そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

平和活動を行っている吉永小百合さんら3名が表彰された

2016-10-29 | 平和
スターツコーポレーション(株)代表取締役会長兼・村石久二氏が理事長を務める(一財)澄和は、このほど「第1回澄和Futurist賞」を決定、27日3名の表彰を行った。
同財団は2015年3月に設立、平穏安泰な世の中と、あらゆる生物とのできる限りの共存の実現に寄与することを目的に、顕彰事業をはじめとするさまざまな活動を行なっている。
澄和フューチャーイスト(Fururist)賞は、「人の和」や「自然との調和」など平和な未来への強い思いを持ち、市民目線で活動している個人または団体を応援するため設けているものとされている。
第1回の受賞者に選ばれたのは、吉永小百合(女優)、中山きく(元・青春を語る会代表、沖縄県那覇市在住)、無言館(戦没画学生美術館、長野県上田市、館主・窪島 誠一郎氏)の3者であった。
吉永小百合さんは、1986年から30年間にわたりボランティアで「爆詩の朗読」を続けている活動が評価されたそうである。中山氏は、太平洋・沖縄戦に白梅女子学徒隊として従軍看護に当たった体験を語り継ぐ取り組みを長年続けてこられた。そして無言館は、館主の窪島氏が戦争で命を落とした画学生の遺作や遺品を収集し、97年に約700点を展示して開設した。私も父を戦争で亡くしたが、上田の無言感を見てきている。画学生という、未来へ意思を伝える手段を持った学生の、悲鳴に似た訴えが胸を打つ。そうした平和への活動が評価された。父と同じ場所で亡くなった画学生の絵の前に立った時には、涙をこらえることができなかった。
3方とも敗戦国日本の負の遺産として、平和の大切さ戦争の悲惨さを継続的に訴え続けてこられた。戦争で亡くなった若者たちに、悲鳴を伝えている。こうしたボランティアの平和活動を高く評価したいものである。
私たちの青春のシンボル、吉永小百合さんが受賞されたことは、彼女の影響力などを考えるととても嬉しいことである。彼女が原爆詩をCDにしたのですぐさま購入した。幼い子供の声、被爆した市民の目線の体験詩を読むだけであるが、原爆の悲惨さを十分伝えてくれる。彼女の「いつまでも戦後」という言葉を受け止めたい。別海九条の会でも、NHKの原爆詩を読む彼女の番組を鑑賞している。いつの日か、ご本人を呼べないかと思っている。

核被爆国でありながら祖父の教えに従い、戦前の軍国主義を賛同・称賛しひたすら軍事国家に向かって歩く、安倍晋三とは大違いである。積極的平和主義という言葉に隠して、立憲主義を否定し、武器開発や輸出を奨励し、福祉予算を抑えてまで防衛予算を増大させる。積極的核武装主義者を防衛大臣に据える。核兵器禁止条約に反対する。PKO5原則を無視して派兵をしようとする。この男は銃口の向こうに、血の通った人間がいることさえ実感できないのである。

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2 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-10-29 18:10:17
アベシンゾ如く、経済的苦労を知らず、世間知らず、人間の気持ち知らず、その上「どうしようもないバカ」という手合いが日本の首相やっているという不幸を我々はしっかりと知るべきだ。

生きること生活することの大変さ困難さを経験したことがないような者に政治を託すなどしてはならないのだ。あのムヒカ氏仰せ如く、痛みを知らぬ者に他者の痛みを思うことなどできないのである。

しかし、情けなく悲しい。アベシンゾ如くどうしようもない手合いが首相を、それも永年やり続け、我々庶民を支配しているのだから。その属する政党はただの利権集団で、嘘と騙しとペテンと売国とで、戦後70年間も日本を支配し牛耳り続けているのだから。
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動いている防衛装備移転三原則 (唐松)
2016-10-29 19:53:16
 若い頃、撮影のため吉永小百合が当地に来ました。爆詩の朗読は心を打ちます。
 無言館の絵画と窪島氏の講演会は最近聞いた気がします。

 それにしても、安倍政権の強引な政治手法に、戦後最大の危機感を感じます。

 政府の慎重発表でも、駆けつけ警護実施は時間の問題でしょう。
 強行採決された防衛装備移転3原則。既に中国寄りのフィリッピンに巡視船が1隻を配置(大型巡視船2隻、巡視船10隻の一部)されました。
 さらに、航空機5機と装備品(武器)運用指導者として自衛隊員が派遣されます。
 更にマレーシア、インドネシアやインドにも武器輸出調整をしているとのことです。

 仮に、これが日本への攻撃に使われたら笑い話にもならない。
 
 被爆国、同時にアジア侵略をした苦い経験から生まれた日本憲法。
 安倍内閣は9条改訂を目指し、自民党は連続3期9年を容認した。 
 本心から安倍政権を支持する国民はどれだけいるのだろうか。
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