心のワクチンを作ろう 【ネットいじめ対応アドバイザーの活動】

全国webカウンセリング協議会公認「ネットいじめ対応アドバイザー」でもある井上です。

今日は6年生全員を対象にして、中学進学前にネットモラルを高めてもらうため、「ケータイ安全教室」を行いました。

内容は・・・・・

(1)実態把握
 自分用の携帯を持っている子がどのくらいいるのかを挙手。75%が持っていると回答しました。これは日本の平均よりも高い所持率だと思います。実はこうした実態が分かっていたので、ケータイ安全教室を企画したわけです。

(2)問題把握
 携帯はもはや「電話」ではなく、「モバイルパソコン」だという認識を持った方が良いことを知識として入れた上で、どんな問題があるのかを考えました。
 「ネットいじめ」「なりすまし」「チェーンメール」「架空請求」といったことがあることを考え合い、この問題を知らない状態でいきなり直面したりすると、あわててしまって間違った対応をしてしまうことが多いので、必要な知識であることを伝えました。

(3)原因把握
 どうして「携帯問題」が大きく取り上げられるのか?携帯は悪いものなのか?それは認識の誤りだと思います。「携帯モバイル」に善も悪もありません。あれは単なる通信機械です。それを悪用しているのは「人間の心」です。人間の悪の心があるから問題が起こるわけです。
 そこで必要になってくるのが「ネットモラル」です。今日は「律」という漢字を
キーにして、ネットモラルをイメージしてもらいました。「法律」「規律」「自律」「道徳律」というように、人間の背筋に一本の芯を通すような「正しいイメージ」を子ども達の中に芽生えさせられていたら今日の授業は成功となります。

(4)トラブル予防のための「心のワクチン」を作ろう
 ネットトラブルを未然に防止するためには、小学校高学年のうちに「ネットモラル」という道徳律を持たせることが必要になると感じます。今日のまとめで子ども達から出てきた意見には次のようなものがありました。

☆ 携帯のトラブルに会いそうになったら、勇気を出して大人に相談する。
☆ チェーンメールやいたずらメールは無視をする。
☆ 自分に何か変なアクセスがあっても、あわてないように心を強く持つ。
☆ むやみにメールやネットをしないことも大事。
☆ 悪いことは「悪い!」と言い切る勇気も必要だ。
☆ ケータイの使いすぎも良くない。依存症にならないようにする。

第1回目にしてはしっかりした意見でまとめていけたように思えます。

この後、卒業までにあと2回は「ケータイ安全教室」として授業を行いたいと思っています。夢に向かって進み出した子ども達の歩みを止めるような障害は未然に防いでおきたいわけです。

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