そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イスラエルも悩んでいる、戦争被害は侵略した側にもおきる

2024-03-01 | 平和

この表は元イスラエル空軍パイロットだった、イスラエル人ダニー・ネクセタン氏の講演から拝借したものである。昨年10月7日のハマスのミサイル攻撃以降の、イスラエル人の心理状態を示したものである。
無差別のミサイル攻撃に対する恐怖心があるのだろうが、最も大きな変化はPTSD(Posttraumatic Stress Disorders:心的外傷後ストレス障害)である。ほぼ倍になっている。その多くは兵役でガザに銃を持ち侵攻し、人を殺害したことによる障害だというのである。
自殺願望や能動的自殺願望も、身に危険を感じる人も少なくない。これは兵士たち特に若い兵士にとって、目前の子供を銃殺した経験はPTSDになるというのである。2008年345人、2014年550人、2023年12000人これはイスラエル兵が、パレスチナの子供を殺害した人数である。こうしたことが背景にあり、ネタニアフの威勢の良いハマス壊滅は、兵士たちを悩ましている。
更に今回のハマス攻撃で追った負債の返還に、100年かかると言われている。
戦争被害は侵略され殺害を受けた国だけのものではない。殺害した側にも大きな傷が残るものである。

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