時間が止まったかのようなヤンゴン中央駅の再開発につきまして、かねてからシンガポールや日本のデベロッパーの名前が取り沙汰され、今から造るぞ造るぞ……とされつつも結局何も変わらない状況が続いて来ましたが、今やヤンゴンの交通至便な場所のあちこちで巨大なホテルやらSCやらの再開発が進んでいるところでもあり、ついに中央駅についても正式に動き出すようです。本日の日経新聞によりますと、このたび「シンガポールのデベロッパー+中国のゼネコン+ミャンマーの不動産会社」の企業連合に、ヤンゴン中央駅再開発に関する優先交渉権が付与され、東京ドーム5個分の広大な面積に及ぶ巨大計画が動き出すとか……。
具体的には、ヤンゴン中央駅の現駅舎は歴史的建造物として残しつつ、中国お得意の巨大天蓋付き新駅が建設され、周囲のヤンゴン工場や国鉄住宅もごっそり潰し、20数棟の高層ビルを建設するのだとか。ヤンゴン中央駅周辺の風景は一変することを意味するわけで、これまでヤンゴン巡礼する度に撮って来た光景も、10年・20年後に眺め返してみれば貴重な過去画像になって行くことでしょう。
こんな一大決定に先立つことしばし、ヤンゴン〜マンダレー間を急行として走る電気式新型DMUを新潟トランシスが受注するはこびとなったようです。既に、箱型ボディに中央貫通路という、まるで台湾の「自強号」の鋼製車体バージョンか、と思うような (?) イメージ映像を、確かJICAあたりのHPで見ることが出来ますが、製造される実車もイメージ映像とそう変わらない風貌だとしたらウレシイ〜過ぎます♪
というわけで、昨年3月に訪れて以来全く遅々として進まないヤンゴン遠征画像のアップ、マダウ線&ピュンタザ機関区特集をやっている途中ではありますが、変わりゆくヤンゴンを行く近郊客レの画像をアップしてみることに致します。