地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ関鉄キハ2100新旧塗装をN化する

2015-10-09 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 鬼怒川流域を襲った豪雨から間もなく1ヶ月となろうとしておりますが、とりわけ被害が大きかった関鉄常総線・水海道~石下一帯の復興はまだまだこれからということで、心よりお見舞い申し上げます。そんな中、関鉄は常総線の全線再開に向け全力を注いでおり、関鉄公式HPによりますと、明日 (10日) から通常の3割の本数で暫定的に全線営業運転再開!! 一介の鉄ヲタながら、沿線の復興のために捧げられたエネルギーには全く頭が下がるばかりです。
 そんな関鉄のキハ2100鉄コレですが、かねてから少しずつ増えつつあった関鉄鉄コレのラインナップに現役主力車両がついに堂々と加わるということで、かねてから待望の一品であり、私も発売日に予約品を引き取って参りました♪ しかし多忙やら何やらで、開封してN化作業をするのはしばらくお預け……(^^;)。ようやく時間を確保し、他のN化未施工鉄コレの一大山脈 (爆) を脇に置いて、突貫工事で新旧両塗装の4連を机上にて再現してみました☆



 しかしまぁ……造形の的確さはいつも通りに秀逸ですのでさておき、塗装についてはダメ工場(またはダメ生産ライン?)が担当してしまったようです……ラインのあちこちに欠損があるほか、新塗装の銀色屋根に至っては、ボッテリ塗りがたたったためか、塗料がスジになって流れた跡のようなものがある……(-_-メ)。ホント鉄コレは、実際の生産を東莞の何処が、誰が担当するかによって、出来映えが大きく変わってしまうのが惜しい……。そこで出来れば、ちまちまと調色・マスキングのうえ、ラインの欠損を補いたいものですが、微妙に調色が難しそうな色が多く、かえって下手に手を加えると凸凹な印象になってしまうかも知れませんので、当面は「まぁこんな非電化ローカル私鉄ヲタしか注目しなさそうな車両が大量生産品として発売されたこと自体を喜ぶしかなかろう」と割り切っているところです(←モロにカモ)。
 それにしても、常総線は通常4連がMaxですが、洪水からの疎開にあたっては堂々の6連が実現したことがネット上の画像から明らかになっています。かねてから、関鉄妄想6連を即席レイアウト上で実現して、マイクロやTOMIXの札沼線、あるいは国鉄JRタラコキハの長大編成と対決だ!と息巻いていたのですが、そんな妄想6連がこのような事態とからめて実現したというのは何だか微妙ですね・・・。このまま新旧塗装各2連を追加でN化し、6連化して遊ぶか、それともシンナーに漬けて妄想復活!常総筑波色(青白ツートン)または青キハにするか……(^^;;
 ともあれ、キハ2100が出た以上は、いずれキハ2400・5000、そしてキハ0・310なども出して頂けるのでしょうね……? 夜・露・死・苦! (沿線ヤンキー風のシメ ^^;)

ミャンマーの白い三陸 (斎藤幹雄様ご撮影)

2015-10-08 00:00:00 | 頂き物画像


 ミャンマーの鉄道の話題は、今や多くの方が自由にミャンマーを旅行することによって、あるいは現地メディアのネット配信の強化によって、ほぼリアルタイムで入るようになっています。それは、今から3年ほど前に上からの民主化が始まるまで、基本的に鉄道撮影が厳しく制限されていた頃とは天地雲泥の差……。とはいえ、余りにもいろいろな動きが起こる中、適切な現状まとめの必要性は、軍政時代と同じく減じることは決して無いでしょう。
 本邦の鉄道趣味界において、軍政時代からミャンマー国鉄の動向を一貫して探求され、しかも知られざるビッグな働きをされている (?!)神のような御方といえば、RP誌ですっかりお馴染みの斎藤幹雄氏を他においていらっしゃらないでしょう~! そんな斎藤さんは、去る9月の中旬に改めてミャンマー遠征を敢行され、ヤンゴン、ネーピードー(ピィンマナ)、ミンゲ……と駆け足で日本中古車両の最新事情を見聞されたとのこと。詳しくは鉄道雑誌各誌にて今後ご報告されるとのことですが、とりあえず速報版としていくつかの画像を頂きましたので、ここに公開致します~。



