき目が出てくる。
   一本仕立ての場合には、この脇芽は、すべて掻き取るのだが、私は、3本くらい出た脇芽のうち、一番強くて元気そうな脇芽を一本だけ残して、第二支柱にして伸ばしている。
   この場合、主柱も支柱も、全く、普通の一本仕立てと同じ方法で育てて行く。
   土は、肥料入りの野菜用培養土を遣って苗を植え、1か月ほどは、そのままにして、その後、2週間ごとに、化成肥料を株下に蒔いている。
   異常が出れば、薬剤散布するのだが、今のところ、全く、問題が起きていない。

   もう一つ、経済的なトマト栽培は、先ほど掻いた脇芽を挿し木にして、新しい苗木にすることである。
   4月初旬から、しっかりした苗を植えると、すぐに脇芽が出てくるので、ある程度大きくなったところで、挿し穂にして、土に挿して水を十分にやっておけば、すぐに、根がついて苗木となるので、プランターに植え替えればよい。
   しかし、タイミングが大切で、あまり遅くなるとダメなので、5月中旬くらいに、まともな苗木になるように挿し木すべきであろう。
   4月苗と5月苗となって、ローテーションが良いのだが、脇芽による苗木の品質は、それ程、期待できないのが、難と言えば難であろう。
   

   
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バラ大苗3株を9号鉢に植える

2016年02月01日 | ガーデニング
   これ以上、バラを増やさないと考えていたのだが、また、新しいバラが欲しくなって、3鉢を新規に植えた。
   イングリッシュ・ローズのプリンセス・アンと、
   ベルサイユの薔薇シリーズの王妃アントワネットとフェルゼン伯爵である。
   
   いつもは、京成バラ園から買っているのだが、今回は、安かったこともあって、タキイ種苗から買った。
   通販で買うと、当たり外れがあるのだが、タキイの場合には良心的で、かなり、しっかりとした株なので、安心している。

   特に、バラの品種については、特別な好みはないのだが、どちらかと言えば、新しく作出されたバラの苗を選んでいる。
   イングリッシュ・ローズについては、いわば、私自身の好みと言うことで、植えているバラの過半は、この種の薔薇であり、人気の安定したHTのバラよりも、栽培が難しいし、四季咲き性にやや欠けるので、秋の花を楽しむのが難しい種類が多いような感じがしている。
   イングリッシュ・ローズを植えるようになったのは、原種に近くて花弁の多いロゼット咲きやカップ咲きに興味を持ったこともあるが、やはり、イギリスに5年間住んでいたので、その思い入れもあったのだと思っている。

   宝塚の「ベルサイユの薔薇に」興味があるわけではないのだが、京成バラ園で、同名の新しい深紅のバラが始めて売り出された時に、一株買って植えたのが切っ掛けで、フランスのメイアン作出のバラでもあるので、今回、追加されて出てきたバラを、まず、レッドとパープルの2種類を植えてみようと思ったのである。 

   先日のシーボルトのシンポジウムで、大場教授が語っていたように、園芸は、単なる園芸ではなくて、人間生活を豊かにする総合芸術のようなもので、そのように考えて展開すべきであると言うのは、私自身、花木や草花を育てていて、よく理解できる。
   簡単な話、私自身、極端な言い方をすれば、一部、ガーデニングに勤しみながら花木と呼吸しながら喜怒哀楽を共にして生活しているようなものであるし、せっせと、楽しみながら写真を撮り続けており、我流ながら生け花にして楽しんでもいる。
   椿をあしらった茶碗や花瓶、優雅な花をデザインしたオーナメントなどを見つければ、求める。
   花の美しい姿を通して、生活空間が、どんどん広がって行く。
   観劇や美術館博物館、物語やフォートなどの本、誌や歌など、学問芸術の分野での接触も結構多いし、園芸とは、無数の分野で接触があり、これを無視しては生活が成り立たないような状態になっている。
   逆に、そのような視点から、園芸を見よと言うことでもある。

