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今回のモスクワでの日露会談は、北朝鮮問題への米露につてのある日本の立場を有効に利用できる機会でもあった。安倍はその立場を放棄した。プーチンへの働きかけは、北朝鮮への経済制裁の協力であった。ウラジーミルと何度も呼ぶが、鉄面皮のプーチンはびくともしない。安倍晋三のモスクワでの日露会談は何の成果もなく、その足でイギリスへに行った。
内部規律の締め付けと、二階自民党幹事長は当選回数の浅い議員の、ゴールデンウイークの海外旅行を禁止した。ところが、安倍政権内の大臣は、この成果のないロロシアとイギリスの外遊をしている安倍晋三を筆頭に、豪華な外遊が行われる。上の図は、日刊ゲンダイの記事である。この11閣僚の他にも、10副大臣、8政務官が外遊予定である。費用はVIP待遇の大臣は1回につき約5000万円といわれている。副大臣以下を半分と見積もっても、10億円を超える出費である。
必要な外遊もなくはないであろうが、これはあまりにもひどい。首相の外遊が成果のない出張であることを考えれば、こぞっての外遊には何とも納得がいかないものである。経験の浅い議員を対象にせず、ロクな発言や回答ができない大臣の教育の方が求められるところであろう。因みに、これら閣僚たちの中で、中国や韓国に行くものは誰一人もいない。