日本で唯一ノーベル平和賞を受賞している、佐藤栄作なる人物がいる。非核三原則を評価されたのであるが、ウソだったことがばれている。日本人なら誰でも知っていたはずのことである。ウソがばれた時点で、本来なら返還するべきである。
彼はこの世にいないから、返還はかなわないとしても、3年まえだったかに受賞したオバマはどうだろう。ブッシュの尻拭いの感はあったが、就任後のイラクやアフガンの対応を見ていると、とても平和賞に値する行為とは思えない。
平和賞受賞の大きなポイントになったと思われる、核廃絶への運動はどこかに飛んでしまった。早い話が、言葉だけで終わっている。
とりわけアフガニスタンでの、無人戦闘機での無差別殺害は、平和賞どころか極めて非人道的殺戮行為である。アフガンの住民を恐怖に陥れている。
先ごろ起きた兵士による、一般住民の無差別殺害行為は中東の多くの住民に、アメリカに対する反感を抱くに充分であった。(カットは中東の新聞からパクったものである。クリックすると大きくなる)
イラクの治安は決定的に悪化している。改善の見込みすらない。こうなることは判り切っていた。オバマは言葉とは裏腹に、陰でイスラエルの、イランの核施設攻撃を促している。
経済交流が盛んになったため、チベットの人権問題を黙って見過ごしている。同様のことは、ウイグルやチェチェンについても言える。平和賞受賞した現役の大統領なら、ふさわし行為を行うべきである。選挙活動当時の発言と大きく異なる。そういえば捕虜の拷問はどうなった?
返還にしないのであれば、ノーベル賞選考委員会は、オバマから賞を剥奪するべきである。少なくとも中東の人々は喜ぶことであろう。