   余談ながら、最近興味を持ち始めた能や狂言の鑑賞などのためにも、花への思い入れがあるかないかでは、随分、差があるように感じており、イメージに豊かさを加えてくれる。
   あまり早く芽が出ると、まだ、厳寒の2月も始めなので霜などにやられないか心配なのだが、芍薬もピンクの芽を出し始めたし、バラの芽も動き始めて来た。
   もうすぐ、春がそこまで近づいてきている。
   花が、庭を荘厳してくれるのを楽しみに待っている。
   
   
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わが庭:芍薬を庭と鉢植えにする

2015年11月30日 | ガーデニング
   春の花を準備しようと思って、今年は、芍薬にすることにした。
   既に、芍薬も、何株か植えてあるのだが、バラや牡丹よりも場所も取らず、手間暇かけやすくて、同じように華麗に咲くので、楽なのである。
   それに、庭木が、沢山植わった庭で、草花を植える花壇も込みあっているので、チューリップやヒヤシンスと言った春花球根を植える余裕などないこともある。
   
   尤も、今回は、かなり、大株の2年生花芽付き地堀り苗の何本かは、直接、庭に、大きな穴を掘って植え付けたが、残りの2年生苗は、一寸小さいのだが、9号鉢に、鉢植えし、小さな苗は、6号鉢に植え付けた。
   送られてきたのは、根がごぼうのような裸苗なので、根を広げて培養土を使って植えただけであるが、これまでも、このやり方でやっていて、問題なく春に花が咲く。
   都合、20株で、品種はまちまちだが、外国での品種「洋芍」が主体なので八重咲が多い。
   花色も、赤、白、ピンク、サンゴ色、それに、グラジュエーション。
   少し、植え付け時期が遅れたようだが、タキイから送ってきたので、鎌倉は多少温暖でもあり、問題はないのであろう。
   来春の花の具合を見てから、庭に移せば良いと思っている。

   芍薬は、中国の花のようだが、アメリカなどで改良されて、豪華なバラのような花に品種改良されて帰ってきている。
   牡丹は樹木であるが、芍薬は草本なので、冬には地上部が枯れて休眠する。
   牡丹の台木として使用されているので、根元から芍薬の芽が出てくることがあるのだが、普通は芽欠きして取ってしまう。
   一度、根をつけて、その芽を移植して育てたら、結構奇麗な芍薬の花が咲いた。
   芍薬は、多少小ぶりながら、牡丹に劣らず、豪華で華麗な花を咲かせるのだが、牡丹と違って、茎が華奢なために、あまり花が立派すぎると、その素晴らしい花を支えきれないことがあるのが難である。
   来年、どんな花が咲くのか、楽しみにしている。
   
   
   
   
   
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サボテン盆栽の趣味人たち

2015年10月09日 | ガーデニング
   先日、大船フラワーセンターに行った時に、展示場で、「サボテン・多肉植物展」を行っていたので、小一時間、時を過ごした。
   造形がユニークで面白かったので、接写していたら、サボテン栽培が長いと言う年配の展示者が近寄ってきて、サボテンについて薀蓄を傾けてくれた。
   普段なら、ほんの10分くらいいて、素通りするのだが、私自身も、多少ガーデニングにも趣味があるので、興味深く聞いていた。
   
   

   種を蒔いてから茶碗くらいの植木鉢の大きさに育てるのに、20年くらいかかるらしく、気の遠くなるような話である。
   枯らしさえしなければ、育つのだと言うのだけれど、盆栽もそうだが、私など、耐えられるはずがない。
   サボテンは、砂漠に育っているので、それほど水をやる必要がないのかと思ったら、育つためには適度な水が必要だと言う。
   
   
   

   花芽が出ていて、綺麗な株があったのだけれど、陽が当たらない室内なので、残念ながら、パッと開かない。
   私などは、花の方に興味が行くのだが、趣味人になると、花が咲けば咲いたであって、育って行くサボテンの姿かたちが問題なのだと言う。
   少数派の珍品が貴重なのは、当然であろうが、突然変異などで起こる奇形が、珍重されると言う。
   貨幣やコインでも、刷り間違いや打ち間違いの不出来なのが、人気を呼ぶ、あれと同じで、希少価値の重要さであろうか。
   貴重品種になると結構高いようで、争奪戦も激しいのだと言うのだが、どこの趣味の世界も同じようである。
   
