地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

2009年のパクアン急行 (下) 東西線5000

2019-12-06 19:46:00 | インドネシアの鉄道


 パクアン急行様の人生の廃車回送→新たな門出を祝う特別列車の運行から間もなく1週間となり、パクアン急行様ご本人からも早速メールを頂くなどして (ありがとうございます!)少しずつ詳細な様子が明らかになっているのですが、とにかく大枚はたいて特別列車を貸し切っているのだからやりたい放題やらせろ!とばかりに、厳重な撮影禁止のはずのタンジュンプリオク駅で写真撮り放題、なんちゃってPKDと本物PKDの記念写真 (爆笑)、そして行きも帰りも車内は鉄ヲタの修学旅行状態……と、ただただ羨ましい!俺も参加したかった!の一言に尽きます。そんな中、昔の港市国家のスルタンがそのまま現世に現れたかのようなパクアン急行様の晴れ姿も何とも言えず、さらにはジャティバランの製糖工場訪問というスペシャル・エクスカーションもあり、最高に濃厚な2日間であったようです。
 その模様の一端として、YouTubeにおける西船junctionどっと混む様のアカウント(2427junction)にアップされた前面動画を楽しむことが出来ます。タンジュンプリオクを発車してからブカシを通過するまでの約45分間が、ポイントを渡りまくりの手に汗握る区間となっています。いやはや、複々線化や橋上駅舎化が進んでおり、つくづく浦島になってしまいましたわい。



 というわけで、10年前のジャカルタ初訪問時の画像の中から、「パクアン急行」を掲示していた編成の画像を発掘するシリーズ……2回目で打ち止めです (爆)。散々外付けHDを漁って見つかったのは、東急8608Fと東西線5000系59Fのみでした (滝汗)。
 個人的には、ジャカルタを訪問するようになったのは基本的に東急8000系列とJR103系狙いであり、これに加えて都営6000系も三田線時代に乗る機会がそれなりにあって懐かしく、のち常磐千代田線203系も狙い目の中に加わりましたが、メトロは乗っても静か過ぎて盛り上がりに欠け、東西線はそもそも神奈川県民にとって滅多に乗る機会もないことから、東西線5000系と東葉高速1000系は全く追っかけの対象ではなかったことは否めません。メトロ5000系の、如何にも昭和30年代的なノリの切妻ステンレスボディだけは結構好きですけど……。
 そんなメトロ5000系、KCIのジャボタベック事業部→KCJにとっては、ほとんど故障もせず最高に使いやすい車両だったようで、ある撮影地を訪れると、頼みもしないのに必ずやって来たものでした (笑)。この緑+黄帯はなかなか似合っており、「乗っても面白くねーな」とは思いつつも、撮ればボロさと格好良さのバランスが絶妙でしたので、来れば必ず撮る対象ではありましたが……とりわけこの59Fにつきましては、神奈臨の千鳥町で見送った編成ですので、メトロ5000系の中では思い入れのある編成でもありました。
 今やメトロ5000系+東葉1000系は、全6編成のうち5編成が離脱してしまい、5000系67Fが最後の活躍中とのことですが、大きな事故を起こさないまま205系に押される形で静かに引退しつつあるのは、如何にメトロ5000系が完成度の高い車両であったかの証しとも言えましょう。

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