 その中でもひときわ「ををっ!」と目を引いたのが、白ボディの三陸36形! 早いもので三陸36形も登場から約30年となり、赤いJR直通用が一足先にミャンマーに渡り、VIP用車両になったと思ったら、ロングシート化されて臨港線に投入され、自然豊かな三陸鉄道の車両が大都会の路面を行くという激しいギャップがマニアックな話題をさらったところです (そういやぁ、当ブログでは「乗ったぜ!」と速報しただけで、まだ本格的な記事をアップしていなかった……。客車も客車で激動期で、研究が少ないこちらを優先させてしまったからなぁ~^^;)。
 そしてこのたび、三陸鉄道での車両置き換えがさらに進んだ結果、36形のミャンマー追加移籍が実現し、インセイン工場で現地化改造等の整備を受けていたようですが、何と!赤に続いて白も三陸塗装をキープ! まぁ最近は、日本からの移籍車両を最初からミャンマー国鉄RBE標準色(クリーム+赤)に塗ることはせず、日本時代の色をそのまま踏襲することにしているようですので(東海もまた然り)、特に驚くには値しないのかも知れませんが、むせ返るような熱帯の緑の中に佇む三陸白塗装はひときわ、震災を乗り越えてきたこのDCにとって新たな魅力的な展開が待っていることを予感させずにはいられないものがあります。
 なお、今回の白はVIP車両とするようで、クーラーを存置するため屋根を下げ、車体中央の幕板に排水口が設けられています。
 また、斎藤さんは超ラッキーなことに、この白三陸をインセインから所属先に回送させる際、途中まで同乗されたとのこと! 一面のサバンナや水田を眺めながら、左右に揺れる激しい揺れに身を委ね、三陸の風情とヤンゴン近郊の風情を重ね合わせてみるなんて、何とも贅沢な話ではあります (爆)。しかしこれもまた、ミャンマー国鉄の知名度アップに多大な貢献をされた斎藤さんへの偶然かつ最高のプレゼントと言えましょう~!
 というわけで、斎藤さんからの頂き物画像はまだ続きます♪

東急恩田通信・減り行く1000系中間車編

2015-10-06 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 最近すっかり恩田ウォッチもご無沙汰になってしまったなぁ……と気づいて、果たして前回は何時訪れたのかを確認してみたところ、何と半年以上前! (滝汗) その際にはテクノの構内が1500番台などに改造中の1000系でひしめいていましたが、さすがに半年も経てばそれも全て済み、さらに改造待ちの車両もテクノ入りし、恩田全体としては1000系のだぶつきが相当解消されつつあるのだろう……と。というわけで、少々早い時間に帰宅したついでに長津田にて途中下車し、超久しぶりに恩田を訪れ現状を確認してみました。



 すると……確かに減っている。テクノのクラの中では、「1502」と新車番が入った先頭車の姿が確認できます(先月末の抽選制による長津田工場一般公開の際には、一般人にもテクノ側が公開されたようですので、最早伏せる必要はないでしょう)。1500番台が相次いで落成し、7000・7200が減りつつあるという情報をネットで見つけるにつけ、やはり半年単位で区切ってみれば、全然大きな変化が起こっているものです。そして今後、中間車は中間車で、一畑あたりの地方私鉄への譲渡のために引き続き改造されることでしょうが、最早中間車のタマ数もかなり減ったわけで、延々と続けられてきた1000系の地方譲渡はそろそろ終盤に差しかかっているのかも知れません。
 果たして今後、メトロ03系と東武20000系が大量に余るようになったら、ここまで運んで譲渡用改造を受けることになるのでしょうか?? あるいはそれぞれ独自のコネで改造先を選ぶことになるのでしょうか?


これは一畑でしょうかね~。オレンジラッピングにするのは、あちらに行った後ということでしょうか? 


KATOの旧国クモハ12を愛でる

2015-10-05 00:00:00 | 模型素人物欲見聞記


 大川的光景その1……麦ホキ♪



 大川的光景その2……黄タキ♪



 安善的光景その1……米タン♪ (※コメではない)



 安善的光景その2……Special Guest シキ1000♪

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 先週、旧国ヲタ待望のKATO鶴見線クモハ12が目出度く発売されました。というわけで記念として、こんな感じで鶴見線の貨物シーンと一緒に記念写真を撮ってみました。クモハ12の単行には、短い編成の貨物がとりわけお似合いだと思うのは私だけでしょうか? 他にも勿論、黄色い101・103系もお誂え向きでありますが、しまった……手持ちの鉄コレカナリア101系は総武線用で、クモハが無いことに気づきました。やっぱKATOから同時発売になった101系3連を買うべきか……(^^;)。

ベトナムのソウルメトロは生きていた!