   
   
   
   

   何事もそうであろうが、趣味などが高じて、入れ込み過ぎると、穏やかではいられなくなる。
   程ほどにしておくことだが、そこのところが難しい。
   私など、例えば、椿が好きで、随分、銘花を集めて、庭植えだけでも3~40種類ほど植えて育てていたのだが、鎌倉に転居した時には、そっくりとそのまま残して来たし、バラも、結構、集めて育てて来たが、かなり、枯らしてしまっている。
   サボテン愛好家の大変な奮闘と努力の話を聞きながら、私の場合には、その程度の入れ込み方であるから、平静を保ちながら、ガーデニングをやれているのだと、半ば、ホッとした気持ちになっている。
 
   このサボテンが、高いのだと言っていた「花籠」である。
   
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キウイは収穫後に追熟すべし

2014年09月21日 | ガーデニング
   車庫の上が、キウイの棚になっていて、沢山のキウイの実が鈴なりになっている。
   200個どころか、それよりはるかに多くて大変な豊作である。
   大分経つので、捥いでみたのだが、まだ固い。
   果物では、完熟した状態で食べれば、美味しいものや、収穫後に追熟しないと、食べられないものなど、種類によって、扱い方が違うのを、すっかり忘れていたのである。
   

   農水省のHPの「果物の扱いかた」と言うところに、
   ”エチレンに注意”
   エチレンは果物を成熟させる植物ホルモンです。果物は自分でエチレンを出して追熟します。このエチレンの量は果物によって量が違いますのでエチレンをたくさん出すものとあまり出さないものを一緒に保存する場合は、ビニール袋などに入れて分けて保存しましょう。
   と書いてあり、キウイは、収穫後には、エチレンを操作して、追熟をしなければならないのである。

   
   どうすれば良いのか、インターネットを叩いていたら、NHKの「ためしてガッテン」で、素人でも出来る追熟方法を放映したと言う。
   NHKのHPから、次の情報を得た。
   ”完熟スイッチは机に「ゴン」!”
   キウイを簡単に熟させる方法とは?
   研究歴30年の博士に教えてもらったところ、なんと、キウイを机などに「ゴン」とたたきつけるだけのとっても簡単な方法でした!
   実は、キウイは強い衝撃が加わると、それがストレスとなり、自らエチレンを出すのです。たたくときは、軽くへこむくらいの力を目安にします。皮が破れると、そこから腐敗しやすくなるので力加減にはご注意ください。
   品種などによっても異なりますが、たたいたキウイは、1週間ほどで熟します。また、1個だけ「ゴン」とやれば、周りにある他のキウイもエチレンを吸収してくれるので、すべてをたたく必要はありません。一緒にポリエチレンなどの袋に入れて常温で保管されることをおすすめします。

   5~60個はあろうか、試みに収穫して、指示通りに、台所の流し台の縁に、キウイを強くたたき付けたのだが、中々、へこむ気配がない程かたい。
   何度かたたき付けて少し表面がへこんだところで止めたのだが、一つ二つでは、心もとないので、多々益々弁ずと言うことでもあるし、下手な鉄砲数撃ちゃ当たると考えて、10個くらいたたいて、大きなビニール袋に入れて、口を縛った。
   常温と言うことなので、邪魔にならないリビングの外れに置いて置いた。

   10日ほど経ったであろうか、忘れかけていたのだが、キウイを押さえてみると、市販されているような状態に柔らかくなっている。
   追熟に成功したのである。
   味は、まずまずなので、もうしばらく、このまま置こうと思っている。
   

   昔、イギリスのキュー・ガーデンに住んでいた時、裏庭に、随分背の高い、大きなサクランボの木があった。
   春には、きれいな花が咲いて、たわわに沢山の実を付けて壮観であった。
   当然、手に取って口に含んでみたのだが、全然、美味しくはない。
   しかし、あまりにも、きらきら光って美しく、他の花よりも魅力的であったので、大枝を切って、大きな花瓶に生けて楽しんでいた。
   数日後、一つ実を取って、何の気なしに食べてみたら、市販のアメリカン・チェリーと同じ味がして美味しいのである。

