地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ヤンゴン熱鉄記 (9) DF1626近郊列車

2018-02-18 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 時間が止まったかのようなヤンゴン中央駅の再開発につきまして、かねてからシンガポールや日本のデベロッパーの名前が取り沙汰され、今から造るぞ造るぞ……とされつつも結局何も変わらない状況が続いて来ましたが、今やヤンゴンの交通至便な場所のあちこちで巨大なホテルやらSCやらの再開発が進んでいるところでもあり、ついに中央駅についても正式に動き出すようです。本日の日経新聞によりますと、このたび「シンガポールのデベロッパー+中国のゼネコン+ミャンマーの不動産会社」の企業連合に、ヤンゴン中央駅再開発に関する優先交渉権が付与され、東京ドーム5個分の広大な面積に及ぶ巨大計画が動き出すとか……。



 具体的には、ヤンゴン中央駅の現駅舎は歴史的建造物として残しつつ、中国お得意の巨大天蓋付き新駅が建設され、周囲のヤンゴン工場や国鉄住宅もごっそり潰し、20数棟の高層ビルを建設するのだとか。ヤンゴン中央駅周辺の風景は一変することを意味するわけで、これまでヤンゴン巡礼する度に撮って来た光景も、10年・20年後に眺め返してみれば貴重な過去画像になって行くことでしょう。
 こんな一大決定に先立つことしばし、ヤンゴン〜マンダレー間を急行として走る電気式新型DMUを新潟トランシスが受注するはこびとなったようです。既に、箱型ボディに中央貫通路という、まるで台湾の「自強号」の鋼製車体バージョンか、と思うような (?) イメージ映像を、確かJICAあたりのHPで見ることが出来ますが、製造される実車もイメージ映像とそう変わらない風貌だとしたらウレシイ〜過ぎます♪
 というわけで、昨年3月に訪れて以来全く遅々として進まないヤンゴン遠征画像のアップ、マダウ線&ピュンタザ機関区特集をやっている途中ではありますが、変わりゆくヤンゴンを行く近郊客レの画像をアップしてみることに致します。

中国東風4B型おもちゃ (Kucing様頂き物)

2018-02-16 18:00:00 | 模型素人物欲見聞記


 本日は春節=農暦新年=イムレック (インドネシア語の場合。「陰暦」か?) ということで、明けましておめでとうございます。
 月の満ち欠けに応じて毎年コロコロと正月が変わるのは不便かも知れませんが、実際のところ旧正月の方が、空の色が冬から春に変わり始めたり、花がいろいろ咲き始めたりで、考えようによっては新年気分が一層盛り上がるような気がするのは私だけでしょうか?
 そんなお目出度い折ですので、去る正月明けに開催されたインドネシアの宴にて、中国ご出張帰りのKucing様から有り難く頂いたブツをご紹介したく存じます。何と……東風4B型のおもちゃ!



 この一品、単に電池を入れてスイッチを入れるとゴォォ〜!と動くという、6歳以上から使用可のおもちゃですが、デフォルメされておらず意外とリアルなのが凄い……。しかも、概ねHOに近い (?) サイズを誇り、かなりデカいです。まぁ大きい方が、お子様にはウケることでしょう。
 とりあえず、画面上ながら実際の大きさを知るための手がかりとしまして、↓にて拙宅の猫(ほぼ成猫サイズに近づいた子猫)を初出演させてみました。Kucing様のKucingとは、猫を指すムラユ語・インドネシア語でもありますので……(^^)。ホンモノのN模型や鉄コレでは、コワくて猫とのツーショットなど撮れませんが、子供向け玩具ならまぁ良かろうということです。
 いやいや、そう甘くはなかったです……。何と、猫が見ている目の前でパッケージから取り出した瞬間、中で外れていたビスがポロッと落ちてきました (超爆滝汗)。猫がビスをそのまんま飲み込んだらエラいことではないか……と。一見すると結構良いかも♪と思っていたはずが、文字通り蓋を開けてみたらやっぱりチャイナ・クヲリティだったという……。このようなナイトメアーこそ、CCPが騙る美辞麗句ではない真実の中国夢、ってか? (@_@)
 何はともあれ、この一品はさっそくガラスつき本棚の一角に収まりました。中国型ヲタであればニンマリとせずにはいられない一品を下さったKucing様には、心より御礼申し上げます! m(^^)m 
 そして、概ねHOサイズで東風4型を眺めていると……マジカッコ良い☆
 う〜む、中国型HOまでは手を出していないですが、置物用として欲しい……。そんな誘惑を如何に断ちきるのか、物欲との闘いが続きます (汗)。


 推定生後1ヶ月10日ほどで拾った駄猫ちゃんですが、カワイイやつです☆ 噛むのを除けば……。とりあえずクンクンしていましたが、ペロペロ舐めたりはしなかったです。



 こんな箱に入っていました。

相鉄20000系撮影会影の主役・7712編成

2018-02-15 19:09:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄・相模大塚の撮影会では毎回、安全上の見地からホームでの撮影を防ぐため、本線と撮影会場とのあいだに目隠し編成を並べるのが恒例となっていますが、往々にしてそんな目隠し編成が影の主役としての意味を帯びていることもあります。そこで、今回はどんな編成が並べられているのやら……と楽しみにしていたところ、何と!20000系の増備開始で完全引退の危機迫る7000系・7712編成! しかも御丁寧なことに、20000系甲種輸送の際に用いられたHMも掛けられていました! (^O^)



