そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

忖度する人たちに囲まれ安倍晋三はご満悦

2017-04-03 | 安倍晋三
西村康稔総裁特別補佐が、国会で証人喚問で呼びつけた森友学園の籠池前理事長を、偽証の疑いがあるとして告発すると息巻いている。国政調査権の発動必要だと、まるでどこかの国の大物議員か誰かを相手にしているかのようである。せいぜい100万円を受け取ったかどうかの話であって、しかも受け取っていても何ら問われるものもない。事実関係はさらに複雑になり。余計窮地に追われる羽目になっている。
このいい加減な一本気な男を、自民党の竹下亘国対委員長が、「首相を侮辱した」と突如として国会の証人喚問に応じると山井和則国対委員長に電話して、証人喚問が実現した。それまで私人を呼ぶのには無理があると言っていたが、手のひらを返した行動といえる。誰が何を侮辱したのかはわからないが、そんなことで個人を証人喚問するなどとは、前代未聞である。

西村康稔も竹下亘も大したことないことを大げさに騒いでいるのは、とりもなおさず安倍晋三への忖度である。国連の核兵器廃止条約についても、広島一区の岸田文雄外相は参加を表明していたが、突如としてだんまりを決め込み日本は不参加となった。岸田の安倍への忖度である。
「忖度」とは、”他人の心中をおしはかること”と広辞苑は説明している。安倍晋三は、森友学園のアッキード事件に関して、誰も忖度していないと、無教養な発言をしている。忖度されるのは安倍晋三で、忖度するのは周辺である。安倍晋三が忖度はなかったというのは、日本語を知らないバカ発言である。
高浜原発も伊方原発も川内原発への仮処分差し止めの住民訴訟も、すべて高裁の日本政府への忖度と言える。安全なわけがないし、住民が不安だということや、核分裂の基本的な対応もできたいないのに、こんは判決が出るはずがない。裁判官の出世のためと、安倍晋三への忖度した結果としか言えない判決である。
司法だけではない。日本のマスコミも、安倍晋三への忖度ばかりである。安倍晋三が政権に就いてから、NHKの変質は目に余る。放映権をチラつかせた高市の発言以来、各報道機関は安倍政権へ忖度しっぱなしである。日本の報道の自由度ランキングは、先進国最低である。
組閣の人選についても、それまでの経験や出自や人格などで判断していたが、安倍晋三が首相になってからは、自分の考えに近い人たちを選択的に選んでいる。早い話が、日本会議に入っているかどうかを基準にしている。周辺はこの事実を見て、だれかれとなく日本会議に入るのである。安倍晋三への忖度である。対抗馬がいなくなるのも当然である。
そもそも安倍晋三はアメリカに忖度しぱなしである。集団的自衛権行使容認もアメリカのため、TPP参入もアメリカへの忖度である。忖度とは社会や政治の場では、弱者が生き残りの手段として誇りを捨て、権力者にひれ伏すことに他ならない。
コメント (5)
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