地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

撫順の電車FK1っぽい車両をつくる (2)

2010-01-09 00:05:00 | 超へっぽこ模型製作


 まずはプラ板で一部の窓を埋め、パテを盛り、溶きパテを塗り・・・



 忍の一字の紙ヤスリ工作。ここまで削り出すのに所要3~4時間 (爆)。



 様子見で灰色9号を一吹き。まだまだ削正すべき箇所は多数……。



 改めて削正し、ドアステップ部を切り、リブ貼り用の溝を掘って一段落。

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 約1ヶ月前、撫順ジテ電車風模型のめでたい完成をうけ、勢いでフリーランス製作を開始した撫順電車第2弾・YZ31改造FK1形電車ですが……スハ44の車体をベースに国鉄101系のドア・井の頭線マスクなどを切り接いで奇々怪々な姿を組み上げたところまでは良かったものの、そこから先は「はて、どうしたものか・・・」と呆然 (^^;)、しばらく放置のまま年末年始となってしまいました。しかーし、そのまま何も手を動かさなければ何時まで経っても話は先に進まないということで、エイッと気合いで埋めるべき窓を埋める工作を4両分実施し、さらに削り工作に備えてパテを盛りまくったのでした。ところが……さらに奇怪な姿に変わったボディを眺めておりますと、ますます前途多難なように思えて呆然……(@o@)。年始早々自宅で仕事をしながら、たまに目を休めるべく製作中車両放置コーナーに視線を向ける度に「ダメかもなぁ、こりゃ」と弱気な気分になったのでした (苦笑)。
 しかし……「やっぱり先ずはお試しで1両削ってみて、どーしても駄目であれば諦めよう。ジテを作ったときだってそうだったじゃん」と思い直しまして、小間切れなヒマを見てシコシコとヤスリ工作……(^^;)。するとあら不思議。実車と比べるとマスクの傾斜が緩いなぁ……という問題点を今さら発見したり (^^;)、やはりスハ44では中国22系列客車の窓を再現するのは絶対不可能だということ (GM板キットにキハ52のJRE盛岡支社一枚窓バージョンがあれば!) を改めて思い知らされたりしながらも、まぁ「それっぽいフリーランス」という程度に形を成して来たかなぁ……という感じになって来ました。
 決定的な転機は、社会主義計画経済チックな車両のシンボルともいえる、車体強度アップのためのリブを設けるために、車体に溝を掘ったこと♪ リブを表現するためには細い銅線を活用するのが手っ取り早いわけですが、単に瞬間接着剤を使って車体にそのまま貼るのみでは間隔のズレやハマり具合の悪さを招きかねません。そこでプラカッターを用いて溝を慎重に掘るのは最高に神経を使いましたが (滝汗)、作業を終えて改めて眺めてみますと……うほっ♪何だかプロレタリア革命って感じ♪ (→私は社会主義者ではありません。爆) これでようやく中国22系列のデザインに大きく近づきました……(いや、窓の小ささからして21系客車っぽいのですが。笑)。
 とまぁこんな感じで自己満足極まりないへっぽこ作業を進めて来たのですが、ここから先が問題。パンタの位置を決めたり、正面にバンパー状の突起や手すり・スカートを設置したり、リブやステップを取り付けたり……。考えただけでも細かく、かつその美醜の如何で印象が大きく左右されてしまう作業が連続しますので、果たしてどうなることやら……。はっきり申しまして、ジテ電車を作る方が全然ラクです……(苦労するのは正面の成形だけですので……)。