   気付かなかったのだが、サクランボも追熟すべきだったのであろう。
   ところで、日本でなら、サクランボは貴重品だが、イギリスで、果物店で安く売っていて、気にするほどのこともないので、結局、庭のサクランボは食べなかったのだが、
   ある日、沢山のクロウタドリの大群が飛来して来たかと思ったら、瞬く間に、食べつくしてしまった。
   自然のの摂理、エコロジー・システムの神秘の凄さを悟った思いであった。
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京成バラ園芸の福袋・福箱

2014年01月31日 | ガーデニング
   私は、年初、各店舗で販売される福袋には、関心はないのだが、何故か、京成バラ園芸の福袋、バラが主であるから福箱、は買っている。
   バラ園には行けないので、専ら、通信販売で、
   箱の中身、すなわち、どんな銘柄のバラが送られてくるのかは全く分からないのだが、要するに、半額くらいなので安いし、場合によっては、サプライズを感じられると言うことである。
   それに、友の会に入会しているので、10%割引で、送料がかからないと言うのが有難い。

   最初は、
   大川原作成 豪華オベリスク仕立て! 福箱 限定50セット 
   次に、
   新春特別企画 村上敏セレクション!お庭を素敵にするCCR 限定50セット  
   憧れのスタンダードローズ 福箱 限定30セット  
   を、夫々、1セットずつ買った。
   注文を受けてから、準備して最善の状態で発送するので、手元に届くのは、かなり遅くなり、CCRなどは、下旬に届いた。

   オベリスク仕立ては、ジャスミーナ
   スタンダードローズは、シャルル・ド・ゴール
   夫々、大河原さんたちプロが、仕立てた素晴らしい作品が送られて来て、今は、剪定済みの裸のバラだが、5月に、どんな姿が見られるのか楽しみである。
   私など、それ程真面目ではないバラ愛好家なので、このような、専門的な仕立て方は、到底無理なのだが、出来れば、一鉢くらいは持ちたいと思って、注文したのである。

   さて、もう一つのCCRだが、これは、ローズ、クリスマスローズ、クレマチス 夫々一株ずつのセットであり、この口絵写真が、送られてきたクリスマスローズである。
   八重の美しいクリスマスローズで、右手の花が先に咲いた花で、左手の花が昨日開花した花で、色の変化が面白い。
   このセットには、最近出版された「達人に学ぶ はじめての バラ・クリスマスローズ・クレマチス」と言う本がついていて、この本の指示に従って、早速、この開花株を、丁寧に根鉢を崩して、一回り大きな鉢に植え替えた。

   バラは、最近、ドイツのコルデス社で作出されたウエディング ベルズの6号鉢植えだったので、すぐに、9号鉢に植え替えた。
   クレマチスは、湘南のクレマチスとかで、スパーク
   今までに、鉢植えで失敗ばかりしており、根鉢がしっかりとした苗であったので、庭に直接植え込んだ。

   1月も、今日が最終日。
   まだ、春の到来には間があるのだが、ピンクの鹿児島紅梅に続いて、庭の一重の白梅が、一斉に開花して、華やかになった。
   椿の蕾も膨らんで来て、色付き始めた。
   春は、確実に近づいてきており、日も大分長くなって来たし、もうすぐ、温かくなって、春の花が咲き始める。
   寒くて暗いオランダに居た時には、路傍のクロッカスの花が咲き始めると、嬉しくなってくるのだが、春の訪れは、何時もながら、待ち遠しい。
   
