地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄道総研のナゾ新幹線ボディを撮る

2015-10-22 12:00:00 | 事業用車両


 先日の鉄道総研訪問では、湘南色のキハ30もさることながら、223系ボディの燃料電池車のご開帳も非常に楽しみにしていたのですが……残念ながらその期待は極めて微妙なかたちで裏切られました。確かに展示されてはいたのですが、車内を小学生以下のお子様とその引率者限定で公開……ということで、先頭ドアの前にはハシゴがかけられ、さらに運転席の周囲には列整理用の柵が……(-_-メ)。「大きなお友達」は、これでは全く楽しめません……(号泣)。そのうち、果たして何時になるかは分かりませんが、キレイな編成写真を撮影可能な状態で223系燃料電池車が展示されるタイミングと曇りが重なるのを、激しく期待し続けることに致しませうか……(鬱)。



 それはさておき、これは展示対象車両と言えるのかどうか分かりませんが、とにかく撮りやすい位置に、新幹線ボディ・華奢な雰囲気の台車・スカスカな床下・他ではまず見かけない塗装……という、強烈にマニアックな好奇心を誘わずにはいられない車両が放置 (?) されていました♪ この標準軌車両を試験線へと引っ張り出すにあたっては、1067mm線路とブチ当たる部分のレールが存在せず、保線用車両用の脱線ポイントのような特殊な渡り線をその都度設置するのでしょうが、とにかく構内の標準軌試験線とも完全に孤立した位置に置かれており、何とも言えない悲哀が漂ってきます……(そこがまた良いのですが。笑)。果たして何の実験に使ったのでしょうか?!
 というわけで、鉄道総研の車両展示では、もちろん自走可能な車両群にも期待しているのですが、出来れば今後、いつも撮りにくい位置に放置されている超ワイドボディ車両のような、想像を絶する奇妙奇天烈なゲテモノ系車両の形式写真を撮影する機会があれば……と思うのは私だけでしょうか?

バゴー地区の「軽便」LRBEの旅 (1)

2015-10-21 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ネーピードー急行から下車すると早速待っている軽便シーン。



 LRBT 159。3両の中では一番イケメン?



 LRBT 270。デッキが片方に寄りクセのある一両。



 LRBT 285。まさにのっぺらマッチ箱。

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 先日斎藤様から頂いたピィンマナ地区&パズンダウン工場のLRBE画像に触発されまして、3月に乗ったきり放置していたバゴーのメーターゲージ軽便鉄道的シーン、すなわち「ヤンゴンから一番近いLRBE・LRBT」を改めて探訪し乗った話を備忘録としてまとめておくことにしましょう。
 そもそも私とLRBEの出会いは、2年半前にヤンゴンを初訪問した際に遡ります。このときは、事前のネット調査を通じ、どうやらバゴーをはじめミャンマーの各地に怪しいトラック改造レールバスがあるらしい……ということは分かっていたものの、どうせ時刻表はよく分からないし、何と言っても念願の初ミャンマー、とりあえず名所旧跡ぐらいは押さえておこうと思いまして、ヤンゴンから日帰りでバゴーに往復した目的はもっぱら、長距離列車試乗ならびにバゴーの寝釈迦仏&仏塔見物に重点を置いていたのでした。
 ところが……ネーピードー行急行から降りてみると、西の側線には北のキハ141、東の待避線には怪しすぎるマッチ箱客車が! やがて、このマッチ箱客車を牽引する、カワイイ化け物のようなLRBEが機関区内から現れ、激しく悩殺……。記事でも激烈なコメントを頂いたのも懐かしい思い出です。
 そこで昨年の訪問時、いよいよLRBEに乗ろうと思い、又してもネーピードー急行の指定席をバゴーまで購入したものの、その日の夕方、コンピュータ支線運用にキハ52が入っているのを目撃! バゴーではLRBEを又しても見るだけで、昼過ぎにはヤンゴンに戻ってきてしまったのでした (しかしその日、キハ52は運用に入らなかったので大失敗!)。
 というわけで、三度目の正直で改めてバゴーへ! 時速60kmにスピードアップした割には軌道改良はまだまだで、思い切りケツがジャンプしまくるのを楽しんだ (?!) うえでバゴー駅に降り立ちますと……をを、早速いましたいました、可愛いマッチ箱のようなLRBTちゃんが♪ というわけで、ちまちまと形式写真など撮りつつ、LRBE様の始動を待ったのですが、仔細に眺めてみると三者三様に形態がバラバラで、LRBTはLRBTで結構奥が深いのだなぁ……と思ったのでした。LRBEのみならずLRBTについても形態を極められる方がいらっしゃるとしたら……正真正銘の神認定です (笑)!
 いっぽう、まさにこういうノリで、動力を入れた小型電車またはDCと、マッチ箱のようなデコボコ客車2~3両のフリーランス編成を作ってみたい……という気分が沸々と高まっているのですが、最近なかなか時間がないんだよなぁ~(^^;)。

