久しぶりに、サントリーホールへ都響の演奏会に出かけた。
私は、C定期の会員で、このプロムナードの演奏会は、振り替え公演である。
概要は次の通り
都響:プロムナードコンサートNo.404
日時:2023年9月18日(月・祝) 14:00開演
場所:サントリーホール
出 演
指揮/ローレンス・レネス
ヴィオラ/タベア・ツィンマーマン
曲 目
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622(ヴィオラ版)
プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》より
~ローレンス・レネス・セレクション~
:噴水の前のロメオ/情景/朝の踊り/少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家/マスク/ロメオとジュリエット/僧ローレンス/タイボルトの死/別れの前のロメオとジュリエット/ジュリエットのベッドのそば~ジュリエットの葬式~ジュリエットの死
今回、聞きたかったのは、モーツァルト:クラリネット協奏曲、
この曲は、私がクラシック音楽を聴き始めて、一番最初に魅了されて好きになった音楽で、同じモーツアルトのクラリネット五重奏曲と共に、レコードを聴き込んで、クラリネットの音色が脳裏に染みこんでいる。
演奏会で、コンセルトヘボウだったと思うが、ホールで一度だけ聴いたくらいで、その後、聴く機会がなかったので、若かりし頃から、殆ど半世紀を経ての出会いであるから、無性に懐かしい。
殆どメロディは、覚えているのだが、やはり、私の記憶の世界は、クラリネットであるので、いくら素晴しい名手の演奏でも、ヴィオラのサウンドでは、どこか異質で、私の耳には違和感が邪魔して、スンナリとモーツアルトの世界に入り込めない。
私は、モーツアルトのヴァイオリン協奏曲を聴くような気持ちで、モーツアルトのヴィオラ協奏曲を聴いているような錯覚に陥って、タベア・ツィンマーマンの演奏をじっと見ながら聴いていた。
この日は、最前列の中央右寄りの席で、指揮者とダブって視界から消えることもあるが、直近であるから、最弱音のサウンドまで聴こえて、ボーイングの子細まで手に取るように分かって、興味深かった。
聴き始めは、少し戸惑ったが、文句なしにモーツアルトの音楽であるから、ドップリと懐かしい青春時代のモーツアルトの世界に引き込まれて感動した。
タベア・ツィンマーマンのアンコール曲は、
クルターグ:イン・ノミネ
~ローレンス・レネス・セレクション~プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》は、1時間弱の素晴しいドラマチックな演奏で、実に楽しい。
映画やテレビでお馴染みの劇的な悲劇の舞台音楽の連続であるから、曲想が舞台イメージを増幅して目まぐるしく展開する。
私は、映画は、フランコ・ゼフィレッリが脚色・監督、レナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセー主演の作品しか見ていないが、この音楽の元のバレエは、ロンドンのロイヤル・バレエで観ているので、そっくり、作品のイメージが湧く。
しかし、もっと、それより前のシェイクスピアの戯曲の世界を、RSCの舞台で、何度か観ている。そして、イタリアのベローナに何回か行って、ジュリエットの邸宅など実際の世界を訪れている。
私の頭の中には、ロメオとジュリエットの世界が幾重にも重なって、走馬灯のように駆け巡っている。
音楽の難しいことや、演奏の醍醐味や良さなど何も分からないが、こう言った中途半端な聴き方も、コンサート行脚の楽しみの一つではなかろうか。
私は、C定期の会員で、このプロムナードの演奏会は、振り替え公演である。
概要は次の通り
都響:プロムナードコンサートNo.404
日時:2023年9月18日(月・祝) 14:00開演
場所:サントリーホール
出 演
指揮/ローレンス・レネス
ヴィオラ/タベア・ツィンマーマン
曲 目
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622(ヴィオラ版)
プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》より
~ローレンス・レネス・セレクション~
:噴水の前のロメオ/情景/朝の踊り/少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家/マスク/ロメオとジュリエット/僧ローレンス/タイボルトの死/別れの前のロメオとジュリエット/ジュリエットのベッドのそば~ジュリエットの葬式~ジュリエットの死
今回、聞きたかったのは、モーツァルト:クラリネット協奏曲、
この曲は、私がクラシック音楽を聴き始めて、一番最初に魅了されて好きになった音楽で、同じモーツアルトのクラリネット五重奏曲と共に、レコードを聴き込んで、クラリネットの音色が脳裏に染みこんでいる。
演奏会で、コンセルトヘボウだったと思うが、ホールで一度だけ聴いたくらいで、その後、聴く機会がなかったので、若かりし頃から、殆ど半世紀を経ての出会いであるから、無性に懐かしい。
殆どメロディは、覚えているのだが、やはり、私の記憶の世界は、クラリネットであるので、いくら素晴しい名手の演奏でも、ヴィオラのサウンドでは、どこか異質で、私の耳には違和感が邪魔して、スンナリとモーツアルトの世界に入り込めない。
私は、モーツアルトのヴァイオリン協奏曲を聴くような気持ちで、モーツアルトのヴィオラ協奏曲を聴いているような錯覚に陥って、タベア・ツィンマーマンの演奏をじっと見ながら聴いていた。
この日は、最前列の中央右寄りの席で、指揮者とダブって視界から消えることもあるが、直近であるから、最弱音のサウンドまで聴こえて、ボーイングの子細まで手に取るように分かって、興味深かった。
聴き始めは、少し戸惑ったが、文句なしにモーツアルトの音楽であるから、ドップリと懐かしい青春時代のモーツアルトの世界に引き込まれて感動した。
タベア・ツィンマーマンのアンコール曲は、
クルターグ:イン・ノミネ
~ローレンス・レネス・セレクション~プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》は、1時間弱の素晴しいドラマチックな演奏で、実に楽しい。
映画やテレビでお馴染みの劇的な悲劇の舞台音楽の連続であるから、曲想が舞台イメージを増幅して目まぐるしく展開する。
私は、映画は、フランコ・ゼフィレッリが脚色・監督、レナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセー主演の作品しか見ていないが、この音楽の元のバレエは、ロンドンのロイヤル・バレエで観ているので、そっくり、作品のイメージが湧く。
しかし、もっと、それより前のシェイクスピアの戯曲の世界を、RSCの舞台で、何度か観ている。そして、イタリアのベローナに何回か行って、ジュリエットの邸宅など実際の世界を訪れている。
私の頭の中には、ロメオとジュリエットの世界が幾重にも重なって、走馬灯のように駆け巡っている。
音楽の難しいことや、演奏の醍醐味や良さなど何も分からないが、こう言った中途半端な聴き方も、コンサート行脚の楽しみの一つではなかろうか。