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京成バラ園・・・小山内 健バラ・ガイド・ツアー

2013年10月18日 | ガーデニング
   京成バラ園の秋バラも、いよいよ、最盛期を迎えて、オータムフェアが始まった。
   ”日本のバラ界をリードする著名なロザリアン(バラ愛好家)と共にローズガーデンを巡るガイドツアー”と銘打った「ロザリアンのガイドツアー 」の第一日目に、京阪園芸の小山内 健さんが登場し、園内を回りながら、見所や、観賞方法について、ローズガーデンを案内した。
   本人は標準語だと言うのだが、関西人なら分かる、あの独特の大阪弁なまりのユーモアを交えた語り口で、約一時間、綺麗なバラをはしごしながら園内を回り、薀蓄を傾けながらバラについて語り続けた。
   ツアーを主催するのは、京成バラ園のチーフアドバイザーの村上敏氏で、関西人小山内と関東人村上の東西文化の差を感じさせる掛け合いが、非常に含蓄深くて面白かった。

   この日から、バラ園では、~ドイツウイーク~を開催していて、ドイツの世界的に有名なバラブランド「コルデス」と「タンタウ」に焦点を当てて紹介しているので、今回のバラ・ツアーも、ドイツバラ中心となり、それに、この京成バラ園で作出された バラなどに
ついても話をした。
   最初に紹介したのは、コルデス作出の新しいバラ・ジークフリート。
   最近では、イングリッシュやフレンチやドイチェやと言っても区別が難しくなってきたが、ドイツのバラは、花も葉もテカテカ光っていて、キメ細かくて水分を弾くので、風雨に強いのだと言って、美人のきめ細かい肌にも話が及んだ。
   バラは、25度以下になると花にはよく、22度、20度と下がるほど色鮮やかになり、18度くらいになると、最も美しく輝き、これから、どんどん、色鮮やかに美しくなるのだと言う。
   このジークフリートは、ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の英雄で、ワーグナーの舞台祝典劇『ニーベルングの指環』第2夜『ジークフリート』のタイトルロール。
   まだ、真赤な花が数輪しか咲いていなかったが、京成バラ園の説明では、
   マットな質感の濃い赤の丸い花弁が、抱え咲きからロゼット咲きになり、1枝1~5輪の房となって咲きます。花保ちが良く、濃赤の花が株に長くとどまると、ピンク味がかってきます。樹形は半直立性で、まとまりの良い木になります。葉は明るい緑の形のよい美しい照り葉で、黒星病・うどん粉病に特に強いです。
   
   
   

   今回、小山内さんは、芳香バラについても、そのバラの傍に立ち止まって薀蓄を傾け、ファンたちに、その香りを楽しませていたが、その傍らで、村上氏が、ポケットから香水瓶を取り出して、資生堂と一緒に開発したこのバラの香水で、ローズショップで売っているのでよろしくと言って、振りまいていた。
   香水には興味もないし、メモを取らなかったので、どんな花だったか忘れてしまったが、確かに、傍に行くと、一気にバラの甘い芳香が広がって来たのにはびっくりした。
   


   小山内さんは、半世紀以上も前にコルデスで作出された、白い花が咲き乱れるアイスバーグの前に立っても、色々な名花の親木になっているこのバラの話に力を籠めて語った。
   花の70%近くは、白と黄色だと何かの本で読んだことがあるのだが、私は、何故か、白い花よりは、色のついている花の方に興味がある。
   

   ツアーの最後に、二人は、著書の並べられたテーブルに座って、サイン会を始めた。
    大半は熱心な女性ファンだったが、私も、ミーハーの仲間に入って、友にと思って、二冊買ってサインを貰った。
   小山内さんと大阪弁の話をして、懐かしい故郷を思い出していた。
   二人に、先日、菩提寺に引き取って貰ったバラの鉢植えを、何時、地植えしたら良いかと伺ったら、もっと寒くなってからで、11月下旬にしたら良いとアドバイスを貰った。
   午後にも、小山内さんは、ファンとの相談会に出るとのことだったが、国立能楽堂の夜の定期公演があるので、残念ながら諦めざるを得なかった。
   

   この日のバラ園での花のスナップ写真を添付して置きたい。
   千葉も、先日の台風で、強風と豪雨に見舞われたのだが、バラは、かなり傷んではいたが、綺麗な花を咲かせていて、生命力の強さと美しさを誇っているようであった。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   


