地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急1000形最後の (?) 大師線新春HM姿

2010-01-08 00:19:00 | 大手民鉄 (京急)


 超定番・港町のS字カーブを行く雄姿!



 ケーブルの影はまぁ致し方ない、といったところでしょうか。



 帰り際、本線下りホームに向かったところ……川崎折り返しで6連登場!!



 来年以降は1500形オンリーの世界となるのでしょうか。(つまらん……)

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 毎年正月ともなれば、全国初詣客数ランキング・ベスト3の常連として善男善女が雲集する川崎大師。その足となる京急大師線では、ふだんの日中の閑散ぶりがウソのように怒濤の如く押し寄せる参拝客をさばくべく、とくに松の内のあいだは平日でも5分間隔で運行されるという盛況ぶりとなります。
 そんな新春スペシャル運行を担う編成には毎年HMが掲げられ、私鉄ファンにとって逃すわけには行かない風物詩となっていますが……圧倒的な威力を発揮した4扉の700形は数年前に去り、その後を追ってしばし大師線の主力となっていた1000形の新春HM姿も恐らく今年が最後……。1000形はこの年末年始の時点で4連2本・6連3本という追い詰められた陣容となり、往時の全盛と比べて信じられないほどの惨状であるだけに、銀1000の増備ペースを思えば今年中に全廃となることは間違いないでしょう。京急蒲田駅の高架化完成を念頭に置くならば、京急としてはそれまでにヨリ強力な登坂力を持つ編成で揃えたいはず……。
 というわけで、個人的に松の内のあいだは仕事の納期に追われて余り撮り鉄する時間がなかったのですが、何とか5分間隔運転日のうちに確実に1000形の雄姿を記録しておきたいと思いまして、用務先の三田から横浜へ移動するついでに川崎で途中下車 (^^;)。僅か1時間弱という短時間ではありましたが、定番の港町で撮影に興じることができました。ただ、非常に遺憾なことに……6運用のうち旧1000形は1本のみ! (苦笑) そりゃぁたまに新町に戻って洗車や検査をする必要があることは百も承知ですが、ちょっと運が悪いですな (汗)。まぁ決めるべきカットは決まったので良しとしましょう……。
 もっとも、大師線でのプチ不運は、本線での超ラッキーな出来事と足して2で割ってトントンに (笑)。とりあえず港町での撮影終了後、徒歩で川崎に戻って新年はじめて「天下一《い・ず・ま》」店でのメシを楽しみ (もやしそば美味すぎ♪)、さてと横浜に移動するか……と階段を上ったところ、上りホームに京急川崎止まりの1000形登場!!\(*^O^*)/ 時間に多少余裕がありましたので、快特でサッと移動するのではなく勿論1000形の普通車に乗車! 独特の「プゥウォォ~ン」というCP音ともども、1000形の魂あふれる走りを堪能したのでした♪ 引退まで残り数ヶ月 (?)、あと何回この熱いサウンドを楽しむことが出来るのでしょうか……。末期になって乗り撮り鉄が殺到する前に、ひとり静かに1000形を味わう機会をなるべく多く設ける新年としたいのですが、果たしてどうなることやら……。