 もっとも、実際にニセ厚木からかしわ台まで20000系をエスコートしたのは、オールMなモヤ700・4両であり、付随車が含まれる7000系通常編成が牽引するはずはありません。というわけで、7000系とこのHMの組み合わせはインチキであると見なすことも出来ますが、この際そんなことはどうでも宜しい! モヤ700も元は7000系ですし、モヤ4両では目隠しにならないとすれば代わりに7000系を登用するのは趣味的にみて上等! 去りゆく車両にこれからの車両の甲種輸送HMを掲げて並べることで、まさに相鉄にとって記念すべき世代交代を象徴するひとこまとなったように思います……。
 ちなみに、1枚目の画像では、柵を越えて人が7000系側に入って来ないか監視するボランティアの兄ちゃんが写っていますが、スタンプツールで消させて頂きました (^^;)。ローアングルな2枚目は、兄ちゃんが一瞬柵のこちら側に来たタイミングで激写しております。


相鉄20000系を形式写真的に撮る

2018-02-12 22:29:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 去る10日の相模大塚撮影会にて多大な人気を博した相鉄20000系は、昨11日の午前10時半に横浜を出る特急海老名行きを皮切りに営業運転に入っています。しかし、初日は車内表示器の不具合により夕方で運用から離脱し、今日は沿線での発煙に伴うダイヤ乱れがあったことから、折角当分の間の運用情報が公式HPにアップされているにもかかわらず、なかなか予定通りには回っていないようです。公式HPによりますと、13日 (火) も営業運転に入るものの、運行予定を告知できる (運用が落ち着く) のは14日 (水) 以後となるようです。



 ともあれ、相鉄公式HPで運用を公開すること自体、沿線民やヲタからの反響が大きいことを意味するのでしょう。そして今朝の『神奈川新聞』によりますと、営業一番列車の客は1,000人を超えたとか……(さよなら運転かよ!@o@)。これから本数も俄然増えて、当たり前のように走る車両となるわけですから、急いで乗る必要は全く感じませんし、そもそも相鉄は他のJRや民鉄と比べても地味な存在であることは否めませんので、今般の相鉄20000系フィーバーは本当に不可思議なものがあります。恐らく、相鉄20000系が放つ趣味的な何かが、最近の「走るんです」やAトレと比較して俄然強く、何はさておき初物買いしたい衝動に駆られるということなのかも知れません。
 というわけで、去る10日の相模大塚イベントで撮影したカットのうち、形式車新的に撮影したものを貼りたく存じます。PLフィルターを装着すれば、これほどまで上手くYNB塗装を撮影出来る、という見本としてお楽しみ下さい。(装着しなければ、7000系の車体や来客の姿が反射しまくり ^^;)。

相鉄20000系撮影会 (@相模大塚) 開催!

2018-02-11 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄は創立100周年を迎え、新たなコーポレートイメージの策定やホテル業拡大など様々な試みに打って出ているところですが、とりわけJR及び東急への直通工事進展は、これまで都内に足場を持っていなかった相鉄の沿線イメージを上げてアピールするための究極の策と言えましょう。その重責を担って昨年の夏に落成した東急 (そしてメトロ・西武・東武) 直通用の20000系は、どうやら誘導障害が起こったようで地上設備の調整に手間取っていたようですが、このたび準備万端が整い、いよいよ本日から運行開始となります。
 そこで昨日は、運行開始に先立つ記念撮影会が相模大塚で開催されました。普段新型車には余り興味のない私も、地元相鉄の個性的な新車登場ということで出陣したのですが、相模大塚イベントの常として、さほど混まないだろうとタカをくくり、10時の開場直前にノコノコと訪れたのでした。



 ところがその見通しは甘かった! 10時直前では既に相当列が長くなっていましたし (海老名方最初の踏切のすぐ手前まで)、その後も電車が着く度に「JREの東京車両センターイベントかよ!」と思うほどの人が歩道橋をワラワラと渡って構内に入って行ったという……。車体の脇に人が写らないようタイミングを見計らって撮る、という目論見はあっさりと崩れ去りました (滝汗)。結構広大な立ち入り可能スペースがあっという間に (?) ヲタや家族連れだらけとなり、車内立ち入りには長蛇の列が出来たとか……(別件の都合で11時10分頃の電車で相模大塚を後にしましたので、車内には入っておりません。まぁ今日以降いくらでも乗る機会がありますし)。
 というわけで、今回のイベントを通じて、Aトレながらも相当個性的な風貌を纏った久しぶりの新車・20000系に対する沿線民の期待は大きく、相鉄という会社は地元民によって愛されてるなぁ〜ということを確認したのでした。また、Aトレでありながら、凄まじい光沢を放ちまくるYNB塗装を纏った20000系の圧倒的存在感からして、相鉄が東横直通に賭ける意気込みの強さを改めて見せつけられる思いがしました。まずはこの場ながら、今回のイベントを企画・運営された相鉄関係者の皆様にお礼を申し上げます m(_ _)m
 それにしても、YNB塗装の反射は凄まじく、今後この塗装が増えることからして、相鉄撮影においてPLフィルターは必須ですね……! 今回予めレンズにPLフィルターを装着したのは本当に正解でした。恐ろしいほどに効果テキメンです。
 いっぽう、相鉄史上かつてない存在感 (?) の車両が登場したということで、果たして鉄道友の会のブルーリボン賞・ローレル賞において相鉄が悲願の初受賞となるかどうか、非常に気になるところです。あの阪神ですらブルーリボン賞を獲りましたので……。しかしそれは、競争相手となるような同年度デビューの新型車が偶然僅少だったためと思われ、今度は小田急70000形 (GSE) や東武500系をはじめとして強豪がズラリ……。これに対し、20000系の基本はAトレゆえ、実は目新しさはありません。さて結果は……? (私は鉄道友の会の会員ではなく、無責任にダラダラと記しているに過ぎません。悪しからず ^^;)