今日は江東区の小学校教員が集まって、授業の研究をする「区小研」とでした。
私は情報教育部の副部長という立場をいただき、昨年来、新学習指導要領の前文にある「思考力・判断力・表現力」を伸ばすためにはどうしたら良いのかを研究してきました。昨年は、「マインドマップ」「サウンドスケープ」「タッチペン式表示装置」を駆使して、国語の「やまなし」を研究授業で行い、「宮沢賢治はなぜ『やまなし』を書いたのか?」という学習を発表しました。
今年は9月8日(水)に道徳の授業を発表する予定です。
どうぞ皆さん、見に来て下さいませ。
教員でなくても大丈夫です。
さて、研究のことはいったん置いておいて、「学級崩壊」のことについて、ひとこと申しておきます。
今日もふたつの学校の先生から、「うちの学校の○学年が荒れているんです。」という嘆きの声を受けました。私が2年前から言い続けている通り、この「学級崩壊の解決」という課題は、小学校1校の課題ではなく、全世界の課題であります。
1年半前に、通勤途中の電車内で、私は「あ~!こうすれば、世の中にあるすべての学級崩壊をなくせる!!!」という気づきを得ています。そのことを実践検証するために、1年前に、あえて学校で最も課題の多かった“荒れた学年”を希望し、実際に卒業式を「史上最高の卒業式」にすることができました。
学級崩壊に至る深層心理的な原因として、他校の先生方の話をちょっとだけ聞いてみても、すぐに問題を発見できました。その原因とは「マイナス言葉」です。私が昨年度1年間、勤務校内で、教員の禁じ手にしてきた「マイナス言葉」に満ち満ちていました。
無意識に発する「言葉」の影響というものは、ものすごい力を持ちます。教師の潜在意識に恐ろしいほど強烈に、子どもたちのマイナスイメージを刻み込んでいきます。私の心の中にある教師のマイナス言葉による「イメージ作り」の姿・・・・・
それはまるで、大きなするどいカッターで、ギリギリと心のひだに刻み込んでいるかのようなイメージです。
外に研修に出ると、いつもいつも思います。
「自分はこれでいいのか???」
「自分は自校にとどまって、安穏としていていいのか?!」
世の中には、問題解決方法を知識として持っていないだけで、病気になるほど苦しんでいる先生がたくさんいるのに、解決方法を知ってしまった自分が行動をしないでいいのか?!
今のところ、このブログでつぶやいているしか、私には方法がないことが残念でなりません。