熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・円覚寺の秋の気配

2016年11月05日 | 鎌倉・湘南日記
   宝物風入展示は、流石に円覚寺で、歴史的な文書資料や仏画などが多かった。
   仏画など、かなり変色していて、近づいてじっくり見ないと分かり難いのだが、結構、当時の風物や習慣などが垣間見えて面白かった。
   大方丈が会場になっていて、唐門前に受付があり、巨大な柏槇ビャクシンの古木の庭まではいつも入れるのだが、大方丈に上がるのは初めてである。
   展示の様子は、写真に撮れなかったので、円覚寺のHPから借用する。
   大方丈裏の日本庭園が美しい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   大方丈から出て、少し下って、洪鐘おおがねを目指して、急な石段を上った。
   この国宝の釣鐘は、関東一の大きさだと言うことで、非常に美しい。
   国家安泰ということで、家康の言いがかりの前とは言え、国家安康となっていないのが面白い。
   ここからは、谷を隔てた東慶寺が見える。
   かなり、天気は良かったが、富士は仰げなかった。
   
   

   さて、私が古社寺を訪ねる一つの目的は、季節の移り変わりを教えてくれる花木や草花の風情を感じることである。
   懐かしい花や良く知らない花もあって、木陰にひっそりと咲いている花に情趣を覚えたりするのだが、詩を読めないところが、残念でもある。
   万両や千両や南天やヤブランなどの実が面白かった。
   
   
    
   
   
   
   
   
   
   

   紅葉は、まだ早くて、殆どの落葉樹は、緑のままだったが、山手のイチョウが一本、そして、山門前のもみじ(元々紅いのかも知れない)が、一本、色づいていた。
   もうひと月もすれば、鎌倉も一気に寒くなって、紅葉に輝き、そして、気の遠くなるような冬が訪れる。
   
   
   
コメント
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