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京成バラ園:秋バラが少し咲き始める

2013年10月08日 | ガーデニング
   秋バラにはは早いとは思ったが、久しぶりに、京成バラ園を訪れた。
   バラ園のホームページには、”夏剪定後の順調な秋の進み具合で、秋バラの成長も順調です。ちらほらと夏のバラを咲かせているものもありますが、ほとんどがつぼみの状態。きりりとした秋のバラはこれから開花を迎えてゆきます。”と書いてあったのだが、
   私は、どちらかと言えば、一輪一輪の花を接写することが多いので、ちらほらでも、花が少なくても、咲いている花が少しでもあれば良いのである。

                         
   しかし、行ってみると、やはり、まだ、殆ど花が咲いておらず、一面の緑で、ちらほら赤や黄色の花が見える程度で、蕾も固かった。
   ローズ・ガーデンの背後に広がる林間の池畔の風景には、多少、秋の風情を感じたが、地球温暖化の影響か、最近は、秋の訪れが、随分遅くなって来たような気がする。
   ベルサイユのばら園の前も、一輪だけ膨らんだ蕾があった程度で、蕾もちらほら、咲き誇るコスモスが妍を競っていた。
   
         
   

   何時ものように、真っ先に、イングリッシュ・ローズが植わっている丘に上がって行った。
   比較的、繰り返しや返り咲きの多い種類なので、秋バラの花数が少ない品種もあるので、やはり、夏バラの名残が残っている程度で、ちらほら咲きであった。
   園内を一回りして、綺麗な花を探したのだが、強い風の影響や雨に打たれた所為もあって、野外に咲くひ弱いバラの花弁には、どこか傷があって、中々、被写体になるような花はなかった。
   広大なバラ園には、殆ど見学者が居らず、バラの木の下で秋バラの準備作業に勤しむ庭師や、木陰で庭の手入れをしている作業員たちの話し声が、時折聞こえる程度で、あたりは、ひっそりと静寂が支配していて、平和そのものである。
   高台のベンチに座って、涼風の心地よさを楽しみながら、午後の静かなひと時を過ごした。
   
   
   
   
    
     
   
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剪定バサミに拘ると言うこと・・・京成バラ園

2013年02月24日 | ガーデニング
   今日は、京成バラ園での最後のバラセミナーだったので、久しぶりに出かけた。
   【京成のバラ品種紹介】と言うタイトルで、ローマ国際コンクールで金賞を受賞したバラ「快挙」をはじめ、「杏奈」、「結愛」、「薫乃」などを育種した武内俊介氏が、育種家の視点から、京成品種を語ると言うことであったが、京成バラ園入社の頃作出された「うらら」の思い出から語り始めた。
   ブリーダーとしての興味深い話もあったが、時間の半分は、刃物が好きだと言うことで、ご自身の剪定バサミ遍歴から始めて、剪定バサミの選び方から研ぎ方など多岐に渡った話が面白かった。

   私が使っている握り手が紅白になっている岡恒の剪定鋏が、唯一の支給品で、その後は自分持ちの剪定ばさみを遣うのだと言うことであるが、やはり、武士の刀と同じで、良いものが欲しくなると言うことである。
   ガーデンセンターなどで売っているのでは、岡恒の製品は一番上等な方であり、私など、苅込バサミや植木ばさみなども岡恒で、十分満足していて不足はないのだが、プロともなると、もう少し、上等なものを遣っているらしく、阿武隈川製品を紹介していていた。
   丁度、店内に刃物屋さんが出店していて、阿武隈川の商品を広げていたが、1万円を越えるものもあって、切れ味も良いのだろうが、こうなると、一寸した芸術品である。
   しかし、いくら高くても、エルメスなどではなければ、日本刀の流れを汲む匠の剪定挟でも、イングリッシュローズやフレンチローズの6号鉢植え苗の2~3本分の価格であって、考えてみれば、薔薇の方がはるかに高価だと言うことであろうか。

