地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

新忍者参上!・登場間もない伊賀200系

2010-01-27 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 昨日、久しぶりの関西出張ついで鉄としまして、新たな活躍を始めて間もない東急1000系改め伊賀200系を訪ねて参りました。恩田での1311+1010の改造の様子を折に触れて眺めてきただけに、なるべく早いうちにピカピカな姿を眺めてみたいなぁ……と思いまして (^_^)。しかし、豈に図らんや……昨晩帰宅して早速PCを開きネットを眺めてみたところ、月曜日の夜に伊賀200系第2陣として1310+1011が恩田を出発したそうで、ちょうど途中ですれ違ってしまったとは! (^^;) そういえば比土の鉄道用地内にも重機用の踏み板が敷かれ準備万端だったなぁ……と。出来れば比土での搬入シーンに是非遭遇したかったのですが、恩田出発後3泊4日前後はかかりそうな (?) 伊賀行きの道中に合わせて出張の日程を変えるわけにも参りませんので、こればっかりは仕方ありません (苦笑)。まずは第1陣・201Fの初々しい様子を記録できただけでもまぁ御の字といったところです (^^)。



 現在のところ200系は、伊賀鉄道公式HPにも記載されております通り、遠来の客にも安心な固定運用に入っています(但し検査時を除く)。そこで、僅かな持ち時間の中で確実に撮影と乗車をこなすべく事前に予定を練り、名張停車伊勢志摩ライナー (デラックス席♪)→2610系急行という乗り継ぎで伊賀神戸に到着したところ、旧忍者編成(緑)がお出迎え~。そこで「これは新旧忍者並び撮影のチャンスか……ムフフ♪ (爆)」と思いつつ、車内からのロケハンに徹していたところ……丸山で名○コン○ル○ン○編成と交換……。「これはまずい……。午後の一定の時間は上野市以南で2運用っぽくなることから、旧忍者が入庫してしまうのではないか?」というイヤ~な予感がしたところ、果たせるかなその通りに……。はぁ……伊賀をたまに訪れるたびに名○編成という貧乏くじを引いてしまう……(T_T)。
 それはさておき、201Fを眺めた感想ですが……一見すると大胆すぎる零○系イラストも、何故か東急1000系ボディと沿線風景の双方にうまくマッチングしているように思われます……(^^)。あくまで感覚的な問題ですので、うまく説明するのは難しいのですが、周囲を低い山々に囲まれた高原に低い雲が流れるという如何にも「どこか荒涼として切なく、でも優しく人を包み込む隠れ里」的な雰囲気が漂う伊賀盆地の風景に、ハワイアンブルーに近い青と薄い肌色の、しかも2編成の旧忍者編成に比べて線が細く押さえ気味なデザインが絶妙に組み合わさっていると申しますか……。
 いっぽう、「撮ってよし」な伊賀201Fは、乗ってもなかなか素晴らしい……。武家屋敷風のデザインが壁と床に貼られた車内は落ち着いた雰囲気が漂い、京阪9000系からの発生品であるシートの座り心地も上々です。そんな201Fに揺られ、とくに比土~上林間の森と貯め池の風景の中を行くのは絶品の味わいです(*^^*)。
 何はともあれ、201Fの今後の活躍、そして202F以後の増備が楽しみです……。こんな感じで短時間のエクスカーションを終えた私は、伊賀神戸からの青山峠越えを宇治山田行き2610系急行で満喫し、さらに伊勢中川からは名古屋行き2610系LCカー急行による豪華リレーを楽しみ、内心で「近鉄万歳!」を叫びつつ (^^;) 次の目的地へ向かったのでした……。


ビスタカーとの並び@伊賀神戸! 
東急出身車両と近鉄の出会いは、過去名古屋で互いにチラッと遠目に見える程度だったのではないかと思いますが(東急3700系改め名鉄モ3880・ク2880……ええと、確か東海道線&新幹線越しに名鉄と近鉄は見えるはずと記憶 ^^;)、今やこうして近鉄子会社所属車としてですから、世の中何が起こるか分からないですね。