熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

デビッド・オースチンのバラ・・・京成バラ園

2013年01月27日 | ガーデニング
   今朝、京成バラ園のガーデン・センターで、デビッド・オースチン・ロージズの平岡誠さんが来園して、「デビッド・オースチン社のバラおすすめ品種」について、セミナーを行うと言うので、出かけて聴講した。
   偶々、園芸店でイングリッシュローズを見つけて栽培し始めて2年以上経っており、気には入ってはいるのだが、昨秋、不手際で、イングリッシュローズを半分枯らせてしまって、今、庭植え1本、鉢植え5本しか残っていないし、従来のハイブリッド・ティ-やフロリバンダとは育て方も違うので、その辺の知識も含めて、イングリッシュローズについて話を聞きたくて、期待して参加した。
   京成バラ園は、日本屈指のバラ園であり、車で1時間弱で行ける距離にありながら、バラを見る時以外には、あまり行かないし、セミナーも初めてだったのだが、結構多くの同好者も来ていて、面白かった。

   折角、友の会にも入っているので、こまめに出かければ、バラ栽培の知識も増えるのにと思うのだが、ロンドンの時にも、世界最高のキューガーデンの前に住んでいながら、年間パスを買って写真を撮りに時々訪れるだけで、ガーデニングや植物学の講習に通っておれば良かったと後悔している状態で、何事もものぐさではダメだと思っている。
   5年もロンドンに居ながら、チェルシーのフラワー・ショーにも一回も行っていないのだが、あの当時は、まだ、花にもそれほど興味がなく、とにかく、仕事仕事で寸暇を惜しんで飛び回っていたんだと、慰めている。

   イングリッシュローズは、オールドローズを、四季咲きに改良するために、ハイブリッド・ティーやフロリバンダと掛け合わせて作出されており、少し前のオールド・ローズの花の形を引き継いでおり、沢山の花びらがカップ咲きやロゼット咲きとなり、えも言われぬ優雅な花形と香りが魅力なのである。
   あのハイブリッド・ティーの高島屋のバラとは違うのだが、ブッシュ様に咲き、時には、なよなよとした竹下夢二の乙女のような風情を醸し出していて、中々乙なものである。
   平岡さんが、イングリッシュローズは、切り花にも向くが、日持ちがしないようなので、自分で育てて、活けて楽しむのが良いと言っていたが、正に、その通りで、私など、一輪挿しや、2~3本、ほっそりとしたバカラに活けているのだが、実に優雅で良い。
   
   平岡さんは、イングリッシュローズの生みの親である1926年生まれのデヴィッド・C・H・オースティン (David C.H. Austin)が、まだ、健在で活躍している話から初めて、バラの新種の作出についての興味深い逸話など小一時間話して、おすすめの3品種(グラハム・トーマス、ウォラトン・オールドホール、ムンステッド・ウッド)について、詳しく紹介をしていた。
   進行役を務めていた京成バラ園の村上敏チーフガーデナーも、バラ栽培などについて有益な話やアドバイスをしていた。

   ガーデンセンターには、沢山の鉢植えのバラ苗が展示販売されていて、壮観である。
   勿論、デビッド・オースチンのバラは沢山並んでいて、ギヨーやデルバールなどのフレンチローズから京成バラ園作出のバラなど、春の開花をスタンドバイのバラ苗のオンパレードであった。
   とりあえず、今回は、表がサーモンピンク、裏がゴールデンイエローの2009年の「レディ・オブ・シャーロット」を一鉢買って帰った。
   村上さんに聞くと、5月頃まで、このまま育てて、その後、植え替えればよいと言うことであった。
   
   

   
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正月の福袋ならぬ「バラの福箱」

2013年01月11日 | ガーデニング
   日本では、百貨店や専門店、スーパーなど、それに、ネットショッピングまでも加わって、「福袋」が売りだされて、元旦から大変な買い物ブームが現出される。
   億円と言う単位の福袋もあるようだが、商品価格の何分の一かの価格で買えると言うので、お買い得が売り物だと思うのだが、欲しくもないものまで含まれていて、ニーズに合わないので、私自身は、今までに、福袋を買ったことがない。

   しかし、メールが送られて来たので、何の気なしに、今年は、久しぶりに、バラの栽培に力を入れてみようと思っていた所為もあって、京成バラ園のネットショッピングで、新春福箱「バラをたくさん楽しもう 福箱 限定30セット」にオーダーを入れた。
   「バラ6号鉢 3鉢を、通常9,000円程の内容を新春福箱にして今回、特別価格3,800円にてお届けいたします!」と言うのである。
   「バラ6号鉢の品種に関しましてはこちらでお選びいたします。お楽しみにしてください。」と言うことなので、何が送られてくるか分からないのだが、どうせ、自分自身バラが良く分かっていないので、京成バラ園のことだから、間違いない商品を送って来てくれるであろうと言う、信頼である。

   送られてきたのは、スプリング コサージュ(ソフトピンクのフロリバンダ)
            グリーン ローズ(珍種とかで、背丈が低い中輪種 紅葉のように色づく)
            ムタビリス(淡黄から紅色に変わる色変わりの原点とか 一重咲き)
   後者二種は、受注生産品であり、いずれにしろ、私など初歩の薔薇栽培者にとっては、間違っても選びえない珍しい品種で、非常に興味を感じている。

   早速、同梱されてきた「鉢バラ管理について」に従って、
   「鉢植えの場合」は、8号から10号鉢に鉢植え用土を使い根鉢をくずさずに植え替えをするようにと言うことなので、手元にあった9号のプラ鉢に、植えつけた。
   鉢の底に、大きめの軽石を敷いて、その上に、肥料とバラ専用の用土を混ぜた層をつくり、6号鉢から抜いた苗木を乗せて、周りから、同じ用土を入れて植えつけると言う手法は、大苗の場合も同様なので、それに従った訳である。
   深鉢でもなかったので、上部のウオーター・スペースが少し不足しているが、今までも水遣りで調整していて問題なかったので、良かろうと思う。

   他にも、コルデス社のロマンティックアンティーク大苗や、サニーアンティーク大苗のオーダーも入れているので、私の庭も、今年は、大分、花で賑やかになりそうである。
   その分、今回は、日当たりや手間暇も考えて、トマトのプランター植えを、例年よりも少なくしようと思っている。

   私の庭仕事を、ジョウビタキがやって来てみていて、私が庭を離れると、植木鉢の上にとまったり、庭を飛び回っている。
   
   
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