東海道線E233系の増備によって田町から追われた211系10連は、周知の通り中央東線の115系6連C編成を置き換えるために用いられることとなり、中間のサロとサハを抜いた4M2Tの強力な6連としたうえでドアボタン設置等の改造工事を受けていましたが、ここに来て少しずつ運用に入り始め、高尾以西における遭遇率も徐々に上がっているようです。勿論、風光明媚な中央東線を走ることからして、かつ早朝深夜は特急を補完する役割があることからして、ボックスシートの0番台であることが望ましいわけですが、田町の0番台は十数編成もなかったわけで、自ずと一部の編成はロングシートの2000番台に……(苦笑)。そんな2000番台の1本目であるN611編成が去る13日から運用に入ったとのことですが、私も何と……たまたま別件で相模湖界隈を訪れた帰りに、相模湖駅にて遭遇してしまいました。長野色化された211系を撮影するのはそもそも初めてですが、それがよりにもよって、運用入り直後の2000番台一本目とは……(汗)。
この後、さらに藤野を訪れて温泉に入った帰りに乗った高尾行きも、何と211系0番台! 0番台のボックスシートは個人的に嫌いではなく (とゆーか、座り心地が良いので0番台は結構好き)、割と静かながらも力強いMT61モーターのサウンドを聴きながらの小仏越えを初めて経験し、これが今後の中央東線のスタンダードになって行くのか……という感慨を抱いたのですが、とにかくまぁ、かつて東海道線時代もそうであったように、0番台が来るのと2000番台が来るのとでは天地の差ほど印象が異なる旅になるのだろうなぁ……と、いささか戦慄を覚えるのも確かです (爆汗)。だってそりゃ~誰だって、桂川の峡谷にせよ、甲府盆地の春景色にせよ、南アルプスや八ヶ岳の大展望にせよ、ボックスシートから眺めてこその旅情というものではありませんか……。長野色の211系そのものは、まるで伊豆急色のような帯色に加えて、いかついスカートが何とも絶妙なアクセントとなっており、湘南色帯の211系の模型を持っていない私でも思わず長野色はゲットしようかどうか……と思うほどですので (^^;)、2000番台が結局ロングシートのまま6連運用に入るようになったことを残念に思うものです。JREとしては、セミクロスに当たるかロングに当たるか不確定要素を盛り込むことで、なるべく多くの客を特急に誘導したいのでしょうが。
いっぽう、既に211系6連が複数編成走っていることからして (小仏峠で下り211系とすれ違い、さらに高尾の留置線で211系が1本寝ているのを目にして、いつの間にかこんなに増えたのか?!と驚愕。偶々かも知れませんが……)、そろそろ早めに115系の御名残乗車をしておかなければならないなぁ……と痛感。やはり最末期のヲタ殺到は避けたいわけです、はい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます