そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イージスアショア購入を止め、財政再建に向けよ

2018-07-23 | 財政再建
上の図は、産経新聞が得意気に示している、イージスアショア配備の図である。二基を秋田と山口に設置して、北朝鮮のミサイルから日本全土を守り迎撃するという図である。漫画そのものである。ミサイルを本気で日本に打ち込むのなら、日本海にズラーッと並んだ原発を狙うに決まっている。山口は玄海原発と大飯原発や能登志賀原発からほど遠いし、秋田は北海道の泊原発や新潟の柏崎の真ん中である。撃ち込まれるミサイルを側面から撃破しなければならない。到底無理である。
正面で受けることになっても、予告なく闇などに紛れて放たれるミサイルの迎撃などは到底無理である。イランのミサイルに対抗してポーランドに設置されている、イージスアショアは4000キロ以上はある。北朝鮮は1000キロもなく数分で到着する。しかも海上である。迎撃とは絵空事に過ぎない。
そのポーランドに配備された、イージスアショアは800億円である。閣議決定時の説明が800億円だったのはこれを根拠にしている。ところが昨年暮れには1000億円になると説明された。ところが今回3000億円になり、二基で6000億円になると発表された。根拠は全く示されていない。この分だと、建築に5年かかる問われるがそのころには、1兆円になっている可能性すらある。
オスプレイはイスラエルに示された価格は、70億円ほどであったが日本が購入したのは180億円であった。日本はアメリカから武器を購入する場合、言われるままない前金で買わなければならない。
日本がアメリカから装備品を購入する場合、「FMS」という取引の中で買わなければならない。FMSとは、「Foreign Military Sales」即ち「対外有償軍事援助」と訳されている。日本は兵器製造企業ではなく、アメリカ政府との取引しなければならず、価格交渉はできず提示価格そのまま、前金で支払うことになっている。購入後のメインテナンスも販売企業から受けなければならない。購入は商社やメーカーではなく、アメリカ海軍省かアメリカ空軍省になる。
秋田県と山口県のそれぞれの地域の主張が、イージスアショアの設置の説明に、中身が全くわからないと疑義を呈している。これは安全どころか、格好のターゲットにされるからである。そもそも、「国難」が虚偽であったことも改めて確認する必要がある。
それに、この巨大な施設は反撃という攻撃能力を有している。専守防衛の自衛隊が扱う事の出来ないものである。憲法九条に抵触する。
何よりも、朝鮮半島は和平の機運の中にある。折角の和平風潮、機運に抗うことになり、彼らを挑発することにすらなる。1075兆円の負債を抱える日本にとって、朝鮮半島のこの機運はもってこいのことである。
イージスアショアなどと言う馬鹿げた施設の建設は、即刻中止するべきである。



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2 コメント

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Unknown (タンケ)
2018-07-24 09:35:44
何をどれほどの真理や正義に基づき筋道立てて論理的に言おうとも、シンゾジミンコーメらが権力握っている限り何も全くあらたまるはずない。彼らはそこらのゴロツキらと変わらない連中なのだ。政治を自らの金儲けや利権に利用しているのが彼らだ。本当に真面目に真っ当な政治やっているなら、日本の諸問題多くは解決する、既に解決しているはずだ。自らの欲得のため、背後勢力の欲得のため政治を利用している彼らに一体何を期待できるというのだろう。こんな奴らに政治託している限り、この国がまともになるはずなど絶対にない。
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Unknown (sica)
2018-08-16 09:30:00
ポーランドの800億円という数字は、建物1基だけの価格
日本も建物だけなら1基約1250億円

ポーランドのアショアに使われているレーダーはSPY-1
日本のアショアに使われるレーダーはSSRという最新のもので、SPY-1より2倍以上の探知距離となっている

日本の約5000億円という数字は、建物2か所+ミサイルを含めた価格
アショアに使われるSM-3Block2は1発約35億円ですので、これを揃えたら建物と同じくらい費用が掛かります
もちろん。ポーランドもミサイルの価格は同じです
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