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トランプとプーチンが会談をするという。トランプは、「プーチンは戦争を終わらせたがっている」と言うのであるが、中身は何もない。
中身が何もないけれど、サウジアラビア(?)会談するというのである。中身は何も決めていないようであるが、停戦はするというのである。中身を決めていないということは、ウクライナ東部の占領地とクリミア半島は現勢力下にあるロシアにの権利を認めるということであろうか。
トランプは加入国でありながらNATOを軽んじているが、ウクライナが希望し、ロシアが強く反発するNATO加入を認めないだろう。
戦争当事者で非侵略国のウクライナを外しての交渉は、大国主義の傲慢の外にない。ゼレンスキーは圧倒的最大支援国のアメリカに表立っては不満を殆ど述べていないが、国内の厭戦気分が高まっていることも、自分の大統領任期が昨年5月に終了していることも複雑に影を落としている。
ゼレンスキーが唯一述べているのが、NATO加入は我々の権利であると述べているくらいである。
厭戦気分はロシアでも同様である。財政支出も大きいだろう。当初は半年もすれば侵略完了とみていたのであろう。クリミアは内陸過ぎて、西側の支援がなくジョージアと同様簡単に済むと踏んでいた節がある。
トランプと周辺はプーチンを道上げ、Moscow Times は大歓迎であるのは、会談をすることがにより優先ということである。
トランプは停戦の条件のように口にしたのが、鉱物資源をメリカに提供しろと言うのである。中国やロシアへの依存を減らしたい意図がある。
更に、中国はゼレンスキー抜きで米ロの会談を提案していたとのことである。大国外交が前提になるのであれば、中小国は打つ手がなくなる。ウクライナにしてみれば、大国の利害関係に埋もれることになる。
大国イギリス、フランス、イタリア、ドイツが集まって、チェコの一地方の割譲をドイツに認めさせた。しかし、この時に当該国のチェコを参加させなかった、ミュンヘン会議は結局ドイツの軍事拡大を止められず、第二次関大戦に突入した。今回ウクライナを外すことは、ミュンヘン会議の教訓を生かさないことになる。
トランプもプーチンも停戦を論議しているが、自国のことは考えていであろうが、平和を考えているわけではない。