2015-10-03 00:00:00 | 韓国の鉄道


 韓国という国のナショナリズムと外交には失望を隠せないものの、個別の人や事物についての私の立場は是々非々であり、良い人は良く、楽しいものは楽しい、と重ね重ね申し上げたく存じます。良い要素が伸びず活かされない状況があり、外国との関係で負の要因が先走ってしまうのが、その国の文明史的問題なのです。
 というわけで、強烈にマニアックすぎて卒倒しかけた韓国ネタを、謹んで投下させて頂きます。ソウルメトロ2号線中間車をやっつけ改造した、ベトナムの標準軌「豪華」客車は生きていた!!! (*^O^*)
 この車両、数年前だか10年前だか忘れましたが、ベトナムにおけるウリナラの存在感を高めたいと思ったケンチャナヨ企業が、ベトナム国鉄に対し「ソウルメトロのお古を改造した観光列車を景勝地ハロン湾に向け走らせれば、外国人観光客誘致は盛り上がる」と唆して現物を供与した……というのが事の始まりであったかと存じます。しかし考えてもみれば、ベトナム観光にはこの程度の4扉車改造客車で十分!という発想自体が、えらくベトナムという国を格下に見ているわけで、これはこれで如何にも朱子学原理主義国家に相応しい香ばしさがあり、黒いネタを見て笑いをこらえきれない私としては、是非一度この「ハロン・エクスプレス」に乗ってみたいと熱望しておりました。しかし……当然の成り行きでしょうか、運行開始1ヶ月で、誰も乗らないこの列車は運行休止……。てっきりザーラム工場の片隅で朽ち果てているものと思い、3年半前にベトナムを初訪問した際には、ヘンテコ車両を失った悲しみを禁じ得なかったものです……。



 しっかーし! 誠に思いがけないきっかけで、この車両の生存と再起を確認しました!!
 昨晩ふと「そういえばベトナムの満鉄客車、トリコロールの新塗装になってるのだっけ……。中国で22系客車すら絶滅危惧種になりつつある中、そのうちまた乗って撮らなければならないなぁ……」と思い、久しぶりにベトナム国鉄(正式名称は組織改編によりベトナム鉄道総公司となったようです。国が全ての株を持っているに違いありませんが) の公式HPを覗いてみたところ、依然としてイェンビェン~ハロン間のR157/158レが現存しており一安心♪ 
 そこでついでに、ハノイのロンビエン or ザーラム駅を発着する北部各方面への列車時刻表を見てみたところ、かねてから高速道路のバスに客を奪われて瀕死と言われていたハノイ~ドンダン (対中国境) 線の列車について、従来からの鈍行は1往復に激減している一方、ザーラム~ドンダン間にいつの間にかHDR1~4と称する列車が計2往復設定されており、しかも平均40km/h以上で走るなど、思いのほか速い……。というわけで「HDRとはHanoi DongDang Rapidの意か、それとも一体何なのか……突然最新DMUでも中国から購入したのか?? それはそれでネタだなぁ……」と思い、テキトーに「HDR1 Dong Dang」といった文言をキーワードとしてググってみたところ、うぉぉぉぉぉぉぉ~!!!あのソウルメトロが中国製罐に牽かれて、ハイフォン線の急行かよ!と思うほど結構なスピードを出して走り去って行く動画がワラワラと出てくるではありませんか!!
 どうやらこの列車、再整備の上(側面の「Halong Express」は「Duong Sat Viet Nam」と無難に書き換えられています)、今年に入ってから再投入されたばかりのようです。最近少しずつ現れていると思われるベトナム人鉄ヲタの皆様の度肝を、さぞかし激しく抜きまくったことが想像されます。
 うーむ……来年春にヤンゴン遠征するとしたら、ハノイ経由のベトナム航空にしなければならないか……(笑)。また短期間で運行終了、ということにならないよう祈るばかりです (すっかり行く気満々? ^^;)。どなたかの緊急レポートを大いに歓迎したく存じます (爆)。