変わりゆく南海2015 (1) 桃のラピート

2015-10-20 00:05:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 南海では去る8日、来る12月5日に高野線ならびに完全子会社化した泉北線のダイヤ改正を実施する旨を発表しました。その目玉は、朝夕ラッシュアワー以外基本的に入庫ニート状態になっている「りんかん」用11000系を活用し、難波~和泉中央間を最速29分で走破する「泉北ライナー」の登場ということのようですが、11000系が1本のみであり、「こうや」編成も超カツカツの予備車不足状態であることから、住之江で複数昼寝している南海本線の特急車を泉北に入れてやるのも一策ではないか……と愚考する次第です。



 というわけで、鉄コレ7000系新塗装即売会に参加したついでに撮影したカットを中心に、最近関西を訪ねるたびに少しずつ撮り貯めた南海画像を、ぼちぼち備忘録的にアップして行きたいと思います。その一発目は、桃色のラピート!
 周知の通り、一時は沈滞没落が真剣に取り沙汰されていた関西空港は、近距離国際線の爆増と(砂漠の海に浮かぶ超ド田舎の都会である蘭州への便が新設されて腰を抜かしたと思ったら[※]、さらにウルムチ行きと延吉行きの出現はマジでビビッた……)、LCCの充実により、日々商売繁盛への軌道を歩みつつあるようですが、そんな流れを象徴する動きとして某格安航空会社の桃色塗装をまとったラピートが走っております。まぁ個人的には、LCCに乗りたいとは余り思わず (←身長180cm超の身には激狭)、撮りそびれたことを後悔しているジオン公国バージョン (ジーク・ジオン!←ギレンとキシリアとマ・クベが好き♪ ^^;) と比べれば「ふ~ん」という程度ですので、まぁどうでも宜しいという感じもするのですが、やはり来れば難しいことは言わず撮ってしまいますね~(^^;

 ※……その蘭州空港に先月、蘭州市内からの空港ライナー的なCRHが開通し、E2系、じゃなくてCRH2が走っているという光景に超のけぞりまくっている今日この頃。これだけでもある意味、超独自デザインのラピートが走る関空よりもぶっ飛びな話ですが、そもそも蘭州は、黄河の谷底に社会主義的安普請ビルやアパートがせせこましく広がる、黄土色一色の街だったわけで……。隴海線の硬座車 (もちろん非空調YZ22! 空調付き硬座なんて、はっきり言って軟座です!)に乗って蘭州に到着する間際、ド派手な赤・黄色の工場の煙 (超爆) に迎えられ、開け放った窓から濛々と入ってくる極悪空気にゲホンゲホン……という終わっている情景も、中国の特色ある「絶景」ということで……(遠い目)。

秋晴れ阪急散歩 (1) 神宝1007F落成試運転

2015-10-18 12:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 創業者・小林一三がNHKのドラマになるなど、ますます独特のクオリティを世間にアピールし続ける阪急では、伝統のマルーンを纏った電車が日々ますます艶やかに快走しているところですが、そんなマルーン三昧の陣容であっても少しずつ姿形を変えつつあるようです。その象徴が、9000・9300系と比べて「とんがった」印象を抑えた新世代の標準車両・1000/1300系であると言えましょう。
 そんな1000/1300系は既にそれぞれ6本・4本がデビューしていますが、先日京都出張ついでに久しぶりに阪急で撮り鉄してみたところ、1007Fの落成試運転を京都線でやっていましたので激写! ……と申しますか、たまたま来ただけで、この場に来るまで私は何も知らず (笑)。京都線に乗っていたところ、やけに沿線のヲタ濃度が高いため、「これは何か来る……けどまぁどうせ、正雀工場の出場車でしょ?」と思い、とりあえず途中で降りて駅撮りすることにしたのでした。するとまさか、落成試運転に遭遇するとは!



