そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

こりゃ日本はやられっぱなしだ

2007-11-11 | ドーピング

韓国では、11日にソウル市で全国民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国進歩連帯などがFta呼び掛けた、「韓米自由貿易協定(FTA)阻止・非正社員撤廃・反戦平和に向けた汎国民行動の組織委員会」の国民行動総決起集会を開いた。

全国100万人行動を、銘うっていたがソウルで警察報道では2万人ほどの参加の、大きなデモであった。1昔前、否3昔前なら日本で良く見られた光景であるが、今の日本にそんな活力などありはしない。

警察が、集会禁止の通告をやっていたようで、かなりの衝突が行われてたようである。デモの横断幕には、韓米FTA反対、非正社員の撤廃、イラク派兵の撤退、露天弾圧の 中断、国家保安法廃止、青年失業者の解消など様々であった。

日本では、例えばFTA締結反対運動は、農協主導でどこかで政府と結びついているような気がしてならない。表面的には反対運動のようであっても、結局は締結することになりその見返りFta02に、涙金を一時的に農家にばらまく構図が、これまで何度も繰り返され来た。

現場の農民や労働者の生のこうしたデモや行動を、日本に見なくなって久しい。この国にはそうした活力がなくなってしまった。農民運動はお金貰いに終始し、労働運動はベースアップを餌に沈黙させられてきた。

それらの餌がなくなってしまい、農民も労働者も票で政治家にお返しができない状況になって、気がついたころには産業そのものの衰退が進んでしまっている。

長いものに巻かれて、やがて主要産業は本質的な活動能力が削がれ、国全体の活力がなくなって来たのでないか。農業は衰退し労働者は非正規雇用を中心に極端に賃金が抑えられて、史上最長の好景気の中にある。おかしいことに、声を上げられなくなった農民運動や労働運動にはどんな未来がるのだろうか。

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