地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

横浜2020新春鉄 (1) 京急1500鋼製車

2020-01-04 10:42:00 | 大手民鉄 (京急)


 2020年を迎えて、地元……と申しますか小田急江ノ島賎民にとっては親しいご近所の横浜界隈では、様々な変化が花盛りで、今後も様々な変化が予想されます。というわけで、正月に大食いに走ってしまった後の腹ごなしを兼ねて、そんなご近所でパチパチまったりと撮り鉄してみました。
 まずは、日の出前の神奈川新町。最近のデジカメにおける高感度側描写能力と手ブレ補正の進歩は誠に素晴らしく、こんな場所でも手持ちで非常に鮮やかに、ドラマチックなライティングのもと撮影出来てしまうのは有り難いです♪



 正月の日の出の時刻は6時50分頃。大体約1時間前からブルーモーメントに突入し、刻一刻と空の色が変わりゆく中、さてどんな車両が出庫して来るやら……と待ち構えていたところ、大師線で主に活躍している1500形・初期鋼製車キターッ! 日中は川崎大師初詣HMを装着し、怒濤のように押し寄せる初詣客を運ぶのに奮闘しまくるのを前に、束の間の美しいブルーモーメントの中で寛いでいるようにも見えました。
 それにしても、京急からは800形も2000形も既になく、1500形の初期鋼製車の去就が今後注目されることになるでしょう。しかも20両しかありませんので、京急が本気を出せばあっという間にグループとしては消滅してしまいます。というわけで、今は誰も注目していないこの車両も、撮るなら今のうちといったところでしょうか。


謹賀新年・横浜市電保存館魅惑の青

2020-01-01 17:33:00 | 保存・園内・特殊車両


 あけましておめでとうございます。新年の鉄道界において少しでも明るい話題が多く、皆様のヲタ活動がより充実したものとなることをお祈り申し上げます。そんな中、引き続き時間の許す限り、ひっそりと鉄活動した記録をぼちぼちとアップして行く所存です。
 というわけで新年の一発目は、昨年末の上大岡ヲタ祭り及び根岸貨物のついでに訪れた、横浜市電保存館の模様です (実は根岸駅から歩いても15分で着くことを今回学習しました)。ブログ内検索をした結果、11年半以上ぶりとなってしまっており、こんなにご無沙汰してしまったのかと思うとトホホな気分ですが、それはさておき、コンクリートの壁は白く塗られ、照明も白熱電球色のLEDに変わった結果、優しくレトロな空間らしさがグッと増して大いに好感を抱きました。



 そして激しく感動したのが、1611と1311の青い並び! 1601は11年以上前の来訪時に既にこの塗装となっていましたが、1311は濃いクリームと青帯の最終塗装でしたので、この水色+クリーム+茶色ドア&窓枠という塗装は初めて目にします。う〜む、ミナト横浜レトロ浪漫としか言いようのない美しい並びに、思わず目が釘付けになりました。そしてひとしきり激写!激写!激写!
 しかし、24mmからの標準ズームしか持参していなかったもので、超カツカツのギリギリになってしまったのは残念 (^^;)。ここに来る際には16/17mmくらいからの広角ズームが必須でしょうか。
 激写のあとは1311の車内でしばしまったりし、木工工芸品の美を極めたニス塗りの車内に心からの安らぎを感じたことは言うまでもありません。惜しむらくは、冬休みのお子様が多く、コンクリートの壁に絶叫、もとい歓声が反響しまくったことでしょうか。ここは来るなら平日がベストです (この手の車両保存展示館の類は全てそうですが)。
 それはさておき、1311と同じ塗装のフリーランス車両を模型で作ってみたい気がムラムラと湧き起こって来ます (それこそ、横浜市営地下鉄が戦前または戦後早い時期に架線集電で建設されたらこんな感じ、というノリで……)。しかし残念ながら、最近はとにかく時間がなく、塗装作業から遠ざかること久し……。この手の悩みが絶えない新年となりそうです。