   ところで、竹内氏は、毎日、剪定バサミを研いでいるようで、持ってきた4丁とも、刃先は、ピカピカに光っていて美しい。
   色々、剪定バサミについての失敗談なども語っていたが、私など、使った後、汚れを取る程度で、自分で研いだことさえなく、半年毎にやって来るシルバーの研ぎ師に研いで貰うくらいなので、平生は、刃に錆が浮いていたり黒ずんでいたりしていて、筈かしい限りである。
   前回など、太い鉄線を切ろうとして刃こぼれを起こして、研ぎ直して貰ったのであるから、素人ガーデナー失格でもある。
   しかし、それでも切れ味は良いし、庭植え鉢植え合わせても30本くらいのバラの剪定には、何の不自由もなく、重宝している。
   と言いながらも、本格的にバラ栽培をするつもりなら、やはり、心構えが大切であるので、弘法ではないから筆を選ぼうと、インターネットを叩いて、越後三条の「秀久」のグッドデザイン賞を取ったJAPANブランドの特別上等な剪定挟にオーダーを入れたのだが、このあたりは、調子者である所以かも知れないと思っている。

   猛烈サラリーマンだった頃には、例えば、手帳や筆記具などに拘っていたのだが、沢山の趣味があって、ガーデニングは、その内の一つにしか過ぎないので、あまり、ハサミに拘る必要もなかろうと、慰めてはいるが、次からは、剪定バサミを大切に扱おうと思っている。

   竹内氏の話では、中輪系で花数の多いフロリバンダの育種に力を入れていて、香りを加えたいと言うことであった。
   私は、少し前から、イングリッシュローズから、バラ栽培を再び始めたのだが、その後のフレンチローズも含めて、オールドローズ系の中輪のバラが大半で、普通のバラも、フロリバンダが多い。
   30年くらい前に、庭一杯にバラを植えていた頃には、殆ど、大輪のHTだったのだが、何故か、趣向が変わってしまって、最近では、イングリッシュローズやフレンチローズの何とも言えない優雅な雰囲気が好きになって、それに、こじんまりとした株姿で楽しめるのが良いと思うようになった。

   ところで、ショッキング・ピンクの美しい花姿に感激して衝動買いした「うらら」だったが、昨年、肥料過多で枯らせてしまったし、今日、話にも出たので、買って帰ることにした。
   それに、イングリッシュローズは、ツルバラ仕立てにしたフォールスタッフも枯れてしまったので、同じ、深紅のウイリアム・シェークスピア2000と、一寸雰囲気の変わった白バラと言うことで、最近作出のウンダミアを、一鉢ずつ買って帰った。

   今、店頭に出ているのは、大半が、最近、6号鉢に植えつけた鉢バラなのだが、昨年植えつけた鉢バラを剪定し直した鉢も中には混じっていて、私は、うららは、その方がしっかりしていたので古株を買って、帰ってから、直に、9号鉢に植え替えた。
   今年は、大分、新しい鉢バラが増えたので、春の開花が楽しみである。
   一輪一輪、必死になって咲く花の美しさに感動しながら、涼風に吹かれて、はるか昔に思いを馳せて、ダージリンやブルーマウンテンを楽しむ憩いのひと時が、非常に貴重だと思えるようになって来たのも、歳の所為かも知れないと思うようになっている。

   やっと、庭のクロッカスが、咲き始めた。
   それに、鹿児島紅梅がほころび始め、乙女椿が咲きだしてきた。
   もう、春はそこまで近づいている。
   
   
   
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鉢植えでイングリッシュローズを・・・京成バラ園

2013年02月03日 | ガーデニング
   先週に続いて、今回もイングリッシュローズの鉢植えのセミナーだったので、京成バラ園に出かけた。
   「鉢植えで楽しむイングリッシュローズ」と言うタイトルで、趣味の園芸の有島薫さんが語った。
   私の場合には、イングリッシュローズの大半は鉢植えなので、格好のセミナーであった。

   まず、剪定の話から入ったのだが、今が一番適期だと言いながら、12月でもよければ1月でも良いと言った感じであったり、剪定についても、どこで切っても花が咲くと言った調子で、非常に大らかな話で、テキストに書いてあるような「五枚葉の・・・」と言った窮屈な指南ではないので、気楽に聞いていた。
   しかし、幅が広いだけで、上手く咲かそうとすれば、やはり、はっきりとした理屈があって、講師の的確な指摘を聞いて従った方が良いと言うことなので、あまり、ズボラ者の気休めにはならない。
   

