ヴァレンタインデーの2月14日に、世界の女性たちが「反暴力」にダンスで立ち上がった。
10億人の女性たちが、世界中でアピールすることを劇作家のイブ・エンスラー女史が呼びかけた。下記のサイトにに、世界中でこれに呼応する女性たちと、支持する男性たちが一斉にアピールする動画が見られる。
ダンスや集会を通じて被害の実態を訴え、世界の女性や男性の連帯を促す狙いである。「ワン・ビリオン(10億)」の名称は、国連の統計で世界の女性の3分の1に当たる10億人の女性が、暴力を受けたりレイプされたりした経験を持つという実態に由来する。202カ国で行われた。
アメリカ口にイギリス、NZ,オーストラリア、台湾、シンガポールなどアジア各国、コンゴなどアフリカなど世界各地での動画がホームページから見られる。日本はない。僅かに名古屋と福島で報告があるようだ。
インドでは恒常的というより、殆ど風土か伝統のように女性が性的な暴力の虐待を受けている。彼女たちがこのほど遂にたちあがった。公共バスの中で集団レイプが行われたが、これに対して訴訟に持ち込まれるようである。
アフガニスタンの女性グループは、横断幕を掲げてカブール市内をデモ行進した。活動家の女性は、「私たちはあらゆる種類の暴力を目の当たりにしてきた。アフガンの女性は人身売買され、レイプされている。あらゆる立場の女性の自由を求める」と語った。
これほどの世界キャンペーン運動でありながら、日本での報道はほとんどない。日本の女性の地位は、先ごろ発表されたところでは101位だった。日本の女性の地位の遅れをいまさら感じ入った、ワンビリオンライジングである。 http://www.youtube.com/embed/gl2AO-7Vlzk