かつては防衛予算は、国内GDPの1%という論議があった。何の根拠があるわけでもない。与野党が軍事予算の増加を抑制する意味で、申し合せた結果と言える。憲法の精神がどこかで生きていたのであろう。
ところが今の安倍政権は、思ったことを簡単に決めてそのための雑音を簡単に切り離して、直線的に突き進むのである。経済対策に取り組むような姿勢をながら、安全保障と称する、軍事拡大を様々な手口を用いてやっている。上グラフが如実に物語っている。
(クリックすると大きくなります)
この国は財政破たんしている国である。財政の立て直しに、消費増税を国民に訴えた。好意的な国民でも、こんなに軍事費を増やすのかと驚くはずである。社会補償はどうなった。財政再建は何処に行った。
国会も始まったが、集団的自衛権容認のための関連法案が矢継ぎ早に出てくることであろう。あんなに騒がれたオスプレイを、5機も購入するようである。沖縄の予算は削られたが、辺野古基地の新設へのお金はたんまり用意している。
安倍政権はいよいよ馬脚を現した。