   剪定については、HTの時のように、外向きの立派な花芽の上で剪定すると言ったことではなく、手当たり次第と言った感じで、どんどん切り詰めて行くので、非常にコンパクトになった。
   もう、随分前になるが、一度、この京成バラ園の剪定教室で、庭園のバラを選定したことがるのだが、その時も、随分思い切って根元近くで剪定したのだが、それで良いと言うことであった。
   テキストには、冬の剪定は、全体の3分の1とか2分の1の高さで剪定と書いてあるのだが、実際にやってみると、中々、思い切ってバサバサとはやれないものなのだが、有島さんは、もっと短く切り詰めている。

   イングリッシュローズは、ブッシュ系であり、細い枝にも花をつけるし、枝が多い方が花付きが良いと言うことなので、割り箸の太さと竹串の太さの間くらいの枝を残せばよいと言う。
   剪定は、創造・クリエーションだと言うことだが、トピアリーと言わないまでも、有島さんの剪定を見ていると、芸術的で、花が咲いた時の姿が楽しみになる。
   有島さんが剪定したイングリッシュ・ローズの鉢花は、30%ディスカウント品だったので、すぐに売り切れてしまった。
   私のイングリッシュローズの鉢花は、もう少し大株なのだが、特に樹形について考えながら剪定した訳でもないし、切り詰めが少し甘いようなので、もう一度、帰ってから、剪定をやり直そうと思った。

   私の気になったのは、肥料と薬剤散布であった。
   テキストや、園芸店などのガイダンスや指摘が、結構、バリエーションがあって違っており、どれに従えば良いのか、良く分からないことが多いのである。

   薬剤散布については、有島さんは、剪定後、すなわち、今月の適当な時期に、殺菌のために、ダコニールかサブロール剤を散布し、三月に、ベニカで薬剤散布、これを、もう一度くらい、五月の開花までに散布すれば良いと言う。
   その後は、秋の開花まで、薬剤散布はやっていないし、害虫などを見つければ捕ればよいし、葉がやられれば、市販の薬剤をスプレーすれば良いのだと言うのである。
   自分自身では、薬剤など適当に準備はしているのだが、今回は、先生の指摘に従うことにして、早速、忘れるといけないので、薬剤を買った。

   肥料については、根が動き始める時期なので、最初はカリ分の多い肥料が良いと言って、微粉ハイポネックスを紹介した。また,ビコントと言う化粧品並の価格の強壮剤様の薬品なども良く効くと紹介していたが、普通でも咲かない訳でもないのに、何故、こんなに高価な液肥が必要なのか良く分からない。
   いずれにしろ、結構煩わしいし、今のところ不都合もないので、私は、京成バラ園が置き肥として推薦しているバイオゴールドセレクション薔薇で、ずっと押し通すことにしている。
   説明書などでは、鉢バラには、3月下旬まで施肥は必要ないと書いてあるが、村上さんに聞いたら、新しく買ったり植え替えたりした鉢バラにも、今すぐに、置き肥すればよいと言うことであった。
   牛糞などの有機寒肥などは、腐敗を待つのに時間がかかると言うこともあるのであろうか。

   帰りに、京成バラ園が昨秋”17人のロザリアンが選んだ私の好きなバラ”を発表していて、かなり人気の高かった、紫系の新しいバラ「ノヴァーリス」と京成バラ園が昨年発表した「杏奈」が、品切れだったが、偶々、良い苗木が鉢バラで店頭に出たので、買って帰った。
   杏奈は、NHKの小山内健と涼風真世の放送でも出て来ていたのだが、久しぶりに千葉生まれのバラなので、庭に植えようと思ったのである。
   もう一鉢、衝動買いしたのは、娘と同じ名前の京阪園芸のバラで、どんな花が咲くのか楽しみで、きれいに咲いた段階で、娘に渡そうと思っている。
   とにかく、今年は思い切って、久しぶりに、バラの栽培に力を入れることになって、かなり、バラの数を増やしたのだが、どうなることか、千葉の自然との共生と闘いである。
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