そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

共謀罪の必要性をほとんど説明できない法務大臣、罷免に値する

2017-02-09 | 安倍晋三
官僚を三人もアドバイスに控えさせ、文章をなぞって読むだけの金田法務大臣である。民進党の山尾議員に質問され、現行法では3つの穴があると説明していたが、これは全て論破された。現行法内で十分であることだけなく、必要とする官僚の文章はことごとく出鱈目であることを、結果として認めた。そしてほかにもたくさん穴はあると言ってはみたが、一つも例が出せなかった。
そして、「当時の経緯を、突然の質問で承知はしていません」とまで言ったのである。法案提出の最高責任者が、共謀罪をテロ等準備罪と化粧治して出してきた理由も経緯も、知らなかったのである。組織的犯罪防止条約(TOC条約)と共謀罪との関わりや、過去の立法過程と国会審議上の問題点を問われて、何ひとつ答えられない無能さ、無知を告白したのである。それを、公共の場、しかも国会の法案審議の場で発言する無責任さ、バカさ加減は昨日の文章で一層上塗りされた。
宛先もなく署名もない文章を、予算委員会に配布したのである。内容は、「私はこの法案については十分知っていませんので、質問しないでいただきたい」という内容である。法務委員会で論議してくれという内容であったが、法務委員会はそのような場所ではないと、浜田委員長にまで指摘される始末である。
金田法務大臣は文章を取り下げたが、法務大臣でありながら、法律を作るという作業の意味すら知らないのである。
この背景には、ほとんど説明できなかった安保関連法案の強行採決や、とりわけ最近のカジノ法などは全く審議することなく、数の論理で押し切ってきた、政権の慣れ、数の驕りがある。稲田大臣の、300人の衝突の人殺しはあったがそれは戦闘はなかった、を繰り返すバカ回答と併せて、二人の大臣を罷免するべきである。

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