
中国がいくら自国の鉄道のオリジナル性を騙ろうとも、在来線にせよ高速鉄道にせよ、本質的には大満鉄が築いた基礎の延長にあるものに過ぎないのですが、その満鉄が日本の敗戦によって瓦解してから約70年……。当時満鉄に勤務し、さらには戦後中国側によって帰国を阻まれ留用された (待遇こそ悪くなかったものの、強制的に鉄道運営ノウハウや技術を伝授させられたほか、さらには宝蘭線など1950年代当時極めて難度の高い路線の建設をさせられた) 人々も、最若年で既に約90歳の大台となってしまわれたため、事務所を構えた団体としての満鉄会の活動は終了し、その名はHPと個人ネットワークに残るのみとなったとか。こうして一つの時代が終わって行くのでしょうか。

しかし、大満鉄の偉大さは、単にその後の日本・中国の鉄道に多大な影響を与えただけでなく、造った車両が余りにも堅牢で完成度の高いものであったことについても言えるでしょう。電気機関車は撫順など中国東北のいくつかの産業鉄道で未だ現役のようですし、客車もベトナムのハロン線で鈍足ながらも日々活躍しています (中国の場合、歪頭山も現役でしたっけ。鉄法には貸切用に整備された車両があるはず。北朝鮮でも満鉄・鮮鉄車両は事業用車などで現役とか……)。既に塗装は緑皮から、ベトナム国鉄新塗装のトリコロールカラー (奇しくも、植民地支配していたフランスの旗の色では?) に姿を変えていますが……。
そこで、最近は他の国にうつつを抜かしていた私も、ここに来て俄然「またハロン線の満鉄客車に乗り、新塗装姿を撮りたい」と思うようになり、かつ途中までの同じ線路を元ソウルメトロのゲテモノ (笑) が走るようになったことから、これはついに再訪越のタイミングとなったな……と判断しました。というわけで、期限切れ目前分を含めて貯まった鶴丸航空マイレージを使って、ハノイに運賃無料 (^o^……但し油代と空港使用料は取られます) で往復することが決定! 少々先の話で、しかもベトナム滞在時間は約50時間というトホホなとんぼ返りですが、今からとても楽しみです☆ べらぼーに蒸し暑い雨期の訪問ですので、短期決戦くらいでちょうど良いのも確かですが……。
なお、ソウルメトロ使用列車につきましては、いつもお世話になっております『西船junctionどっと混む』様で渾身のレポートがなされておりますが、冷房付きで速いことから結構人気があるようで、国有ベトナム鉄道(総公司塘鉄越南)の公式HPによりますと、ダイヤが変更になっています。しばらくハノイのザーラム (嘉林) と中越国境のドンダン (同登) の間を1日1往復するのみで、午前ザーラム発車→午後ドンダン着、翌朝ドンダン→ザーラム、というスケジュールだったのが、現在は以下の通り。昼間の区間運転が出来たのが嬉しい♪ しかしバクレーの「レー」の漢字表記が分からん……(バクは北)。
ドンダン515~(5HD4)~ザーラム915
ザーラム955~(5BL1)~バクレー1200
バクレー1410~(5BL2)~ザーラム1622
ザーラム1702~(5HD3)~ドンダン2056