東京新聞の取材

今日は東京新聞の取材がありました。

国語の「今、わたしは、ぼくは」という単元(スピーチを行う授業)で、マインドマップで構想を練りあげ、文章化することなくマインドマップを見ながら話していくスピーチをする授業を見ていただきました。

取材ということであればマインドマップで構想している場面を見ていただいた方が参考になるかとも思いましたが、取材のために授業を調整するわけにもいかなかったので、スピーチ発表会を見ていただくことにしました。

実は、今日スピーチをしたメンバーの中に、先週木曜日の授業で「えっ?この子の頭の中で何が起きたの?」という作業スイッチの入り方をした子がいたので、きっとすごいスピーチをするだろうと予感していました。だからマインドマップを描いているところを見せなくても大丈夫だろうと判断したわけです。


「頭のスイッチが入った瞬間!!!」


案の定、今日もこの子がやってくれました。
普段はめったに発言をしないし、それほど長い意見は言わない子です。それが何と今日は、6分間も話し続けたのです。
しかも教室には記者さんだけでなく、ブザン教育協会の広報さんや他校の先生も見に来ている過緊張の中です。多くの子どもたちからは「緊張するよ~。」と声が出ていたほどでした。
そして、原稿を読むのではなく、“自分の言葉”で話し続けた6分間でした。


授業の後、休み時間に記者さんのインタビューを受けていたこの子が言った言葉に記者さんまたビックリ。驚きの言葉で私に教えてくれました。

「マインドマップで話してどうだったかを聞いたら、先ほどのスピーチの時と同じようなテンションで話してくれました。『マインドマップは色分けをしてあるから今何を話したらいいのかすぐに分かります。考えがたくさん浮かぶし、かき始めたらどんどん次のことが続いて出てくるのですごいですよ!』と。先生、すごいですね!
それから男の子がマインドマップにかいていないことをスピーチで話していましたよね。聞いてみると、話しているうちに思い出せることが多いと言っていました。こういうことは原稿を読むだけの授業では起こり得ないことですね!」

その通りです。
“発想の枝を”伸ばすことを身につけた子どもたちは、型てにはまった原稿棒読みの世界から脱皮し、自由自在に状況に合わせていける能力を高めてきたのです。これが「生きる力」というもののひとつなのではないでしょうか。

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できる子はノートがちがう!―親子ではじめるマインドマップ

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