昨年11月末の参院予算委員会で、社民党の福島瑞穂党首が万博会場の問題に言及し、「万博建設現場でメタンガスが出ていますよね。どういう状況ですか」と質問すると、自見英子万博担当相は「会場を含めた夢洲の一部にメタンガスの発生を確認し、管理をおこなってきたと聞いている。今後工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに必要な対策をおこなう」と、ノーテンキな答弁をしていた。福島瑞穂は「メタンガスに火が付いたら爆発をします」と指摘していたが、一昨日このことが現実になった。
一昨事実、2億円と悪評の高いトイレ建設の現場で、メタンガスに溶接用のガスバーナーか火の粉が引火して、100平米がすっ飛んだ。それでも全体の5分のⅠになる面積である。幸い人的被害はなかった。
大阪万博は、巨額の建設費や参加国の不足などに工期の遅れなどで、安全管理が怠慢になった可能性はあるが、そうした問題ではない。計画がいかに杜撰でいい加減であるか、何か問題が起きると付け焼刃的な説明しかしない。
ここは巨大なゴミ捨て場である。それを将来の展望がないまま埋めたたたのである。メガ都市大阪のナマごみがたんまりと埋まっている。地盤沈下が激しく、夢洲と名付けたが売れもしなかった。大阪知事の橋下徹が府庁を持ってくるなどと言いだしたが、都構想とともに頓挫してしまった。
次に浮上したのがカジノ構想である。カジノ建設のために、国費を投入する手段として、以前から構想のあった万博誘致をかぶせたのが現在の姿である。
万博も付け焼刃、賭博場のカジノは違法行為といずれも反対意見が大きい。
これらは大阪維新の会の構想である。維新のやることは言葉が優先されて、結果が伴わないことが多い。
あちこちでガス抜きをしているとのことであるが、それでいて発生した事故である。想定外というのであろう。
確実に赤字になる大阪万博であるが、その跡に建設される、民法で禁止されている賭博場となるカジノ運営も赤字が予測される。
カジノはギャンブル依存症患者大量生産施設である。
維新の維新による維新のための万博です。
大阪万博は中止!
これしかない。