江ノ電と台湾鉄路管理局は昨年4月に観光連携協定を結び、約1年の予定で《江ノ電と平渓線の一日乗車券を相手側に持参した客に一日乗車券を進呈する》という太っ腹なサービスを始めたところ、好評のうちに来年春まで延期となっています。そこで今週、順調に推移している江ノ電と平渓線の関係をさらに深める目的で、江ノ電1201Fに両路線の観光名所(とゆーか台湾側は台北市内の比重が高い)や車両をあしらったラッピングが御目見得し、関係者によるテープカットとともに賑々しく (?)走り始めました。
個人的には、この交流事業が始まって以来、まだ「のりおりくん」を持参して平渓線に乗りに行くという野望 (ちっちゃ!)を果たしてはいないのですが、平渓線に乗ったことがある者としてかねてから「何かしら台鉄的なものを江ノ電の車両にあしらって欲しいなぁ~」と思っておりましたので、こういう楽しい話題には吸い寄せられずにはいられません。そこで昨日、非常に久しぶりに「何も予定がない平日休み」が巡って来たことから、これまた非常に久しぶりに江ノ電をサクッと訪ね、登場したばかりのラッピング1201Fを激写して参りました!
しかし……昨日の1201Fは鎌倉方に連結され、ちょっと不発気味でありました。否そもそも、肝心の車両をモチーフとしたデザインは、正面と連接部付近に江ノ電305と台鉄DR1000が描かれているだけで、期待したほどヲタ要素は盛られていない感じ……。と申しますのも、この企画は単に江ノ電と台鉄のみが行っているのではなく、台湾政府と神奈川県の観光部門、それにチャイナエアライン=中華航空(まさかこのブログの読者には、中華航空が中華人民共和国の航空会社であると誤解している方はおりますまいな? 爆)がからんでいるため、結局のところ江ノ島・鎌倉界隈と平渓線・台北界隈の観光名所を互いにアピールするデザインとなっているのです。そして、江ノ島の灯台兼展望台に対応するものとして台北101が、しらす丼に対応するものとして小龍包の写真が印刷されているといった具合。まぁそれはそれで、多くのパンピー観光客の皆様にはアピールとなるわけですが……(苦笑)。そして、鎌倉方の1251に江ノ島・鎌倉の名所が、藤沢方の1201に台北界隈の名所がデザインされていますので、台湾とのタイアップらしさを強調するのであれば、1201Fが藤沢方に連結されている必要があります (汗)。
というわけで、まぁまたそのうち出直します。何せ昨日は海沿いでも余りにも暑すぎ、藤沢を出てから藤沢に戻って来るまで2時間という体たらくでしたので……(海水浴客やサーファーの皆様はサイコーに気分の良い一日だったでしょうが、海老名で36度あれば、七里ヶ浜や江ノ島辺りでも余裕で舗道面は鉄板焼……(@_@;)。
それにしても、まぁこれはこれで正面にちゃんと2車種が描かれているから良いか、と思う反面、未だに「台鉄車両そのもののデザインを塗装またはラッピングして欲しい」と思う、何とも往生際の悪いワタクシでございます(滝汗)。以前妄想で描いた藍色普通車風でなくとも構いませんので、DR1000テイストの塗装など如何でございましょうか……? また、いずれ台鉄平渓&深澳線のDR1000にも、これと同じデザインのラッピングが出現することが予想されますが、やっぱDR1000に305Fの塗装をラッピングしてみた姿を見てみたいわけでございます……(^^;)。
鉄ヲタ的にはこの部分が一番良いですなぁ~。
しかし台湾の皆様は、横濱・鎌倉といった固有名詞は御存知かも知れませんが、神奈川という行政単位は御存知なのだろーか? (汗
かといって、湘南と書いても、中文では湖南省南部という意味に……(笑
1201側はこんな感じ。
正面HM。解像が悪くてスミマセン (^^;
ハートの中には台北の名所やら飲茶やらが描かれています。