 というわけで、1007Fの画像は1カットしかなく、かといって他の京都線1300系の走行画像は来なかったためありませんので (笑)、つい最近までの最新型であった9300系の画像でも貼っておくことにしましょう。確か当ブログでは初登場ですので……(^^;;;)。いやその、性能と言い車内インテリアといい、本当に素晴らしい電車だとは思いますが、盛り上がり屋根 (と見せかけたカバー) が余り好きではないので、これまで真面目に取り上げて来なかっただけです、はい (滝汗)。
 まぁともあれ、今回の1007F投入で、3000/3100系が1本廃車となるか、あるいは5100系が能勢電に追加譲渡されるのでしょう。

 ちなみに、今回阪急を訪れたのは、「そういえば最近、関西出張撮り鉄で阪急がご無沙汰になってしまった……」ということもありますが、最大の目的は5100系鉄コレをゲットすること (笑)。個人的には、既に発売された2300系などと形態が似ている (?) 原型車よりも、ドア窓が大きい更新車の方が、「自宅のラインナップに良いアクセントになるかな?」と思ったのでありまして、「どうせ更新車であれば原型車と比べて人気がないだろうから、わざわざ日比谷で4時間以上行列に並ぶこともないだろ」というわけで、日比谷ヲタ祭りは欠席し、今回の出張ついでに待ち時間ゼロでゲットしてやろうと目論んだのでした。そこで、まずは新幹線で大阪に乗り込み、大本山・梅田の案内カウンターに向かったところ、「ここはもう原型・更新ともに売り切れ」とのこと……。やはり阪急鉄コレは、売れば必ず速攻で売り切れて行くものなのですなぁ……(滝汗)。
 すると、受付の尾根遺産がそうおっしゃるや否や、目の前のPCをいじって下さり、「淡路ならまだ更新車がある」とのことでしたので、これは最初から更新車狙いだった私にとって大朗報! すぐに発車する準急に飛び乗って、何だかよく分からないところにある淡路駅案内カウンターに向かい、目出度くゲットと相成ったのでした♪ しかし、私が買った後の残りは数個……(滝汗)。思うに、淡路は5100系が所属する神宝線ではなく、途中下車するにも今ひとつ中途半端な場所であるからこそ、辛うじて在庫があったのかも知れません (他の駅の在庫はよく分かりません。スミマセン)。

相鉄サハ7601、白一色で放置中

2015-10-17 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄グループはかねてから総本山の持ち株会社化・多角経営化を進めることにより、勿論神奈川県東部における鉄道業をはじめとした存在感を保ちつつ、神奈川県外における知名度の向上を目指しているところですが、とりわけその象徴といえるのが、「えっ、こんな便利なところに相鉄の名前が!」とアッと驚くビジネスホテルの展開でしょうか。今後さらに全国展開が進めば、相鉄ヲタのはしくれとしてはカモにならずにはいられませんし、とりわけ大浴場をちゃんと用意して頂ければ、女社長の表の顔とは別にこっそりと極右思想をすり込まれる某○パホテルの世話になることもない……(元々、余程鉄活動でア○に泊まる必要があると判断しない限り、滅多に泊まりませんけどねぇ~。部屋狭いし。しかし、旧国鉄の遊休地らしきところに集中的に出店しているのは、これはこれでウラがありそうだ・・・。大垣駅前とか大阪天満とか、まさに鉄ヲタ向きで好きなのですけどねぇ~)。



 をっと閑話休題。そんな相鉄はかねてから塗装変更を進め、最近ようやく7000系を除く全車の塗り替えが終わったというところですが、ここに来て改めてCI戦略を再検討した結果、何と……横浜ネイビーブルーで行くそうな……。その完成予想図は、既に相鉄HDの長期戦略に関するPDFファイルでも目にすることが出来ますが、何か正直ビミョーですね……。今の新塗装でも十分に良いのではないかと思いますし……ダークな寒色で車体全体を塗るというのは、たとえば伊豆急の黒船電車の如き一発屋的存在であればこそ「ををっ!」と思うわけで、「こればっか」ということになると逆に食傷するような気もします。まぁ実際には、登場してみないことには分からないのですが……。
 そんな新塗装の試験に供するためでしょうか、ニセ厚木に放置されている7000・新7000系の計6両のうち、サハ7601が真っ白に塗られた状態となっています。この白ベースの上に今後、実際に紺色が塗られて行くことになるのでしょうが、その出来映えは果たして如何に……。
 いっぽう、ニセ厚木に留置されている休車群が、現在のところ3色混合となっているのは、これはこれで非常にレアシーンであると言えそうです。鉄コレ新7000系も出たことですし、このシーンを模型で再現……される方はいらっしゃるわけないか (笑)。横浜方の先頭はモハ7006 (←鉄コレでは売ってない。マイクロなら有。でもマイクロ7000と鉄コレ新7000では雰囲気が違うと思われ) ですし……。